芸人なんて暴力団と一緒
讀賣テレビ放送(大阪市中央区)が昭和六十二年から平成十年まで制作した深夜番組『鶴瓶上岡 パペポTV』は、日本テレビほかでも放送されましたが、共産党系だった小林為太郎弁護士(京都弁護士会)を父に持つ上岡龍太郎さんと、六代目笑福亭松鶴師匠のもとで育った笑福亭鶴瓶さんのお二人が何の打ち合わせもせずに一時間話す、という当時はまだ画期的(無謀な)番組でした。
今日これに似たスタイルの番組はいくつかありますが、ただの一つとてパペポTVを超える面白い番組に出会ったことがありません。それはまさに、上岡さんのような知見を持ち、立て板に水ごとしの話芸を披露できる芸人がいなくなったせいでしょうか。これを一身に受けて話を広げられる鶴瓶さんのような振る舞いもまた、今日のいわゆる「芸人界隈」には見当たりません。
私は学生のころ、この番組をこよなく愛していました。実に「下ネタから国史まで」幅広く語り続けられたこの番組について、かつて阪神淡路大震災発生直後の放送回、通称「怒りのパペポ」をここで取り上げ、当時お二人が激しく指摘しておられた報道権力の姿勢が今なお全く正されず、同じ過ちが繰り返されていることに言及しました。
本日は、目下話題の反社会的勢力と芸能人の関係について、上岡さん独特の見解が述べられた放送回をご覧ください。もはやこれ以上の説明は不要でしょう。
むろん反社会的勢力を擁護するわけなどなく、むしろこれを伝える報道権力のおかしさ、わが国の政治と宗教の体たらくが語られています。或る意味、直近ですと私が五月二十六日記事に於いて映画『空母いぶき』で首相役を演じた佐藤浩市さんの騒動について述べたこともこれに通じるのですが、一昔前まで「河原乞食」と呼ばれた役者や芸人たちに対し、一体今のわが国の人びとは何を求めているのか、と。
そんな彼らに国家論や政治論の正しい見解を求め、啓蒙を依存せねばならないほど政治家も活動家もまともではなくなったのか、と。上岡さんの冗談めいた、一見何とはなしに語られた言葉の中に、現行憲法(占領憲法)に甘んじ続けていられるわが国の著しい劣化を思い知るのです。
皇紀2679年(令和元年)6月30日 10:52 AM
我が国は、暴力団の排除を進めていますが、一方で「振り込め詐欺」や「アポ電強盗」の被害は年々拡大し続けていますね。
盗聴でも何でもやってアジトを攻撃、犯罪者を根絶やしにして欲しいものです。
幼少のころ、ヤクザやテキヤ風のおじさんたちを時々見かけましたが、彼らが「堅気」の人々に危害を加えることは滅多になかったと思います。
ヤクザが泥棒に入ったり、「詐欺電話」で一般人を騙してお金を取るといったこともなかったように思います。
治安も今より良く、農家さんが玄関の鍵をかけずに野良仕事にでかけても、物を取られることはあまりなかったと聞いています。
地下に潜り、なりふり構わなくなった反社会的勢力ほど恐ろしいものはありません。
皇紀2679年(令和元年)6月30日 5:12 PM
芸能界が暴力団同然なのは与国氏も動画で再三取り上げていましたね
それでも個人的な好き嫌いかもしれませんが、ドリフや欽ちゃんが全盛だった頃は番組が面白くてまだ良かったのですが、調度バブル期を境にビートたけしが出てきた頃から人をいじるやり方で笑いを取るのが主流になっていき、その影響で学校や職場での陰湿な虐めが蔓延したように思います
元々テレビは国民の目を政治に向けさせないために作られたと言われていますし、それでも80年代中盤ぐらい、つまり総理が靖国参拝していたぐらいまでは我が国の良さが番組作りに活かされていたと思うのですが、80年代後半から明らかに劣化していき、今では本当につまらない番組しか作れなくなりましたよね
芸人の劣化というより、優秀な芸人を出さず、ただ一部の莫迦相手に受けるような少々口が上手くて、莫迦だけど口だけは達者みたいな、まるで私達の日常の延長みたいな素人芸人しか使わなくなっただけのように私は思います
探せば優秀な芸人は沢山いるはずです
結局今のテレビ離れは、そうした莫迦視聴者に受ける番組作りに多くの国民がついていけなくなったからだと思います
遠藤さんのおっしゃるように元々芸人は河原乞食と言われて、昔から左翼的な生き方をせざるを得ないものだから、その芸人に何か喋らせること自体危険な事です
私達がそれを分かっているなら問題ないですが、特に80年代後半からのお笑いの変化が世間に与えた影響は少なくないと思いますし、それを考えれば見ない方が良いに決まっています
もうテレビの役目は終わった そう思います