韓国主導対話に乗らぬ米中

皇紀2673年(平成25年)7月25日

 http://sankei.jp.msn.com/world/news/130722/kor130722……
 ▲産經新聞:韓国主導、乗らぬ米国・中国 3カ国の戦略対話

 いわゆる「日本外し」を目論んだ韓国は二十二日、米国と中共の「六カ国協議」各国代表級を招くつもりだった三カ国による「戦略対話」を、首都ソウルで開催しましたが、実際には米国から国務省のロバート・ラプソン朝鮮部長、中共からは陳海駐韓公使参事官と、両国から数人の民間人だけが出席して寂しく終わりました。

 米政府は現在、そもそも六カ国協議の担当特使すら任命しておらず、その役割をラプソン部長に代行させています。ですから、米国にとってはこれが韓国に対する精一杯の対応でした。

 しかし、すり寄ってくる韓国に対して中共の対応は冷淡そのものです。韓国が懸命に中共へ朝貢しても宗主国はあまり応えてくれないという構図が、早くも明らかになりました。

 もう一つ今回の対話の顛末ではっきりしたことは、米政府が韓国政府に強い不信感を抱いているということでしょう。先述の「精一杯」とは、その範疇で「せいぜい」という意味です。

 これまで私は、米韓の連携を米国が切ろうとしており、彼らは日朝交渉を一旦止めてまで北朝鮮の現体制崩壊に期待し、中共に任せることも視野に入れ、中韓の接近を見逃して中共の疲弊を待つ、という流れがあることを申しました。

 そのくせ米政府が安倍政権に向かって俗に言う「歴史認識」に於いて穏便に事を運ぶよう注文するのは、中韓が揃って奇天烈な軍事行動に出れば制御しきれないためであり、今のところはわが国に「まあまあ」と抑え、韓国には適当な人物を送って大した協力はしないのです。

 ところが、米国の思惑をいつも読めない韓国政府が突如「米中韓」の対話を持ち出したので、米韓間の隙間風は決定的になったと思われます。つまり、韓国が再び財政破綻のまま日米に見捨てられることが決まったと申して過言ではありません。中共も助けてはくれないでしょう。

 韓国がこのようなことになってしまったのは、全て李明博前大統領が島根県隠岐郡隠岐の島町竹島に不法侵入した時から始まりました。前にも申した通り、朴槿恵大統領はもはや暗殺を恐れて後戻り出来なくなっただけの人であり、堕ちていく韓国を救うことは出来ません。

 安倍政権は何一つ「無駄な配慮」を中韓にする必要はなく、占領憲法(日本国憲法)の無効さえ確認出来れば確かに太平洋防衛を共有する関係となれる米国に対し、事前の説明(根回し)を徹底すればよいだけです。私たちの意識も変えていきましょう。

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『韓国主導対話に乗らぬ米中』に1件のコメント

  1. miku:

    李 明博にしろ、パククネにしろ
    日本人の防衛意識を高め、愛国心を目覚めさせてくれた点で、
    感謝すべき大統領だと思います

    日本人にとっては「韓国の真実の姿を知らないこと」こそが
    最大のリスクでした
    友好の名のもとに金をせびられ続けてきたわけです

    中国韓国と付き合うメリットなど何もありません
    まさに時間とお金のムダです