露空軍が韓国に仕掛けた

皇紀2674年(平成26年)2月27日

 http://sankei.jp.msn.com/world/news/140204/kor140204……
 ▲産經新聞:露空軍機、韓国防空圏を飛行 国防省発表、1月末

 さらに昨日記事の続きになります。上記産經新聞社配信記事は、一月二十八日に露空軍の偵察機(ツポレフ95改良型機)が韓国の防空識別圏に侵入した際のものですが、朝鮮日報によりますと、露空軍の戦略核爆撃機二機が二十四日、島根県隠岐郡隠岐の島町竹島および蘇岩礁(離於島)付近に韓国が設定した防空識別圏に入りました。

 同時に、空中警戒管制機(アントーノフ50型機)一機も日本海上空を飛んでおり、忘れてならないのは、前回も今回もわが国の航空自衛隊戦闘機(F15型機)が緊急発進(スクランブル)していることです。韓国空軍だけが飛び出した話ではありません。

 しかし、露国のウラジーミル・プーチン大統領が韓国に対して仕掛けたのは間違いなく、その目的は、米韓軍事同盟への強い牽制と日米同盟に疑問を持たせることです。

 日露の経済(資源開発)関係強化と対中包囲網構想が進みつつある中、米国が韓国と北朝鮮を取り込んで、これを破談にさせようとしていますが、察知しているものと見られるプーチン大統領は、韓国の領土・領海に関する主張を嘲笑うことで、米韓の策略に対抗しています。

 ここに安倍晋三首相との打ち合わせがあったか否かは分かっていませんが、少なくとも露国の或る外交官は「日中韓の領土・領海問題には口を出さない方針」と述べていましたから、韓国の「反日」に呆れ始めたわが国への援護射撃ではなく、あくまで米国が北朝鮮に「日露は見るな」という横槍を入れたことに対する行動でしょう。

 ソチ冬季五輪大会の運営を巡って、韓国人がインターネット上で対露攻撃を始めたようですが、それと今回のことは全く関係がありません。それどころではないのです。

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