中国、発生源ごまかそうと

皇紀2680年(令和2年)3月16日

習氏、ウイルス発生源特定指示 新型コロナ、責任回避意図か―中国:時事ドットコム

【北京時事】中国国営新華社通信によると、習近平国家主席は新型コロナウイルスについて「病原がどこから来て、どこに向かったのか明らかにしなければいけない」と訴える論文を16日発行の共産党理論誌「求是」に寄稿した。新型コロナウイルスは湖北省武漢市から世界中に広がったが、中国では「発生源は中国とは限らない」という見方が出ており、習氏は科学的根拠を探っているもよう…

(時事通信社)

 実は四日記事の前段で指摘したように中共の習近平国家主席は、いわゆる「武漢肺炎」の発生源を特定するよう指示を出しており、それがようやく報道記事になりました。

 まさに、中共が全世界にもたらした感染爆発(パンデミック)の責任を逃れようとしています。今回のウイルスについて申せば、確かに米国から持ち込まれた形跡はありますが、漏れたのは湖北省武漢市の実験室(研究所)からです。

 そして、その情報を隠蔽し、感染者を増やしました。わが国は一月から、少なくとも五回にわたってウイルスの侵入があったことが判明しています。因みに欧州の感染爆発のきっかけは、上海から(伊国ではなく)独国でした。

 安倍晋三首相が最低でも旧正月(春節)前に「入国拒否」「渡航禁止」を決めていれば、国内感染者を最小限に食い止め、外国人観光客が減って海外旅行もできないとなれば「感染が拡大していない国内を旅行しよう」となり、わが国の経済損失を少しは緩和できたでしょう。しかし、現状は惨憺たるものです。

 そこへ夏季五輪東京大会(東京五輪)の開催が中止ということにでもなれば、確実にわが国の経済は大暴落を始めます。それだけは何としても避けようと安倍首相が決断したのは、中共のカネに転んだエチオピア保健機関(体裁だけWHO)に約百七十億円を拠出し、国際五輪委員会(IOC)に「東京開催は問題ない」といわせることでした。

 これを批判する人もいるでしょうが、カネに転ぶ莫迦が事務局長で世界は大変迷惑したのですから、その弱点をわが国も利用するしかありません。それほど東京五輪中止がもたらす損失は、あまりにも大きいのですが、しかしながら開催するとして果たして世界から人を呼べるのかどうかが問題です。

 わが国のもっと根本的な経済体質の問題はさておき。

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『中国、発生源ごまかそうと』に1件のコメント

  1. 心配性@我は蛮夷なり:

    WHOと中国が招いたパンデミックではありますが、今後流行するとしたら、中国と国境を接する東南アジアの国々や関係の深い国、外国人労働者を多く抱える中東の国々や北アフリカ諸国かも知れません。

    エジプトも感染者数が非常に少なく伝えれて来ましたが、「ナイル川クルーズ」の時点で既にだいぶ流行していたのかも知れません。
    もう、「海外旅行禁止」にしましょう。
    世界を股にかけて「遊び回る大人たち」が、小中高校生をますます自宅に閉じ込め、彼らの部活動や大事な大会や卒業式を、中止や規模縮小に追い込んでいます。(全ては大人たちの責任です。)

    横須賀で初の感染確認 ナイル川で乗船の70代女性看護師 勤務先のデイケア休止へ
    https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20200315-00000014-kana-l14