習主席って何かやっぱり…

皇紀2679年(令和元年)6月29日

 二十か国・地域(G20)首脳会議の史上最大規模を誇る警備のために大阪へ応援に駆けつけている警察庁各道府県警察と警視庁のうち、大阪空港(伊丹空港)に設けられた警備関係者専用トイレの個室内に拳銃を置き忘れてしまった(のちに大阪府警が回収)島根県警の二十代の巡査は、もうさんざん叱られたに違いないし、少なくともこれほどの警備を経験したことがないはずなので、それだけのことをされているのですから私たちがとやかくいうのはやめましょう。

 ついでに、大阪南港で海上警備に当たっていた第五管区海上保安本部(神戸市)の四十代の海上保安官が実弾十四発入りの弾倉一個を海中に落としてしまった件についても、今ごろ「どえらい」叱られているに違いないので、とにかく可能な限り捜索をしていただいて、私たちがいたずらにくさすのはやめましょう。

 あまりにも厳重な警備体制に辟易している(特に住之江区咲洲にお住いの)方もおられるでしょうが、そんな私たちの協力があってG20は成功するのです。警察官や海上保安官こそがそのためにご苦労されているので、むしろ「今一番大阪の街が安全」という方もおられるように、そのぐらいの気持ちで三十日までみんなで踏ん張りましょう。

大阪城をバックに、集合写真におさまる各国首脳と配偶者ら =28日午後、大阪市中央区(AP)

(産經新聞社)

 日本語版が出回っている朝日新聞社(조일신문、朝日新闻)が煽り、韓国の報道各社に火をつけ、讀賣新聞社にまで記念撮影計画が調整される可能性を書かせた「韓国大統領が、壬辰倭乱を起こした豊臣秀吉築城の大阪城を前にして記念撮影に収まることはできない」問題は、私が二十日記事で断言したように(徳川秀忠が築城し、昭和六年に大阪市民の手で復興された)大阪城の前で撮影されて終わりました。

 韓民妓生(異称=慰安婦)について騒ぎ立てた手法と同じことを繰り返してでも日韓関係を対立させたい対日工作機関紙は、永遠にその汚い口を閉じるがいい。

 のこのこと用もないのにやってきた北朝鮮の、と申したほうがよい「最大級の嫌韓」の文在寅大統領(北朝鮮工作員)は、唯一開催国・日本の安倍晋三首相と個別会談ができないだけでなく、会場への迎え入れ行事で安倍首相に憮然とした「たった八秒間」の握手をされて終わっています。一部で噂された立ち話すらしていません。

 こうして対文政権制裁が始まっているわけですが、憮然と客人を迎え入れると申せば中共の習近平国家主席を置いてその無礼さの右に(左に?)出る者はいません。

 安倍首相はかつてやられたわけですが、最近日中両政府によって友好関係の修復が喧伝されるようになり、習主席が「笑顔で安倍首相と話した」といわれるのですが、やはりと申しますか、どう見ても他国の首脳とその佇まいが違いすぎます。

 今回でも、安倍首相のすぐ隣で軽く握手を交わして正面を向いたときといい、そこに人間らしい笑顔は実はなく、喧伝されるよりどう見ても顔面が引きつっているのです。

 習主席が自ら築いてきた異常な独裁体制の緊張感があり、ほぼ朝鮮労働党の金正恩委員長が顔をこわばらせている際の表情によく似ています。自分が北京を離れている間に何を起こされるかわからないといった不安を抱えているに違いありません。

 そんな国家との友好関係など「幻」なのです。

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『習主席って何かやっぱり…』に2件のコメント

  1. 心配性@我は蛮夷なり:

    EUは、韓国よりもヒステリックで神経質かも知れないと思っていましたが、少し誤解をしていたようです。

    一方、韓国メディアは「青森の食材は汚染されていて危険」と言わんばかりの謝罪劇です。
    「過激な日本叩き」を好む国民にメディアが迎合する習性があるのか、メディアが積極的に「風評」を拡大させてきた結果がこれなのか?
    たぶん両方だと思いますが、中国メディアの「日本叩き」も酷いことが多く、こちらは殆ど「プロパガンダ」ですよ。

    EU、輸入規制を一部緩和へ=福島産大豆など-首脳会談
    https://www.jiji.com/jc/article?k=2019062700838&g=pol
    >福島県産大豆の他、(1)岩手、栃木、千葉各県の全品目(2)宮城、茨城、群馬各県の全水産物(3)茨城、新潟、長野各県などのキノコ類-。

    韓国青森ロケ番組、炎上 水産物禁輸巡り「不適切」 俳優らが県内で刺し身食べ /青森
    https://mainichi.jp/articles/20190609/ddl/k02/030/050000c
    >韓国政府が東京電力福島第1原発事故を理由に青森など8県の水産物に対する禁輸措置を取っている中「安全と宣伝しているようで不適切」という理由

  2. きよしこ:

    外交儀礼の事など全く存じ上げませんが、他国の首脳へのそれと違い明らかに安倍首相から「仕方なく接してやっている」ような対応をされた文大統領は夫人ともども「YOUは何しに日本へ?」と自国民から罵られても仕方がないほどの恥を晒しました。記念写真の撮影場所で誰からも相手にされず石像の如く立ち尽くしながら表情一つ変えない精神力の強さ(異常性?)は未来永劫韓国の歴史の恥部として残り続けるのです。本人は虚空を見つめながら金正恩委員長の顔でも思い浮かべていたのでしょうが・・・

    ところで件の習主席ですが、テレビで見ていてもどうも体調が芳しくないようですね。笑顔が引きつっているのは元々なのでしょうが参加国の殆どから「ヤバい奴」とみなされ超がつくほど多数の報道関係者に囲まれた挙句、チベットやウイグルの人権問題に言及されると同時に「桜の咲く頃に国賓として来日されては」と打診されれば中国共産党の主席としては少なからず頭もおかしくなります。北朝鮮でマスゲームを楽しんでいた頃を懐かしんでいたことでしょう。その時の笑顔も胡散臭いといえば胡散臭かったですが、独裁体制の指導者同士通じ合う部分もあったかもしれません。

    話はズレますが、トランプ米大統領が韓国を訪問する道中に南北の境界線まで出向き金委員長と面会を予定しているとの報が入った今夜のNHKニュースで、今日で北朝鮮に拉致されてから41年になる田口八重子さんの息子である飯塚耕一郎さんが街頭署名を行っているのを見ました。「お母さんと普通に呼べる日常が早く訪れてほしい」といった旨の言葉にやりきれなさと自分が何一つ力になれていない申し訳なさが込み上げて来ました。習主席に対しても拉致事件に関し言及があったそうですが「必ず解決する」と信じるしかなさそうです。

    ところで、先生は例の「長机事件」の背景を何かご存じではないですか?シュールといえばシュールだし失態と言えば失態だと思いますが、個人的に非常に興味があります。トイレに拳銃を置き忘れたとかに比べれば些末なことかもしれませんが、さすがに2度目があってはマズいでしょう。担当者の首が飛ぶような事態になったりするのですかね?