中山防衛副大臣こそ解任だ

皇紀2681年(令和3年)7月23日

ユダヤ系団体が小林氏非難 開閉会式ディレクター

 【ニューヨーク=平田雄介】米ユダヤ系団体の「サイモン・ウィーゼンタール・センター」(SWC、本部=ロサンゼルス)は21日、ユダヤ人大量虐殺(ホロコースト)を冗談のネタにした過去があるとして、東京五輪・パラリンピック組織委員会の開閉会式の制作・演出チームで「ショーディレクター」を務める小林賢太郎氏を非難する声明を発表した。…

(産經新聞社)

 皆さんも既にご存知のこの騒動。二十一日記事の前段で触れた小山田圭吾氏の問題とは、根本的な質が違います。小山田氏の悪質性は、ここで申した「なお武勇伝のように語り散らすという最大の罪」であり、元ラーメンズの小林賢太郎氏の場合、問題とされたコントを披露して以降「人を傷つけない笑いを」心掛けていました。

 しかし、このコントは「狂人」による暴言が笑いの主題であり、頭のおかしな男なら「ユダヤ人虐殺ごっこ」なんぞとわめくだろう、つまり独ナチス党によるユダヤ人虐殺(戦争以外の犯罪)が狂人による仕業であるという政治的風刺と解釈できます。

 よってこの狂人が「原爆投下ごっこ」とわめいても同じことで、広島や長崎への原子爆弾投下を実行した米民主党を「狂人」とみなす痛烈な歴史への批判と受け止めることができるのです。

 もしこの表現が駄目なら、ユダヤ人虐殺のコントを何度か披露してきた英モンティパイソンも非難にさらされることになり、夏季五輪ロンドン大会(倫敦五輪)の開会式に登場したメンバーのエリック・アイドル氏はいわば「アウト」だったことになります。

 小山田氏の行為は、障害児への暴力行為を後世何度も「売りにした」ことであり、擁護の余地もありませんが、小林氏の過去のコントをことほど左様に非難するのは、作品に対する一方的な評価を全てとするような表現の自由の著しい侵害に当たるでしょう。

 それでも彼はお詫びし、そして解任されました。元相方で今や性格俳優の片桐仁氏までもが過去を反省するようなお詫びをせざるをえなくなりました。私にいわせれば、これは元ラーメンズのお二人に対する誹謗中傷の挙げ句、中傷された側が謝罪に追い込まれたという極めて悪質な例です。ポリティカル・コレクトネス(綺麗事莫迦)が招いた人権侵害と申せましょう。

 この顛末を招いたのは、コアマガジンという猥雑な雑誌であり、ラーメンズのコントを意図的に切り貼りしてインターネット上に面白おかしく公開した途端、朝日新闻公司元記者で極左紙ハフィントン・ポスト日本語版元編集長の高橋浩祐氏がわざわざ記事にし、拡散されました。

 東京五輪反対派で対日ヘイトスピーチ(日本憎悪差別)活動家の高橋氏には、うってつけのネタだったのでしょう。そんな高橋氏は過去に、私たち日本人を「土人か」と書いており、とんだ人種差別主義者でもあります。どの面を下げて小林氏をあげつらえたものでしょうか。

 そして、ツイッターでこの自民党支持者と思われるアカウント中山泰秀副防衛相(大阪四区)に告げ口し、何と中山氏が政府も大会組織委員会もすっ飛ばして米ユダヤ系圧力団体として悪名高いサイモン・ウィーゼンタール・センターに通報するというとんでもないことをやらかしました。

 その顛末がこれ(上記産經記事参照)です。よく調べもせず、一方的な誹謗中傷に加担して表現の自由に介入し、わが国の「防衛副大臣」がわが国を貶めるという構図を、どう評価すべきでしょうか。皆さん、どうかよくお考え下さい。

 また自民党支持者が湧いてきて文句をいわれるかもしれませんが、中山氏は五月十三日記事で申したように党内きっての阿呆です。パレスチナ側がイスラエルにどれほど暴虐非道の限りを尽くされてきたかをよく調べもせずに、最初に攻撃したのをパレスチナ側と決めつけ(実際は逆)、テロリストから国を守るイスラエルと日本人の心が共にあるように書いた(現在は削除)阿呆としか申しようがありません。

 解任すべきは小林氏ではなく、中山副防衛相のほうです。わが国の防衛行政をこんな軽率・不勉強・感情的・無知蒙昧・軽薄・過去に〇〇な男に任せていられません。

 本当はイスラエルのことなどどうでもよい「差別をネタにした恫喝」まで駆使してカネを稼ぐ米ユダヤ利権に絡めとられている連中でしょう。極めて悪質です。

 わが国にもカネをもらって「ユダヤ金融の犬」に堕ちた阿呆がいるのです。どの筋だろうか、ロートシルト(ロスチャイルド)の筋ではないことだけは分かっているのですが。

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『中山防衛副大臣こそ解任だ』に4件のコメント

  1. 八百万の神の自由:

     “オリンピック関連、二人の解任劇に対する微妙な識別、解説” と
    “国際金融資本に対する見解”、全く同感です! 
     一つの民族が世界的にアンタッチャブルなモノと扱われている空気は、本当に気味が悪い。

     先日、ゴールドマン・サックス(とチャイナ系銀行も5社)が日本の銀行業免許を取得したそうです。この流れは安倍政権時代からだそうですが、
     菅政権(アトキンソン、竹中ライン)の銀行法改正、中小企業改革、 そして「財政破綻幻想(緊縮財政)→デフレ加速→日本技術、事業、企業経営難→外資による格安買収、M&A」 も合わせて考えると、 
    反日野党は論外ですが、自民党と日本のエスタブリッシュメントは、どうなってんだ!って感じです。

     この辺りは室伏謙一さんの記事「ゴールドマン銀行免許取得で始まる、日本の中小企業“食い散らかし”」が秀逸
    https://diamond.jp/articles/-/277014

  2. 表六玉:

    昨日の文化人放送局「渡邉哲也show」に中山さんが出演していました。ご自分がウィーゼンタールセンターの代表ラビ・クーパー氏に電話したときには、既に20分前にその情報が入ってきていて実は抗議文を作成中なんだ、と言われたそうです。既にネットでは炎上中で、センターが何らか反応することは確実だったので、東京五輪へのダメージを極小化したい、守りたいという思いで電話されたそうです。中山議員が火付けの張本人というのは、Aera.dotのデマだと。

  3. ゆずりはん:

    遠藤さん、マスゴミに騙されたようです、最近特に多くなりました。
    テレビ新聞の無い私もツイッターを見て何・と思いましたが・『youtubeの中山泰秀 防衛副大臣初登場!また朝日のAERAが虚偽報道!独占先行報道で真相激白!』の中山泰秀 防衛副大臣の話を聞いて、日本をを貶めたのでは無いと思い直しました。

  4. 遠藤 健太郎:

     中山泰秀副防衛相の件について。

     私は報道を基に申していません。アエラがどう書いたか、本人が党内からの批判を受けてどんな自己弁護をしたかなど問題ではないのです。私はこの時点で、本人のツイッターアカウントを見て申しました。彼がサイモン・ウィーゼンタール・センターの代表に通報したのは、本人が語っているので事実です。しかも、小林賢太郎氏(ラーメンズ)のコントを確認もせずに。これは紛れもない悪質な事実であり、私は彼が「火付け役」だなどとは申していません。通報ではなく「小林氏に対する非難は事実ではない。逆だ」と代表に伝えたなら、本人がまずまっ先にそうツイートするはずです。後出し自己弁護の内容こそ全く信用できません。火付け(拡散)役は、記事中で申したコアマガジンと元朝日の高橋浩祐氏でしょう。きちんとそう申していますので、よく読んでください。「騙されて」などいません。指摘している点が違うだけです。それこそ「違ったらしい」などという言動に騙されないでください。

     それでも中山副防衛相の行動が問題ではないとおっしゃるなら、どうぞそのような認識でよいのではないですか。私は、例の「イスラエルと共に」ツイート、いやもうその前から彼の言動を批判してきましたので、彼が自民党の議員にふさわしくないという考えに変わりはありません。