静岡県知事を解職にできる
六日記事で、静岡県の川勝平太知事について「前回選挙より既に二年が経過したため、地方自治法に基づき、川勝氏に対する解職請求(リコール)」を提案しました。
かつて川勝氏に暴言を吐かれた議員もいる静岡県議会の自民改革会議は十二日、知事不信任決議案を提出しましたが、可決に必要な出席議員の四分の三にたった一票足りず、賛成五十票、反対十八票で否決されてしまったのです。
実は、この結果は予想された最悪の事態でした。川勝氏とズブズブの「ふじのくに県民クラブ」が十八議席(選挙後に取り込んだ者を含む)を有しており、無所属議員の全員もが賛成に回りましたが、ここをどうしても突き崩せなかったのです。
川勝氏とふじのくにの背後には、優れた軽自動車の生産で知られるスズキの労働組合があります。度重なる不祥事でも当選してしまう川勝氏の票は、本拠のスズキが握っており、特に田口章議員(浜松市西区選出)は、ススギ労組の顧問です。
四月の県議選で、このわずか十八名の議員を撲滅できなかった以上、不信任決議を通すことは難しかったと言わざるをえません。だから県民の力でリコールするしかないのです。
県民が選挙で選んだ結果は、圧倒的多数の五十名に表れています。直ちに川勝氏を引きずり降ろさなければ、わが国のリニアモーターカーは、川勝氏らによる破壊工作が続いて中共に敗れるのです。
リコールを県内から起こすべく動きます。
そこでもう一つ、地方議会の危険な兆候について取り上げましょう。六月二十八日記事でも大阪府泉南市議会の添田詩織議員に言及しましたが、「さすがは大阪地方裁判所」といった不当判決にやられてしまいました。大阪地裁にまともな司法の機能を求めても無駄です。
横田典子裁判長は、大きな組織(霞が関)側に立ち、個人に冷たい判決が多いように思いますが、市議会の過剰対応を擁護して添田議員の訴えを棄却してしまいました。
添田議員が議会で述べた問題点は、極めて妥当な安全保障の議論であり、中共の対日破壊工作が実際に政府や地方自治体にまで行なわれている以上、そのつけ入る隙を徹底して排除し、私たち国民を危険から守るのが行政の務めであるはずです。
これを「差別だ、偏見だ」と言い始めれば、本当に安全保障政策が実行できなくなります。何がヘイトスピーチ(憎悪差別扇動)で、何が政治言論なのかの区別を許さない対日ヘイトスピーカーが行政権力側に混じると泉南市議会のようなことが平然と起き、問題を詳らかにした者のほうが排除されてしまうのです。
司法権力自体が対日ヘイトに侵され始めているため、添田議員はこの判決を一切気になさらず、今後も行政のあるべき危機対応を議会で提言してください。