アカデミー賞ならぬ民主賞

皇紀2680年(令和2年)2月12日

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「パラサイト」アカデミー賞4冠の快挙 「歴史の始まりだ」祝福に沸く韓国

 韓国メディアは、アカデミー賞の授賞式で「パラサイト 半地下の家族」が受賞するたびに速報で報道。最終的に外国語映画として初の作品賞を含む4冠に輝いたことを受け、ネット上でも祝福の声が相次いだ…

(侮日新聞社)

 米国のドナルド・トランプ大統領(共和党)が就任して以来、民主党支持者であふれかえるハリウッド映画界の「怨念」がとてつもありません。何が何でもトランプ大統領の政策を全否定すべく、映画芸術科学アカデミーが毎年選出する賞レースにその「意思」をはっきりと示し始めたのです。つまり、アカデミー賞の政治化です。

 今さらながら映画芸術は、たびたび政治利用されてきました。いわゆる「戦意高揚映画」がその最たるものであり、先の大戦下では、米国も独国も英国もわが国も、国策としてプロパガンダ映画が作られ、多くの映画作家たちが駆り出されたという歴史を有しています。

 目下の韓国は、外貨獲得の国策として映画やテレビドラマといったコンテンツ輸出を進め、そのための表現力の向上に努めてきました。もう数十年以上も前から彼らは、わが国の映画・映像産業に関わることで技術を学んできたのです。いわゆる「日本映画禁止」の時代から、国際的評価の高かった黒澤明監督や小津安二郎監督らの作品を隠れてこっそり観ていました。そのような話を、私自身が芸術大学在籍時代に複数の韓国人学生から直接聞いたことがあります。

 その当時は、特にポストプロダクション(編集や録音・整音など)に著しい問題があった韓国映画界も、最近では設備と技術向上によってかなり改善されました。

 そんな中で登場したのがポン・ジュノ(奉俊昊)監督のような新世代の映画作家ですが、私は彼の監督作品である『殺人の追憶』や『グエムル 漢江の怪物』、『母なる証明』も観ましたが、やはり「よくこんな下手な編集でOKしたな」としか思えない愚作ぞろいで、全く評価に値しないとしか思っていません。今回受賞した『パラサイト 半地下の家族』(TOHOシネマズなどで公開中)は「まぐれ」でよくできているのかもしれませんが、それにしても「過剰反応」にしか思えないのです。

 第八十九回アカデミー賞の結果に対しても申しましたが、デイミアン・チャゼル監督の意欲作『ラ・ラ・ランド』ではなく、いかにも「出演者全員黒人」「LGBT関連作品」といった看板を背負った(観たから申しますけど)極めて凡庸な社会派ぶった駄作『ムーンライト』に作品賞を与えてみせたのは、いやらしいまでに民主党員の怨念しかない、あまりにも政治的な顛末でした。

 映画人たちが正当な作品評価をしないのであれば、かつてほどにアカデミー賞の値打ちを認めることはできません。今年度たまたまそこに「適当な外国語映画」があったから『パラサイト』が受賞したとしか思えないのです。日本映画に適当な作品があれば史上初の作品賞受賞(衣笠貞之助監督や黒澤明監督、稲垣浩監督作品は当時の特別賞=外国語映画賞受賞)となったかもしれず、さだめしアカデミーとしては「本当はメキシコ映画とかブラジル映画に適当なのがあればよかった」というのが本音でしょう。

 自国の大統領にミソをつけたいだけの映画賞に、一文の価値もないのです。私は米国では外国人なので、そんなことに興味はありません。よく「芸術や文化は政治と無縁で」といいますが、リベラルだのダイバーシティだのといっている「阿呆の左翼」こそが芸術や文化を思いっきり政治悪用しているのです。

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『アカデミー賞ならぬ民主賞』に7件のコメント

  1. あいつは工作員:

    そのとうりだと思います。ここ何年かのアカデミー賞優秀作品賞を観てもまあそれなりに面白かったぐらいの作品ばかりです。10年後、50年後の映画ベスト100にも入らなさそうな物ばかりです。民主党と名がつく政党は世界共通で害悪です(残念ながら自民党も)。

  2. cocoa:

    この監督が反日映画を政府予算で製作しないとも限りません。
    映画はプロパガンダの一つの手段です。
    アカデミー賞もレベル落ちしたとしても、それを尺度に見に行く人は多いことを考えると恐ろしい気がします。

  3. きよしこ:

    残念な事に先生とは個々の作品の評価が真逆(「殺人の追憶」「ムーンライト」は好きで「ララランド」はイマイチ、ちなみに「パラサイト」は未見)なのですが、映画の素人でも近年のアカデミー賞は政治利用の舞台と化していることは理解できます。

    映画関係者が政治的な発言をするなとは言いませんが、特にリベラルと呼ばれる面々の思想や発言は著しく品位を欠いており、周囲もそれを諌めないわけで、年々授賞式の視聴者数が減少しているのも納得です。

    どうせこの手の連中は先日の一般教書演説において原稿を破り捨てたペロシ下院議長のような品性の欠片もない「クソババア」にも喝采を送るのでしょう。米国民主党は今度の大統領選挙でも「くたばり損ない」と「」

  4. きよしこ:

    失礼しました。誤って下のボタンをタップしてしまいました。続きです。

    「くたばり損ない」と「わざわざパートナーとのキスを写真に撮影させて公開する悪趣味なホモ」の2択という最低の候補者を送り込もうとしています。別にトランプ大統領には何の恩もありませんが、二度と民主党が立ち上がれないようにコテンパンに叩きのめしてもらいたいものです。

  5. js:

    ノーベル文学賞があのざまなわけで、日本アカデミー賞とか芥川賞以下のいわゆる芸術に関する賞の類はもう全滅でしょう
    私はどちらかというと芸術全般の地盤低下がこの結果を招いたと思っています
    日本人は天皇陛下のご下賜くださる勲章が第一、でいいのではないですか

  6. 日本女性:

    私も『パラサイト』が4賞受賞のニュースを聞いたとき、黒人を主人公にした映画が軒並みアカデミー賞を受賞したことを思い出しました。

    ハリウッドの民主党びいきは度を超しています。日本人のメーキャップアーチスト辻一広氏が2度目の受賞をした作品『スキャンダル』は、FOXニュースのCEOがセクハラをしまくり、キャスターを抜擢したというMeToo運動の一つを描いた映画です。FOXといえばトランプ大統領をはじめ、共和党寄りの放送局で知られていますが、この映画は共和党批判、トランプ批判の映画で、大統領選の去年作られたのは、トランプ再選阻止も狙いの一つなのでしょう。

    ヘンリー元王子をそそのかして、王室離脱をさせたぶっ飛び女優メーガンがカナダに住んでいるのはトランプが大統領だからで、ほかの大統領になればアメリカに住むと言ったとか。勝手にしろと突き放したエリザベス女王、さすがです。

  7. きよしこ:

    【悲報】米アカデミー賞、視聴者数が過去最低。前年から2割減wwwwwww「韓国パラサイトが受賞など多様性進めたのになぜ」

    https://www.moeruasia.net/archives/49659277.html

    連投失礼します。やはり今年のアカデミー賞の視聴者数も過去最低だったらしいですね。それにしても、ここ数年で本当に「多様性」「相互理解」という言葉が陳腐なものになりましたね。しかしそれもやむを得ないでしょう。何故ならそういう言葉を好む人間に限って酷く差別的で相互理解なんぞ頭の片隅にも無い連中なのですから。