選挙結果の正しい分析

皇紀2672年(平成24年)12月17日

 第四十六回衆議院議員総選挙の投開票が十六日、行なわれました。自由民主党が単独過半数を獲得し、政権交代を確実にしています。民主党の野田佳彦首相は辞任を表明しました。

 占領憲法(日本国憲法)下で初めて現職の内閣官房長官が落選するという珍事に加え、現職閣僚が次次と議席を失い、菅直人前首相も選挙区で落選しています。面白いほど予想通りでした。

 しかし、もはやそのようなことはどうでもよいのです。

 はっきり申しまして私は、日本維新の会の石原慎太郎代表(東京比例区名簿順位一位)と平沼赳夫院内総務(岡山三区)はもちろんのこと、近畿比例区において西村眞悟元防衛政務官(名簿順位二位)、三木圭恵元三田市議会議員(名簿順位三位)、三宅博元八尾市議会議員(名簿順位十三位)のお三方が当選してくれて本当によかったと思っています。

 ここで何度も大阪市の橋下徹市長らを政策で批判してきましたから、本当は決して比例区に「日本維新の会」とは書きたくありませんでしたが、彼らを国会に送り出すことが私たちの使命だと思っておりました。

 自民党の安倍晋三総裁が再びわが国の首相になります。これまたはっきり申し上げて極めて不安です。それでも(かつて別の方だが)漢字を読み間違えようが、滑舌が悪すぎて「取り戻す」が「トレモロス」にしか聞こえなかろうが、そのようなことは職責の資格とは何ら関係がなく、見事に日本国内閣総理大臣を務め上げていただく他ありません。

 安倍総裁がご立派だと思うのは、今回の選挙結果を「単なる民主党政権三年間の反動であり、自民党への積極的支持ではない。これからが勝負だ」と的確に言い切られたことでしょう。これに対し、橋下市長は「大阪からの改革が期待されている証拠」などと分析を誤りました。

 だから君が評価されたのではないよ、旧たちあがれ日本の政治家たちを国会に送り出すための装置として機能しただけなのだよ、と。

 私は安倍政権の再来を歓迎していませんでしたが、日本銀行問題も大いにおやりになるべきですし、私たちが「安倍さん、強く出てください」と明確にお願いすれば、彼は今度こそへこたれないのではないかという(淡いが)期待をしましょう。それが私たちの暮らしを変えるのです。

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『選挙結果の正しい分析』に5件のコメント

  1. 普通の日本人:

    旧たちあがれ日本のメンバーが当選して下さり何よりの話です。一国会議員が日本国憲法無効宣言を公開して記者会見で発表すべきであります。多数決も不要です。石原慎太郎議員あなたがすべきです。これを行い、命を全うすれば、もう悔いは無いでしょう。是非ともお待ち申し上げます。

  2. みつ:

    次こそ遠藤さんも立候補して下さい。絶対に応援します。旧たちあがれ日本のメンバーをもっと増やさなくちゃいけないし日本国憲法無効宣言の議員数がまだまだ足りないでしょ。お願いします。

  3. ほらえもん:

    どうせパーフェクトワールドなどないのがこの世界。

    出ている駒の中でいまの日本にとって一番よい駒に投票するのが筋だ。

    まともさと実行可能性でいま一番なのは安倍だ。

    他にできるやつがいたら言ってみろ。お前のお花畑の頭で期待する政権は一体どういう布陣の政権なのか?ついでに、その政権の実現可能性を適当でもいいですよ。ら数字で言ってみろ。

  4. 遠藤健太郎:

    ほらえもん様

     文末に安倍政権への期待を申しましたが、何かお気に触られましたか。だとすれば誠に申し訳ございません。
     突然「お前のお花畑の頭」などと乱暴な書き込みをなさる前に、もう一度私の淡い想いを読み取っていただければ幸いでしたが、私の稚拙な文章では私のほうにも非があったと思います。何卒お許しくださいませ。

  5. 情報屋:

    コメントをこちらにもさせてもらっておこう

    これだよこれ
    ほんと手のつけられないアホの書き込みに脊髄反射する保守系バカブロガーとはまるっきり一線画した遠藤の政治家ぶり

    私の稚拙な文章では私のほうにも非があったなんて
    誰もおもわねぇよ

    憲法無効の新党立ち上げに裏で奔走した遠藤が自民にも勝たせようと手を広げた艱難辛苦のあとがこの内容だ
    世間のバカには分かるまい
    安倍の正体を知りながら安倍に期待する者の声を生かそうとしてるんだろうな

    しかしだ
    それは難しいというもんだ
    あなたが自分で国会に乗りこんでいかない限りな