小野田議員を叩くのは筋違い

皇紀2684年(令和6年)9月15日

「その程度の人物でしたか」“保守のマドンナ” 小野田紀美議員が総裁選めぐり大炎上…公明連立批判から一転、守旧派の烙印

 総裁選をめぐり、自民党の小野田紀美参議院議員のXアカウントが炎上している。「9月12日、小野田議員は《岡山県選出の国会議員は全員、加藤勝信候補の推薦人となっており(総裁選選挙管理委員長の逢沢議員を除く)、その中に私も…

(FLASH|光文社)

 報道権力の末端とは言え、自民党総裁選挙をめぐって高市早苗経済安全保障担当相のみならず、いよいよ参議院の小野田紀美外交防衛委員長をも攻撃対象に据えた週刊誌。そこに書かれたことは、果たして真実でしょうか。

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 小野田委員長(岡山選挙区)が自身の選挙戦に於いて、加藤勝信元内閣官房長官(岡山五区)の度重なる激励を受けてきたことは、例えば令和四年六月二十七日のツイート(ポスト)を見ても分かる通りで、まず政治家が「忘恩の輩」では、私たち国民も到底安心して諸事を任せられません。

 加藤元長官が立候補を決めた限りは、高市担当相が早早に手堅く推薦人を集めたのを確認し、定めし小野田委員長が「恩を返すべき先輩」のために名義を貸したのでしょう。政界でたくましく生き抜くには、こうしたことも必要です。

 そして、九名もの立候補者で争う以上、恐らく上位二名の決選投票に持ち込まれるであろうことから、その際には、高市担当相支持にまわる算段に違いありません。残念ながら加藤元長官が勝つ見込みは、ほとんどないからです。

 小野田委員長についてよく思い出してほしいのは、出生地である米国との二重国籍問題が起きた時、ちょうど立憲民主党(当時は民進党)の謝蓮舫参議院議員の国籍不明問題を突こうとした自民党内から「小野田議員のせいで言いにくくなった」「議員を辞めろ」などという声が上がったような報道がありましたが、小野田委員長は、のちに米国籍喪失証明書を自ら公開し、一切の対応を拒んで私たち国民の激しい怒りを買った謝氏を徹底批判してみせました。

 この胆力は見事なもので、自民党は大いに助かったはずです。創価学会=公明党の支援を「不要」と断じて選挙戦に臨み、勝利した小野田委員長は、これまで政策研究の柔軟性を残しつつも、政治家として言行不一致の罪を犯したことがありません。

 そのような小野田委員長を「よく見てきた」支持者であれば、光文社記事が書いたような軽率な批判の声を上げるでしょうか。これはきっと、日ごろから報道権力がひどく好んで「隙あらば」と狙う保守分断工作に違いない、と。

 今回の件で、有村治子参議院議員が十三日のツイート(ポスト)で小野田委員長の胸の内を慮りつつ、政治家としての心得を述べています。そこに綴られたことは、私も全く同様に思います。

 目下の報道では、党員票で石破茂元内閣府特命(地方創生できなかった)担当相と高市担当相の一騎打ち、議員票で小泉進次郎元環境相と石破氏の一騎打ちの様相を呈し、結局は「小泉内閣の誕生」を予測するものが多数です。果たして本当でしょうか。

 議員は、来たる衆議院議員解散総選挙を睨み、小泉氏であれば「自分も生き残れる」と計算しているかもしれませんが、警告しておきます。小泉氏や石破氏が首相になればわが国はおしまいであり、自民党の岩盤支持層が許すわけなどありません。

 その程度の行動では「落選する」と思ってください。議員が大切にすべき岩盤支持層は、高市担当相を求めています

 それを肝に銘ずるように。

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『小野田議員を叩くのは筋違い』に4件のコメント

  1. 波那:

    自民党が存続して行く為には未来に繋ぐ将来有望な若手議員を育てる事も大事なのに、何で高市さん側に付かないなら、みんな敵なのでしょうか。その意味では吉田真次さんのような若手に嘱望されている小林議員ってどんな人なのかも総裁選を通して見てみたらいいと思いました。もう私達には安倍さんは居ないんですから。トランプさんは慧眼な人で人を見抜いてしまう人です。茂木や林、石破、河野、上川、進次郎では見下されるだけでしょう。情けなくなります。

  2. 寺島 孝:

    遠藤健太郎様

    いつも貴重なお話を有難うございます。

    有村治子議員の盟友を思い遣る心根、思っても自分からは言えないそういう小野田議員の気持ちを慮ってのブログ、胸に刺さりました。

    ところで、世界は女性の時代だなどとマスコミは煽ります。日本は女性の社会進出が遅れていると。でもほとんどのママは好きで外に働きに行ってるのではない。残念ながら旦那の給料だけでは思った生活が維持できないからです。
    勿論出たい女性もおいでで、そういう女性は出ればいいと思いますが、多くの女性はそうではない。
    それが現実だかと思います。

    しかし、男性がなんか弱々しくなっているのも現実かと。尤も、男性が前面に出ざるを得ない、そういう社会状況は望ましいものか。戦争となれば男性が前面にでて、戦う、女子ども老人を守らなくてはいけないからです。それ、いいのか?とも思います。

    高市早苗、有村治子、小野田紀美、3氏には活躍して欲しいと思います。

    遠藤様の今朝のブログ、いつも送る仲間30人ほどに送付させていただきます。

    寺島孝 (千葉市在中、会社員、73歳)

  3. ナポレオン・ソロ:

    40915―3 小野田紀美議員の加藤総裁候補の推薦人への参加は領海です
    今日は ソロです。
     ブログ主様が指摘する迄も無く、マスコミは「真実を伝える社会の公器」等では既に無く、 保守層に少しでも亀裂の原因のネタになりそうな事案が有れば、必要以上に騒いで見せて、其れがh原因で、現実が破綻したりしたら手柄顔をする自分の低モラルを見せびらかすのが、この業界がア、失った大きなもの、つまり、良識です。

    成程「売れたたら勝ち」なのは、知品主義社会の謂わば当たり前に話なので、判らないでもありませんが、せめて、大人の対応が出来ないものか、是は者蓮舫の国籍不明量を追求していた自民党の議員が、小野田さんも生まれが米国だから、2重国籍の疑いが有るから、小野田議員に銀辞職を迫ったと言う話しの自民党議員にも言える話だと思います。

    此の週刊誌のクズ記者と、全く同じレベルの低いモラルの持ち主だと言う他は有りませんね。此れも謂わば、日本の伝統は個人の自己実現が全てではなく、棟で扶け合いって、以て、自分達の愛する故郷を護って行く事になるのは、災害大国日本ならではの共通認識だと私は思います。 之が解って居ない「おっちょこちょい」が残念年乍、居るのが現実ですね。

    まぁ小野田さんの離反に見える加藤勝信候補支持も、20人の推薦人を集めないと、候補者に残れないと言う「きまり」が有るからなので、致し方無いが、斯う言う手が使えなかった青山さんは結局残れませんでしたね。 地盤を持つのが総裁候補の基本なので、端から無理だろうと思っていたので、引き際が大事だと言ったのです。

    総裁選はCIA 支配が咋なマスコミが、小石川の裡今回が最後になるだろう石破を持ち上げ、将来のホ-プかの様に小泉進次郎を表で目立つようにしているが、どちらも、現実的ではない、もし本気で担ぐ気が有れば、外相・防衛大臣も歴任した河野太郎を担ぎますね。明らかに過去と未来の2人を称揚しているのは今回は勝が気が無いとみるべきです。

    なので、興味は高市総裁が どのような組閣をするかあがが、今後の終点になりますが、その為には11月6日の大統領選挙の確定した結果を観なくては何も語れません。高市陣営は、世界戦略を意識して組閣を行わねばならないのですから、従来よりも、府かくて緻密な情報収集が必用でしょうね。

    参考にすべきは勿論トランプ大統領に成った時の安倍さんの組閣と、外交方針を逸早くトランプチ-ムに届ける事でしょう。 勿論、小野田外相も有りと、思っています、誰に限らず、穎川力がネィティブ並みナノは、必須になりつつありますからね。

  4. きよしこ:

    総裁選に出馬する各候補者の推薦人一覧のような資料をザッと眺めていて思ったのですが、本当に「石破がダントツ人気」と思っている自民党関係者はどれほどいるのでしょうか?小野田議員が高市候補が早々に推薦人を確保したことを受けて加藤勝信氏(←個人的に「推せる」一人)に着いたように、党全体で「一人でも多くの人間に20人の推薦人を付け、候補者の数をとにかく増やそう」という合図でも出ているのかもしれません。それが相対的に(もともと致命的に世間の関心が低い)立憲民主党の代表選の存在感を薄くするのであれば正解でしょう。つまり現時点で立憲の次期選挙での議席増は見込めないわけですから、あとは自民党が正しい総裁を選出するだけです。私は決してアンチ小泉ではありませんが、年齢的にも政策面においてももっと議席を増やせる候補がいるわけですから、わざわざ岩盤支持層を手離す必要などないはずです。「選挙で勝てる総裁が正しい」のではなく、「正しい総裁を選べば選挙で勝てる」のです。それが理系できないならば落選していただいて結構です。どうせ議員でいても役に立たないのですから。

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