大嘗祭が始まります

皇紀2679年(令和元年)11月14日

天照大御神から伝わる重要祭祀「大嘗祭」はこのように行われる

 皇位継承に伴う重要祭祀「大嘗祭(だいじょうさい)」は、稲作を中心とした日本社会に古くから伝わる収穫儀礼に根ざした儀式だ。戦国時代の前後に中断した時期もあったが、江戸時代に再興され、現代まで受け継がれてきた…

(産經新聞社)

 本日夕刻より明日の夜明け前まで、国家・国民の安寧と五穀豊穣を祈って天皇陛下が神神に新穀を御供えする極めて重要な宮中祭祀「大嘗祭」が執り行われます。

 正統の皇室典範第十一条には「即位ノ禮及大嘗祭ハ京都ニ於テ之ヲ行フ」とありますが、現行の占領典範にはありません。

 天皇陛下は、現行憲法(占領憲法)第一条で国民の総意に基づかなければその地位を追われるよう規定されてしまったため、占領典範と占領憲法を遵守させられるわけです。よって、典範と憲法に書かれている内容を天皇陛下が御認めになったのではなく、それそのものを「認めさせられ」てきました。

 平成も令和も、とうとう京都で大嘗祭が行なわれることはなく、天災と人災にまみれた日日を私たちは送っています。

 これはすなわち、私たち国民が正統の典範と憲法を見失い続けている代償であり、この問題に気づいて解決しない限り、皆が口をそろえる「災害の少ない時代」など来はしないのです。

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『大嘗祭が始まります』に1件のコメント

  1. 心配性@我は蛮夷なり:

    >平成も令和も、とうとう京都で大嘗祭が行なわれることはなく、天災と人災にまみれた日日を私たちは送っています。

    マスコミは無責任に「両陛下による皇室大改革」なるものを期待したり煽ったりしていますが、政治家でもない方々を煽るべきではないですね。
    マスコミが煽る「大改革」なるものは、恐らく「グローバル化」などだと思うのですが。

    くどいようですが、関東には皇室の伝統にまつわる歴史がありません。
    私を含む多くの人々が直ぐにイメージする皇室とは、即ち明治の近代化以降の「欧米化」した天皇や皇室です。
    京都御所や平安絵巻ではありません。
    多くの人々が、それらは「すでに終わったもの」と見なしています。
    そして、少なからぬ人々が、欧州を見習って皇室の「近代化」をますます推進すべきだと考えています。