大阪維新が公明と選挙協力

皇紀2672年(平成24年)2月20日

 http://sankei.jp.msn.com/politics/news/120218/stt120218……
 ▲産経新聞:維新と公明「関西6選挙区で協力確認」 橋下、白浜両氏が会談

 大阪維新の会と(創価学会=)公明党の協力体制が着々と整いつつあるという情報は、すでに先月中旬にほぼ間違いのないものとしてありましたが、ついに選挙区単位の調整で合意に達したようです。

 産経新聞社記事の指摘通り、橋下徹市長は市議会を掌握するために公明党の議席が必要であり、公明党は失った大阪府下の衆議院の議席をいわゆる「橋下人気」にあやかって奪還したいため、両者は最初から接近していました。

 大きな目的を達成させるには、時に方法を選り好みしていられないことがあります。しかし、そこには結果とは別に必ず「越えてはならない一線」が存在するため、行動からその者、或いはその集団の規範や信念が見えるものです。

 すなわち、大阪維新の会にとって創価学会は「気を許してもよい相手」であり、「超えてはならない一線のはるか手前にある組織」ということになります。「はるか手前」になければ、選挙協力にまでは至りません。

 かつてこの「一線」すら日本共産党に対して以外にはそもそもなかった自民党が、同じ手を使って政権を奪還しました。そして、再び政権の座から転げ落ちたのです。もう二度と「自公政権」はごめんですし、仮にも「民公政権」は最悪の展開といえましょう。

 なぜ少しは「真っ当な国史観」を探求し、公務員の破壊活動(テロリズム)への傾倒を阻止しようとしているように見える橋下市長らが、その取り組みを妨害するに違いない創価学会と手を組むのか、政治信念以外の何かが強烈に作用しているとしか考えられません。

 私は彼らの極めて怪しい人脈から、その理由と今後の主張や展開がわかると指摘してきました。大阪維新の会の化けの皮が公然とはがれてから「だまされた」と叫ばなくてもよいように、皆様にはもう少し冷静であっていただきたいと存じます。

スポンサードリンク

Comments are closed.