皇紀2680年(令和2年)4月1日
西国王フェリペ六世陛下の御親戚に当たるマリア・テレサ・デ・ブルボン=パルマ殿下(マリア・テレサ王女)が新型コロナウイルス(武漢肺炎、またはチャイナ・ウイルス)の感染により三月二十六日、仏国の首都パリ市で亡くなられました。お悔やみ申し上げます。
まさか「赤い王女」とまで呼ばれた異端の社会主義者が中共湖北省武漢市に端を発した新型肺炎ウイルスに殺されるとは、何という巡り合わせでしょうか。
ところで、韓国のネイバーが親玉のLINEは昨日、わが国の利用者約八千三百万人を対象に、厚生労働省が共謀して武漢肺炎に関する調査を開始しました。
奴らは、たわいのないアンケートのようなものを送信したのですが、性別や郵便番号を入力する項目もあり、そもそもこんなアプリケーションを利用している時点でアウトとはいえ、日本人の個人情報を韓国国家情報院に盗み見られるかと思うだけで著しい気持ち悪さを禁じ得ません。何も答えず非表示にしてしまうのが望ましいでしょう。
護衛艦と漁船の衝突で中国側が「懸念」表明 「中国近海、安全に影響」
東シナ海の公海上で海上自衛隊の護衛艦「しまかぜ」と中国籍の漁船が衝突した事故で、中国外務省の華春瑩(か・しゅんえい)報道官は31日、日本側に懸念を表明したことを明らかにした。事故が発生した海域は浙江省沖の「中国の近海」であり、「自衛隊の艦艇が関係海域で活動し、中国船舶の航行の安全に影響を与えた」としている。(北京 西見由章)
(産經新聞社)
さて、LINEのデータは、中共広東省深圳市のテンセント(微信などのアプリを運営)にも流されたことがあるという話ですが、東支那海上で中共の漁船がわが国海上自衛隊護衛艦にぶつかってくるとは、何ごとでしょうか。
かつて沖縄県石垣市尖閣諸島沖で海上保安庁巡視船に体当たりしてきたのとはわけが違いますが、鹿児島県屋久島の西ですから、浙江省沖を強調して中共側に抗議されるがままにしてはいけません。多少「酷いな」と思っても「中共の漁船がチョロチョロするな、莫迦たれが」と上からいわねばならない相手なのです。
沖縄県近海を共産党人民解放軍海軍艦が頻繁にウロウロし始めた昨今、中共にガタガタいわれる筋合いはありません。一切の遠慮は無用です。
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皇紀2680年(令和2年)3月31日
昨日午前に駆け巡った志村けんさんの訃報は、新型コロナウイルス(武漢肺炎、またはチャイナ・ウイルス)が本当に恐ろしいものであることを私たち国民に思い知らせました。
私がさんざん「国を封鎖すべき(外国人を入れるな、日本人を出すな)」といっていたころ、一部で「不安を煽るな」「実はたいしたことがない」などと呼び掛ける人がいましたし、政府もその調子でしたが、初期症状を発症してから四日間は様子を見てからPCR検査の是非を、なんてなことをいっているうちに重症化して帰って来られなくなることが分かりました。のちに変更された「高齢者は二日で検査を」という呼び掛けは、全く知られていませんでした。
そして、感染者はご家族に見舞われることなく、ご遺体となっても会わせてもらえず、非透過性納体袋に入れられ、そのまま火葬され、骨さえも拾ってもらえないのです。残されたご家族は、もれなくこのような思いをさせられます。
志村さんは、十六日にフジテレビ(港区台場)の楽屋で番組の打ち合わせがあるまでお仕事をされていました。倦怠感をおぼえたのが十七日、発熱と呼吸困難が十九日、二十日に訪問診療を受けて港区内の病院へ搬送され、PCR検査で陽性と判明したのが二十三日です。
国立国際医療研究センター(新宿区戸山)へ運ばれたのが二十四日で、二十九日午後十一時過ぎにはもう、亡くなられました。改めて衷心よりお悔やみを申し上げます。
少なくとも十九日にPCR検査を受けて治療に入っていれば、或いは助かったかもしれません。かえすがえすも漫然と構えてきた厚生労働省を始め、事態の深刻さを解さなかった(中共と東京五輪を優先した)首相官邸の責任は極めて重いのです。
志村さんといえば、さまざまなキャラクターを演じた一流の喜劇役者でしたが、桜田淳子さんや研ナオコさん、いしのようこさんらと演じた夫婦コント、柄本明さんとの芸者コント、ことのほか退院を嫌がって病室内で商売をする老婆のコントは秀逸でした。
昭和五十年代の番組(「ドリフ大爆笑」のもしもシリーズではなかったかと)にして現在の世相を見透かしたその内容は、わが国の医療制度や独居老人の孤独死問題、年金問題を全て提起するものだったのです。
また、政治家(当時の中曽根康弘首相をもじった小曽根康弘首相役の志村さんと、安倍晋太郎外相をもじった安倍金太郎外相役の加藤茶さん)が衆議院本会議の長い経済・財政演説に「好かんな、こういう話はな」と居眠りをするコント(動画)は、現在ほとんど見られなくなった政治風刺であり、ただの活動家みたいな(予算や法律には関心がない)政治家をスバリいい当てていたのです。
そんな安倍内閣は、なぜ昨日あれほど菅義偉官房長官が緊急事態宣言布告の可能性を強く否定したのでしょうか。間違いなくその準備に入っていたのに。と申しますか、三十日に出回ったという「デマメール」は、まさか二十七日記事で「都市封鎖をするつもり」「宣言を布告する用意がある」、二十八日記事に「宣言が出る(予定)」と書いたからではあるまいな。いや、ほかのどなたかも同じ情報を官邸から得ていたのでしょうね。得ていましたよね?(誰にいっているんだろう……出た! 姐さんのオトボケ大作戦)
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皇紀2680年(令和2年)3月30日
政府の景気判断、6年9カ月ぶり「回復」削除(写真=共同)
政府は26日にまとめた3月の月例経済報告で、景気は「新型コロナウイルス感染症の影響により、足元で大幅に下押しされており、厳しい状況にある」との判断を示した。6年9カ月ぶりに「回復」の文言を削除した。
(日本經濟新聞 電子版)
当然のことですが、未曽有の経済危機と申してよい状況に、消費税率の引き下げだけは何としても検討課題にさえ上げない財務省が了承する給付金は、果たして困窮した国民を救えるでしょうか。昨日も申しましたが、未だ休業補償の中身すら発表できないでいるのが私たちの政府なのです。
そのような中、朝鮮労働党人民軍(北朝鮮)が今月四度目の弾道弾発射に及びました。世界が新型コロナウイルス(武漢肺炎、またはチャイナ・ウイルス)の感染爆発(パンデミック)で混乱しているのをよそに、この好戦的な態度が意味するものは何でしょうか。
北朝鮮とて、本当に「感染者ゼロ」のわけがありません。しかし、中共の共産党のように、或いはそれ以上に強権的な独裁体制ですから、感染者をすぐに隔離して人民の行動を統制できるゆえ、ともすれば感染拡大を抑制できている可能性はあります。
彼らにしてみれば感染源の中共はともかく、わが国や米国、韓国のパンデミックは嘲笑の対象であり、その隙を狙わずにはいられないのかもしれません。明らかに「混乱に乗じて」いるのであり、北朝鮮の存在をアピールしているのでしょう。
そして、感染源の中共がしたことは、自国のパンデミックを(公には認めずとも)確認して世界を混乱の淵に堕とし、他国を巻き添えにして自国の疲弊を際立たせないようにするという悪質極まりないものでした。
現行憲法(占領憲法)下のわが国は、先述のように「金庫番」が大きな権力を有し、政府の政策を決定します。それでは政治はできません。他国のような思い切った経済対策も、そもそも北朝鮮の起こした拉致事件や核・弾道弾問題に対しても、中共の数数の暴虐に対しても、わが国は何もできないでいます。
これでようやく、はるか以前から申してきた「安倍晋三首相はやっているふりが巧い」の意味がようやくお判りいただけたでしょうか。安倍首相を責めるというより、いざとなると国家安全保障に強いという印象を与えてきた安倍首相ですら何もできない国であることを、私たち国民が思い知る時が来ているのです。
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皇紀2680年(令和2年)3月29日
中共湖北省武漢市の中心に位置する科学院武漢国家生物安全実験室(武漢病毒研究所)から拡散された新型コロナウイルス(武漢肺炎、またはチャイナ・ウイルス)により深刻を極める経済危機に対応するため、世界各国が何らかの思い切った対策を発表しています。
英国のボリス・ジョンソン首相も、とうとう武漢肺炎ウイルスに感染してしまいました。先月まで「亜州の黄色い猿どもが」と鼻をくくっていた欧州各国は、今や阿鼻叫喚の地獄絵図と化し、米国も完全に感染爆発(パンデミック)を起こしています。
来月いっぱいは少なくとも経済活動がままならない、となりますと世界恐慌も見えてくるのです。そこで、主要国の主な経済対策を列挙してみます。
英国 休業補償 賃金の八割
仏国 休業補償 賃金の全額
独国 中小企業への給付、債務保証
伊国 現金給付 三十万円超
西国 休業補償 賃金の全額
米国 現金給付 約十三万円
加州 現金給付 約十五万円
香港 現金給付 約十四万円
韓国 現金給付 約九万円弱
日本 商品券(肉だの魚だの)←未だ政府・与党内で検討中
金額だけをいうのではありません。わが国は他国よりも優れた医療制度(国民皆保険制度)があり、治療に係る費用を(保険料は支払っているが)抑えられることを考慮に入れても、各国の迅速な決定に対して未だ検討中であることが問題なのです。
昨日の安倍晋三首相の記者会見は、一体何のために開かれたのでしょう。全く具体的な策を発表できずに終わりました。少なくとも対策費の総額が約五十六兆円を超えるであろうことは何となく分かりましたが、パンデミック後発の欧米各国よりも対策を決めるのが遅いなんて、もはやまともな先進国の体をなしていません。
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皇紀2680年(令和2年)3月28日
中共への渡航に制限を設けた時もそうでしたが、わが国政府のすることは、私たち国民の安全よりも「或る政治目標」のためにすべきことをせず、そして或る日、その目標が頓挫した途端「もういいわ」とばかりに「すべきだったこと」を慌ててし出すから手遅れになるのです。
中共人の入国拒否は、習近平国家主席の訪日延期とともに遅ればせながら拡大し、私たち国民の感染確認と行動自粛は、夏季五輪東京大会(東京五輪)の開催延期とともに(これまでのダラダラとした自粛から急に強い要請を伴う自粛へ、感染者の急な増加へと)開き直ったがごとく始まりました。
今さらにして感染爆発(パンデミック)が起き始めたのではなく、わが国はもうとっくにパンデミック状態に陥っていたのであり、東京五輪の今夏開催を目指していたころは、何が何でも感染者を少なく見積もり、主に欧州で始まった都市封鎖のような真似はしないと決めていたのでしょう。
最近盛んに使われる「オーバーシュート」という言葉は、本来金融用語(相場などの行き過ぎた価格変動の意)であり、決して「爆発的感染拡大」などという意味ではありません。それをいうなら、かつて米映画のタイトルにもなった「アウトブレイク」という言葉を用いればよいのであり、この期に及んでまだなお実態隠し目的で持ち出されたとしか思えないのです。
東京都も大阪市も、若者からお年寄りまでパンデミックを起こしています。もうはっきりそういうべきです。私もあなたも、恐らく既に感染してしまっています。症状が出ていないとすれば、新型コロナウイルス(武漢肺炎、またはチャイナ・ウイルス)のもつ特性でしょう。いつ出るか分かりませんよ。
くどいようですが最も早い段階で「国封鎖」をすべきでした。島国であるわが日本は、それでかなり救われたはずです。中共や韓国のみならず欧米からもたくさんの人びとが流入し続けたわが国で、パンデミックを免れたわけがありません。
本当に、私自身もう駄目だと思っています。いつ発症して死亡するかもしれないという実感しかありません。この大都市で、外国人観光客だらけの雑踏をかき分けて出勤し続けた日日を思い返し、死が目の前に迫っているかもしれない、と。もう十代や二十代ではありませんから。
私の親しい「反安倍」を叩いてきた某新聞社記者は、いよいよ「安倍晋三首相の無能ぶりが際立ってきた。もう安倍内閣は完全にアウトだ」といっています。首相官邸の動きから、明らかに「何もコントロールできていない」というのです。
国家安全保障に弱い内閣こそもう駄目です。今さら政府として緊急事態宣言を布告する(予定)だなんて、国民の生命より東京五輪開催のほうが大事だったといわれても反論はできませんよ、安倍首相。
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