日韓仲裁委、拒否すれば…

皇紀2679年(令和元年)5月22日

 令和元年春と秋の叙勲について、沖縄県の玉城デニー(玉城康裕)知事がお詫びする展開に。何と県の候補者推薦書類を文化庁に提出するのがいずれも間に合わなかったというのです。

 文化庁もろくでもない底辺官庁ですが、狂った選挙と在日米軍基地反対に忙しかったのか、県庁がいずれの提出期限も守れず、遅れて出した書類はすべて文化庁に却下されてしまいました。「阿呆、莫迦」としか申しようがない。

日本政府が仲裁付託を韓国に通告 徴用工訴訟問題で

いわゆる徴用工訴訟をめぐり韓国の最高裁が昨年10月、日本企業に賠償を命じる確定判決を出した問題で、政府は20日午前、昭和40(1965)年の日韓請求権協定3条2に基づく、仲裁付託を韓国政府に通告した。 政府は今年1月9日…

(産經新聞社)

 さて、表題の件。わが国政府がいわゆる「仲裁委員会」の開催を韓国政府に勧告したのは、報道権力各社が伝えているように日韓首脳会談の開催を人質に取ったとも申せます。韓国が開催を拒否すれば、限りなく日韓会談だけが大阪での二十か国・地域首脳会談(G20)で開かれないことになるでしょう。

 しかし、この「国際的恥辱」を回避するためだけに韓国の文在寅大統領(北朝鮮工作員)が来月十八日(G20開催十日前)までに仲裁委付託を受け入れる返事をするかもしれません。

 あとは皆さんのご想像通り、まんまとわが国が騙されて日韓会談も行なったのちに「やはり納得できない」などとごね始め、結局は仲裁委開催が頓挫します。そうならないよう、韓国側の(開催同意の返事に含まれる)委員選任を厳しくチェックし、早い話が北朝鮮工作員とそれ紛いの者の氏名を出してきた場合は、素早く却下することをお忘れなく。

 そうは申しても、そもそも韓国がこれを受け入れないまま空回りする(事実無根の日本企業財産没収などが進んでいく)ことや、開催されたとしても韓国が相変わらず出鱈目ばかり主張してどうにか日本のお金をもらおうとすることが考えられ、仲裁委開催を突きつけた側の安倍晋三首相が厳しく批判されて終わるかもしれません。

 ところが、この仲裁委付託案は、韓国側で沸き始めた「日韓関係がこのままではもはや限界だ」という声に、わが国政府が好機とみて即応したものでもあります。

 万が一にも韓国側がこれを拒否した場合、間違いなくその時点で文大統領のほうが厳しい批判にさらされることになるでしょう。韓国経済は、文大統領の韓半島(朝鮮半島)全北朝鮮化目標に向け、いわば順調に崩壊の一途をたどっており、ウォン安が止まらず通貨危機の再発を招きそうな現実を前に、日韓通貨交換(スワップ)の再開を熱望する「(過去に救いの手をふり払われたわが国側から見て)調子こいてんじゃねーよ!」といいたくなるような声まで上がっているほどです。

 まして以前から何度も指摘している通り米政府が文政権を完全に見限っており、日韓仲裁の提案も「出すだけ出して様子を見てみれば」とわが国政府に助言した可能性があります。と申しますのも、岩屋毅防衛相が十八日に「日韓関係を元に戻したい」と発言したことについて、私たち日本人の間では「韓国にすり寄る莫迦大臣」などの批判が多く出ましたが、なぜ彼が突然これをいい出したかは、日米関係によるところが大きかったからです。

 米国は、日米韓の防衛関係を維持したいのですが、どうにも北朝鮮工作員の文大統領ではお話になりません。日韓関係の仲裁も、以前は「日本が折れて韓国に謝れ」とさんざん要求しましたが、朴槿恵前大統領のころから韓国側の主張の嘘に気づいて「韓国が折れて日本と向き合え」に変化しましたので、ますます文政権では仲裁が進まないのです。

 そこでこの仲裁委付託案が出されたわけで、岩屋防衛相の「元に戻す」発言は、すなわち「文政権を排除する」という意味でしょう。岩屋防衛相に述べさせることで、日米防衛の担当者である以上に(従前の発言傾向からも)国民には厳しく聞こえないという安倍政権の作戦ではなかったかと思われます。

 いずれにせよ、日韓対立を韓国側が解決しない限り韓国はおしまいだ、ということです。わが国が切ったカードは、文字通り韓国に対する最後通牒なのです。

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『日韓仲裁委、拒否すれば…』に2件のコメント

  1. PASSERBY:

    >朴槿恵前大統領のころから韓国側の主張の嘘に気づいて「韓国が折れて日本と向き合え」に変化しました

    リッパート事件が分岐点だったってことですね。
    痛かっただろうなあ(元大使に深く同情いたします)

  2. 心配性@我は蛮夷なり:

    夫を通報する(捨てる)ことができなかった妻、息子を通報する勇気がなかった夫の両親、執念深く脅されて腰砕けになった野田市の教育委員会と児相、事なかれ主義に徹する沖縄の小学校と役所。

    日本の悪い所を凝縮したような、つまり、「押しに弱いお人好しな人々」が束になって「最悪の結果」を招いたという意味で、興味深い事件です。

    「国際社会の駆け引き」においても、日本という国は常にそうではありませんか?
    仲裁委もWTOその他の二の舞にならなければよいのですが。

    《小4女児虐待死》愛情か洗脳か、娘よりも “鬼畜夫” を選んだ母親の歪んだ心
    https://headlines.yahoo.co.jp/article?a=20190522-00015152-jprime-soci