天皇陛下の御回復を祈って

皇紀2672年(平成24年)2月18日

 天皇陛下は本日午前九時半ごろより、東京大学医学部付属病院で、心臓の冠動脈迂回手術を受けられます。手術の成功と、陛下の御回復を心より祈念しております。

 あまり大学医学部の内部事情のようなことを書くつもりはありませんが、皆様もご存知のとおり、今回執刀するのは順天堂大学医学部心臓血管外科の天野篤教授(日本大学医学部卒業)らです。

 まず最初に申したいのは、天野教授のような医師を指して「神の手」などと表現するメディアがありますが、これは私たちの医療に対する誤解や無知の拡大を招くもので、まったく適当ではありません。「神の手」を持つ医師などどこにもいないのです。

 その上で、天野教授が冠動脈迂回手術で多くの実績を有しているのはわかっています。また、同手術に平均五時間はかかるのもわかっていますが、実際は術前の麻酔に一時間、術後の心電図などに一時間、計七時間かかることに対し、陛下の御年齢と特に最近の御体力を十二分に考慮して手術計画が組まれたのか、気がかりでなりません。

 これ以上は申しませんが、陛下の御体力をいたずらに奪わないよう、最善の努力がなされることを、一臣民として強く希望します。そして最後に、皇室医務それ自体に不信と疑問を呈し、このことはまた日を改めて提起させてください。今はただ祈りましょう。

スポンサードリンク

『天皇陛下の御回復を祈って』に1件のコメント

  1. matu:

    陛下のご回復を心より祈念いたします
    すめらみこといやさか