習近平を襲う洪水と人権

皇紀2680年(令和2年)7月26日

 二十一日記事で申した長江(揚子江)中流域に設置の中共湖北省宜昌市にある三峡ダムの危機は、いよいよ現実のものになり始めています。

 既に下流域は大規模に浸水し、人民の暮らしが崩壊し始めました。これが決壊ということになれば、ついに上海市も水没します。

 そして、秦山に七基、平家山地域(上海近隣)に二基ある原子力発電所が浸水すれば、例えば東京電力福島第一原発事故と同じようなことが起きかねません。

 ここから放射性物質が漏れだせば、海流に乗って韓国の釜山広域市などの沿岸や済州島にも到達します。わが国にも(かなり希釈されるでしょうが)影響はあるでしょう。

 この全人民的不満は、共産党にとって脅威であり、これに蓋をすべく香港に対して強権をふるったという見方もあります。

 習近平国家主席は来月初旬に秘密裏に行われる北戴河会議を無事乗り切れるのか、或いはそもそもまともに開かれるのかさえ分かりません。

 これまで何とか長老どもの口を塞いできましたが、習体制の強権ぶりは、すなわち弱体化を表しており、そこを突かれる可能性を否定できないのです。

 まして仏英米が共産党人民解放軍系「5G」を採用しない方針となり、特に米国とは在外公館閉鎖合戦へ突入しました。まるで戦争前夜です。

 いずれにせよ習主席の旗色は極めて悪く、くどいようですがわが国がこの出来損なった「維尼熊(くまのプーさん)」を絶対に招いてはいけません。平和と人権を重んじるなら……。

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『習近平を襲う洪水と人権』に2件のコメント

  1. js:

    正直な話、共産党が崩壊した後、もし形だけの民主国家となった場合、日本は一層の危機に見舞われるのでは、と思います
    民主主義だから侵略しない、ということはないし、一段と効率的になり、しかも反対する大義もない、非常に厄介な大侵略国家が誕生する、かも

  2. 新宿区民:

    原発については、早くも韓国が犠牲者のポジション確保に動いているようです。まったく。

    三峡ダムについては、日本のネットは「お祝います」をひたすら期待しているようです。
    YouTubeのコンテンツも、コメント欄も酷いものです。

    ダムはきちんと造ってあれば壊れることはありません。
    また、ダムが有っても無くても現在の洪水状況は同じです。
    あたかも、ダムが現在放流しているから洪水が発生しているかのように喜んでいます。

    東北であれだけの人が流され、家財、インフラが消失したことを忘れたかのように、
    中共の災難を喜んでいる状態は本当に異常です。あまりの民意の低さにドン引き。

    仮にダムが決壊しても、弱い部分が破損するだけで、全面決壊はしないでしょう。
    放流量が増えるかもしれませんが、津波のような押し寄せる流れは生じないと思います。

    上海を守るために、上流側で堤防を決壊させてしまう手もありますよね。
    たぶん、それが治水のイロハだろうと思いますよ。大事な所を守るための。
    ネットで期待されていることは起こらないでしょう。