おい中国!他人の庭で何を

皇紀2684年(令和6年)2月5日

中国、民間機航路を台湾寄りに変更 中間線形骸化狙い圧力

中国の航空当局は30日、台湾海峡の暗黙の「休戦ライン」である中間線に沿うように設定された民間機の航路について、より台湾寄りを飛行するように運用を変更すると発表…

(産經新聞社)

日本EEZ内に中国ブイ漂流、中国大使館に抗議…回収して調査することも検討:写真

【読売新聞】 東シナ海の日本の排他的経済水域(EEZ)内で漂流しているブイが見つかり、海上保安庁は1日、近くを航行する船舶から夜間も見えるように発光体を取り付けた。ブイには「中国海洋監測QF223」と記されており、政府はブイの分析を

(讀賣新聞社)

 まず、初めの産經新聞社記事は、共同通信社からの提供であり、この中の「台湾海峡の暗黙の『休戦ライン』である中間線」という書き方が「いかにも共同」なのです。産經はなぜ、このような駄文をそのままもらい受けたのでしょうか。

 共同は、本当は「国交回復を間違えた中共」の言い分に沿う、つまりわが国政府の公式見解(国交のあるほう)に則ったつもりでしょうが、本来は台中国境線です。その意味では、共同ではなく田中角栄政権の間違いでした。

 とにかく中共は、台湾の内側へどんどん浸食を始めています。台湾人の多くがいわゆる「台湾有事」なんぞ望んでいない、そもそも自国が戦火に焼かれるのを望む国民などいないのをいいことに、平然と他人の家に土足で上がり込んでいるのです。

 これに対し、自民党の麻生太郎副総裁に「おばさん」と言われたとか何とかの上川陽子外相が「(台中が)話し合いで解決を」などと生ぬるいことしか言わないのも、台湾の置かれている現状を他人事にしてしまう外務省の姿勢そのものでした。

 そこで二つ目の讀賣新聞社記事に移りましょう。旧年九月二十五日記事以来、わが国として適切な対応を求めてきた中共の浮遊障壁(海上ブイ)の件です。

 同じ被害を受けたフィリピン(比国)政府が毅然と撤去に動いた一方で、わが国政府は中共に、つまり犯人に「撤去して」と依頼する滑稽を演じてきました。犯罪者の中共が応じるはずなどありません。

 これはおかしい、と。海上保安庁に「撤去して」と指示を出すしかない事件でしょう、と。私が各所に言い続けてきたのは、これに尽きます。言ってやってくださいよ、と。

 ところが、中共外交部が二日、記者会見で「長江河口付近の海域に設置していたもので、技術上の故障が発生して漂流した」と認めたのです。讀賣記事(一日付)と日付が前後しているのですが、実は「回収して調査」という言葉は、中共が自ら「故障したもの(もはや要らないゴミ)」と認めるのを確認しての政府見解にすぎませんでした。

 この事実は、広く情報共有してください。本当にふざけきっていると思います。

 どこまで中共に配慮しなければいけないのですか。岸田文雄元外相は首相になって、林芳正(リン・ファンヂャン)前外相を内閣官房長官にまでし、どこまで屈中外交をやるつもりですか。

 故障した中共の汚物を、中共の代わりに回収して故障原因でも調べてあげるつもりなら、自民党政治資金パーティー問題が都合よく騒ぎになって内閣延命を果たした岸田首相は、一月に入って沖縄県石垣市尖閣諸島上空を飛行する海上自衛隊機に対し、共産党人民解放軍海軍の補完組織である海警局の武装船が「直ちに退去しなさい」などと違法な発言を繰り返し始めたことにも、正しく対処できないに違いありません。

 実際、外務省が抗議したことを長らく公表しなかったため、絶対にしてはならない「配慮」を既にしてしまっているのです。

 私たち国民は、私たちの庭で違法行為を繰り返す中共を、決して許してはなりません。「中共が退去しなさい」と強く警告を発するよう、政府に求めましょう。

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