絶対菜食?権利闘争の暴力
「関心を持ってくださってありがたい」ですって? 絶対菜食主義(ヴィーガン)の暴力行為になど一切関心はありません。この運動は、仏国で肉屋を襲撃するなど世界各国で過激化が問題視されています。その点について述べねばならないだけです。
或る家族や個人がヴィーガンであることを問題だとは全く思いません。それは、その家族や個人の自由です。ところがこの運動は、わざわざ戸外へ出て私たちに向かって「肉食をやめろ」と怒鳴り散らしてくるわけですから、捕鯨反対運動などと同列に、特定の宗教原理主義的価値観を説いて無関係な他人にまで従わせようとする暴力行為でしかありません。
これは、十三日記事で言及した「権利闘争」の類いであり、同性愛・全性愛(両性愛)・性同一性障害・性不特定を支援と称する団体が主催しているレインボープライド(やはり会場は渋谷区内)と同じ類いです。
いいですか? ヴィーガンは自由ですが、公衆の面前でわざわざ動物虐待の写真などを見せびらかして練り歩く運動が菜食の主張にかないますか? 以前から申している通り特にわが国の歴史を紐解けば同性愛などは何が問題なのかいう必要もないことですが、公衆の面前でわざわざ下着姿になって踊り歩く運動が同性愛などへの理解を求める行為として本当に適切だと思いますか?
気持ちの悪い、頭のおかしな集団と思われて終わるのがせいぜいですから、老婆心ながら申しますが今すぐやめたほうがいいですよ。
これは、一貫して宗教原理ではない祭祀の国の民として同性愛者などの問題を提起してきた私に対し、厳しい反論を頂戴することになるかもしれませんが、多くの人びとに理解を求め、互いに手を取り合っていく国、世界を作ろうという運動の主旨とその行為が全く釣り合っていない点を指摘しているので、どうかご理解ください。
権利闘争は、必ず過激化して暴力化します。そして、想いの初めを見失うのです。自然の恵みに感謝していないわけではないのでしょうが、動物として他の動物と同様に「他の動物のお命」をいただくことに著しく怖じ気づいた連中が自らの恐怖心を誤魔化すために過激に訴える行為は、間違いなく心療内科のカウンセリングを受けるべき対象です。誤解を恐れずにはっきりそう申します。
ですから運動に参加しないヴィーガンは、自らに対しても誤魔化したい恐怖心そのものがありません。全く平然と、家族と個人の自由で静かに貫いているわけです。それが分かれば、権利闘争が必要な宗教原理主義の欧米各国の物真似はやめましょう。