日本大使の車襲撃した犯人

皇紀2672年(平成24年)8月28日

 http://www.jiji.com/jc/c?g=soc_30&k=2012082700830
 ▲時事通信:丹羽大使の公用車を襲撃=男が日の丸奪い去る、けが人なし-尖閣対応に不満か・北京

 在北京の丹羽宇一郎大使と山崎和之公使を乗せた公用車が二十七日午後、北京市内の幹線道路「東四環路」上で二台の高級外車に突然強制的に停止させられ、車両前方に取りつけていた日本国旗が奪われるなど襲撃されました。

 丹羽大使と言えば、東京都の石原慎太郎知事による「占領憲法は無効」に始まった「沖縄県石垣市尖閣諸島を都で購入してでも守る」という方針に対し、まるで中共政府側に立つかのごとく反対の認識を示し、平林博元駐仏大使をはじめ多くの非難を浴びて本年十月に外務省の西宮伸一審議官への交代が決まっていた人物です。

 私も日中で商業的利害を有しているような人物が駐北京大使になることを就任前から批判、民主党政権の珍妙な人事に反対していましたが、中共人は国内報道で丹羽大使のいわゆる「屈中発言」を知っているにもかかわらずそれでも襲撃の対象としたのでしょうか。

 まず、北京は極度に「反日」「反体制」運動が扇動されないよう規制管理されてきた首都であり、そこで日本大使の公用車を計画的に狙った節があることから、少なくとも「そのへんの活動家」の仕業ではないと考えられます。

 秋の共産党大会を目前に控え、インターネット上で対日強硬論を扇動し外交部を非難する書き込みを率先して行なっているのと同じように人民解放軍の一部勢力による犯行の可能性を疑うべきです。

 今後発表されるであろう中共捜査当局による報告はまったくあてになりません。たとえ名も知らぬ活動家のような男性(身代わり犯はすでに用意されているだろう)が「犯人だった」と公開されようとも、この可能性は否定できないのです。

 高級外車を貸したのはどの勢力か、実行を名乗り出たのは何者だったか、日本大使の予定を漏らした、またその情報を流してもらったのは誰なのか、真相を知れば知るほど日本政府ではなく胡錦濤現体制が震え上がることでしょう。

 私たちはこれほど体制がほころびだらけである中共に何の遠慮をしているのでしょうか。二十三日記事で指摘したように人民解放軍の暴走は十分にありえますが、本物の憲法(大日本帝國憲法)を取り戻して自立し、米軍に占領されているのではなく米軍と共闘できればいくらでも対処できるのです。米中経済の推移を見極めながら戦略を立てるにしても、交戦権を有して兵站を置いていれば米国政府の注文どおりに服従する必要はまったくありません。そもそも国防総省や中央情報局は財務省や国務省と互いに違う動きをすることがあるのです。

 丹羽大使は「屈中」でも襲撃されました。一貫して日中対立を煽る目的の彼らにもはやそのような言動は通じないのです。私が十六日記事で「中共も駐在日本人に危害を加えるかもしれません」と警告した通りになりました。目下韓国旅行は予約破棄が相次いでいるそうですが、むろん渡中も当分やめるべきです。わが国企業は駐在員に対し、できれば今すぐ帰国の指示を出してあげてください。

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『日本大使の車襲撃した犯人』に1件のコメント

  1. allco:

    台湾語が訳せたら面白いかも知れない。
    歴史編

    http://tw.myblog.yahoo.com/jw!ARR7CzOBSEbGZjQIIAbtkQ–/article?mid=1582&sc=1

    給想踢館的網友:

    爭議主題本來就會引來許多看法不同的網友叫陣,我盡可能給大家發言的空間。可是如果你連主文都沒看完就直接轉貼文章來反駁,我覺得這對我很不尊重。所以再盲目轉貼跟帖,我只好刪文處理,這裡先跟大家道歉。至於要罵我的請便~不過一則為限。 2010/9/16 公告

    9/22補充:歡迎轉載使用圖文,不過如果直接複製外連,圖片可能打不開,所以請下圖自行上傳貼圖網。