裁判官の井の中の蛙許すな

皇紀2679年(令和元年)5月23日

 河野太郎外相が日韓併合条約下の韓半島(朝鮮半島)在住高給労働者(異称=徴用工)問題について、大法院人事を操作して事態を深刻化させた韓国の文在寅大統領(北朝鮮工作員)に対処を求めた発言に対し、韓国報道権力各社が昨日付けで「外相の分際で大統領を圧迫した」「外交儀礼を欠いている」などと論評しましたが、ならば君たちのところの国会議長程度が畏れ多くも天皇陛下に何度も謝罪を求めたのは、大いに、身分不相応もいいところで、度がつくほど国際感覚に照らし合わせて外交儀礼を欠いた件には何も批判しなかったではないか!

 韓国国会議員団(文政権与党「共に民主党」の朴炳錫団長)十一人が二十一日、自民党議員らと面会しましたが、二階俊博幹事長は、彼らの面会要請を拒絶しました。なぜなら、多くの国会議員が「問題の対処にゼロ回答のうちは、彼らと会わないでほしい」と強く求めたからです。

 以前から申しているように二階幹事長という方は、頼まれたことに誠実に応えようとする昔気質の政治家であり、実は中共の件も党内から頼まれているにすぎず、積極的に「親中」なわけでもまして「屈中」なわけでもありません。中共の共産党側もそのことを知っていて、だから二階幹事長をつなぎとめようと訪中のたびに彼を厚遇してきました。

 二階幹事長との面会が実現しなかったということは、よほど「会わないで」という声が(ヌカガとか河ムラとか日本の機密情報を韓国にすぐ漏らして警察公安に監視されるに堕ちた阿呆が数名いるにもかかわらず)自民党を支配している証左であり、安倍晋三首相は、もう本気で日韓首脳会談を当分開催しない腹づもりです。

土下座、責任なすりつけ…被告、遺族感情逆なでする言動も

 山田浩二被告は大阪地裁での裁判員裁判の公判で、遺族感情を逆なでするような言動を繰り返した。「経緯はどうあれ死の結果を招いてしまい、申し訳ありません!」。昨年11月の初公判の冒頭だった。裁判長から証言台に進み出るよう促された山田被告は突然…

(産經新聞社)

 さて、本当は昨日記事で扱いたかった本件について。この事件は、かねてより事件報道をほとんど扱わないにもかかわらず私が最も許しがたい犯罪として言及してきたものです。この年ごろの生徒たちを教えてきたせいか、夏休み期間中に子供だけで夜遊びしていたことはともかく、事件の本質は間違いなく山田浩二被告の比類なき残忍性にあり、本人たちにもご両親にもその死に対する責任はない(夜の巷を徘徊したからといって、これほど残酷な形で殺されていいことにはならない)と主張してきました。

 大阪地方裁判所(一審)は裁判員裁判でしたが、この制度の開始から十年、実は三十七件の死刑判決のうち確か五件が高等裁判所判決(控訴審)、最高裁判所判決で覆されたはずです。そのいずれもが「公平性を保つ」という理由でした。

 裁判官が口をそろえる「公平性」は、あくまで裁判官の中での話であり、それでは駄目だということで導入されたのが裁判員裁判だったはずです。にもかかわらず「素人に判断できるものか」「死刑に積極的な市民が主張しただけ」などと相手にせず、平然と「井の中の蛙」のごとき理屈を持ち出して被害者ご家族の処罰感情を踏みにじってきました。

 山田被告が控訴を断念した理由は知りませんが、控訴審で覆される恐怖がなくなったという点では、せめて殺されてしまった二人のあまりに口惜しい想いに報いることができたか、と。そう考えますと、実は私が秘かにもう一つ許しがたいと思ってきた事件での控訴審判決が悔しくて悔しくてたまらないのです。それが、大阪市中央区心斎橋の路上で二人を無差別に殺した磯飛京三被告の事件です。

 一審の死刑判決が控訴審で無期懲役に減刑いい渡しされ、その理由も判然としません。二人も無差別に殺した犯人が死刑にならないのは、むしろ司法の公平性を著しく欠いているではありませんか。

 特に、殺された南野信吾さん(音楽プロデューサー)のお父様でいらっしゃる浩二さんは、本当はお嫌でしょうに事件現場を訪ねるなど、起こされてしまった事件と向き合われ、必死に被告の死刑確定を願って活動をされています。

 死刑存廃の議論はさておき、いわば「世間知らずも甚だしい」裁判官たちの勝手な理屈で裁判員裁判の判決が覆されるのであれば、それこそ「死刑に積極的な市民」の逆を行く「死刑反対の思想にまみれた或る裁判官」による法の恣意的運用こそ問題であり、これほど国民に不公平感を与える、すなわち国家権力への不信感から国家の瓦解へとつながる深刻な事態はないのです。その認識が世間を知らない裁判官たちに全くありません。

 私たちはそろそろ、この問題に口を出すべきです。

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『裁判官の井の中の蛙許すな』に3件のコメント

  1. 日本女性:

    >二階幹事長という方は、頼まれたことに誠実に応えようとする昔気質の政治家であり

    昨日、小泉元首相、二階幹事長、小池都知事、山崎拓、あと1人不明の5人が会談し、小池都知事再選支持で一致したというニュースがありました。二階幹事長による無能都知事再選支持の再度の発言も「頼まれたことに誠実に応えよう」とした結果でしょうかね。二階幹事長は現役ですが、とっくの昔に政界から引退したじいさんどもに東京のことを決めてもらいたくないです。

    選挙公約達成ゼロ(by都政新報)、再来年の都議選で議員数が激減すること必定の都民ファーストの会+公明党では、議会運営は難航必至です。カイロ大学卒業という学歴詐称疑惑も払拭されていませんし。

  2. 心配性@我は蛮夷なり:

    こちらの判決も気になっています。
    既に「執行猶予は確実」といった報道がなされていますし、「無罪」を望む声もありますし、「女性の人権」を語る人もいますが、「娘さん目線」で見た場合、このお母さんの行動は容認できるものなのでしょうか。
    同情すべき点は多々ありますが、彼女自身夫への愛情を語っていますし、「惚れた男を警察に通報する事はできない」という躊躇う気持ちもあったのでは?

    小4女児虐待 母親 夫の暴力を証言もLINEでは「告げ口」
    https://www3.nhk.or.jp/news/html/20190516/k10011918521000.html
    >「わたしと次女が寝ているのをみはからって、冷蔵庫から牛乳を飲もうとしていたよ、ありえないよね、またこっそり出てくるはず。本当におまえはなにさまかとむかつくよね」などと、告げ口

  3. GU:

    裁判官
    一部弁護士は
    AIでよろしい。