財務省も朝日も国民の敵!

皇紀2678年(平成30年)4月19日

テレ朝「社員がセクハラ被害」 財務省に抗議へ:朝日新聞デジタル

 テレビ朝日は19日未明、記者会見を開き、福田次官を取材した女性社員がセクハラの被害を受けたと発表した。同社によると、女性社員は次官とのやりとりを録音していた。篠塚浩取締役報道局長は「社員に対するセク…

(朝日新聞デジタル)

 いよいよ財務省の福田淳一事務次官が辞任を表明しました。それを受けて「当然」「遅すぎた」との声はあっても、或る重要なことを誰も指摘しないので、ここではっきり申し上げます。

 十八日の辞任表明は、明らかに安倍晋三首相に対する財務省主導のクーデターです。

 十七日記事でも申したように、少なくとも十六日の段階で安倍首相が福田次官の更迭を決めたにもかかわらず、財務省側が抵抗し、麻生太郎副首相兼財務相にその意思を代弁させました。

 そして、安倍首相の訪米日程を待って、わざわざ安倍首相が国内にいなくなった途端に自分から辞めるといい出したのです。この「卑怯卑劣」に気づかず、辞任は「遅すぎた」だの「(麻生財務相の)責任論の噴出は免れない」だのと何を呑気なことをいっているのでしょうか。政府・与党は、財務省にまんまとやられたことを自覚すべきです。

 一方、テレビ朝日の会見は、本来ならば福田次官が更迭も辞任も拒否し続けた状態で開きたかったのでしょうが、テレ朝自体が女性記者の性的嫌がらせ被害に対処せず、当該記者も外部の新潮社へ取材情報を持ち出すというとんでもない痴態をさらしただけに終わりました。

 いわゆる「女権運動」に絡め、この女性記者の重大なコンプライアンス違反を見逃せ、という(十六日記事と同種の)言論の横行が予想されますが、かつて朝日新聞社の秋山千佳元記者も性的嫌がらせ被害を社にもみ消されたと告白して話題になったことがあります。朝日のやっていることは、新聞社も放送局もこの程度であり、歪んだ「女性の権利」を口にして正義感ぶる資格すらありません。

 財務省は絶対に許せませんが、報道権力には若い女性記者を使って官僚から情報を盗み取るやり方があり、この「卑怯卑劣」にも目を瞑ることができないのです。時には、女性の高級官僚に若い男性記者をあてがう社もあるといいます。権力側にいる者たちの考えることは、本当に醜悪です。だんだん私の書き方が「左翼」的になってまいりました。

 そうです。こんな権力は、私たち国民の敵です。

 ついでに申し上げるなら、いつも私が「それは問題発言ではない」と申してきた麻生財務相の発言にとうとう問題が発生しました。自民党の吉田博美参議院幹事長のパーティーの挨拶で、麻生財務相が「これまでの経済成長がずっと継続性を持たせられたのは間違いない事実であって、五年前より今の方が悪いという人は、よほど運がなかったか、経営能力に難があるか、何かですよ。ほとんどの(経済統計の)数字は上がってますから(中略なし)」ということは、国民の約八割に「運がない」というのでしょうか。

 これは、とんでもない思い上がった発言です。もうかばえません。この大失言をもって辞任してください。財務省の出している数字は、賭博経済の上ではじめて成り立つ調子のいい出鱈目ばかりで、アベノミクスは大目に見ても三年前に既に失敗したまま修正もされていないのですから。

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『財務省も朝日も国民の敵!』に2件のコメント

  1. 心配性:

    本当かどうかは知りませんが、以前、朝日新聞の男性社員らは、女性社員の事を「慰安婦」と呼んで蔑んでいたという「噂話」が大いに広まっていました。

    以下の報道が事実とすれば、「セクハラ」が社内でも常態化していた事が疑われます。

    朝日新聞、セクハラを口封じか 胸わしづかみにされるも先輩から「我慢しろ」…元女性記者が衝撃告白 (1/2ページ)
    https://www.zakzak.co.jp/soc/news/180418/soc1804180021-n1.html

    慰安婦問題に関しても、徴用工に関しても、膨大な数に上ったはずの日本人元慰安婦や日本人「徴用工」への補償が殆ど叫ばれませんので、人権問題に関する「ダブルスタンダード」が、マスコミ業界に蔓延しているのかも知れませんね。

    もしかしたら、「自国の女や自社の女の事はどうでもよい。とりあえず必要以上に旧日本軍を叩きのめして、中韓だけに補償しておけ。外面だけ盛大に取り繕って、『正義の味方』を演出しておけば欧米メディアに褒めてもらえる。」という意識が根強いのかも知れません。

    「ダブルスタンダード」で思い出されるのは、鳥越俊太郎氏の被害女性への恫喝と、彼を支持する左派女性たちによる『女もよし』という謎の応援プラカードです。

  2. きよしこ:

    そもそも新潮またはテレ朝が「被害女性」の部分を不自然に無音にした音声しか公開しないところが問題の発端であり、さっさと女性の声がきちんと聞こえる無加工の音声を出せという話です。この点で「名乗り出てほしい」と発言した麻生大臣の表現は大きな誤解を招くものでありました。ところが蓋を開けてみれば、日頃は偉そうに「任命責任」だの「権力の暴走」だのと高説を垂れるテレ朝が、1年半にも亘り女性記者へのセクハラを隠蔽(容認?)してきたわけであり、わざわざ「木曜日の午前0時」という視聴者や報道機関への嫌がらせとしか思えない時間に開いた記者会見で、ブーメランが刺さっているその瞬間を全国民に晒したのです。

    その間に安倍首相はトランプ大統領による最大級の歓待を受け、(まだまだ不十分ではあるものの)それなりに成果を挙げています。野党やマスコミが全く使い物にならないのは、問題だらけの安倍政権に対する追及の仕方が悉く「ピンボケ」であり、「攻めるとこが違うでしょ」と頭を抱えたくなるような「革命ごっこ」を年中見せられ続けたことで、いよいよ普通の国民からも愛想を尽かされ始めたのです。
    「よほど運が無い」発言にしても、メディアもこの発言を攻めれば辞任に追い込めると分かっているのにわざわざセクハラ次官の任命責任なんぞを問うものですから報道権力は「国民の敵」というよりも「使うところの無いゴミ」でしかないと自らアピールしているようなものです。

    ここに来て麻生大臣の発言が非常に雑になっているのは、もう財務省なんて無くなる(自分たちが解体する)のだから何を言ってもいいだろうと思っているのでしょうか。それとも国民生活など捨ててしまったのか、はたまた80歳近くなって、いよいよボケが始まったのか・・・大臣が言うところの「よほど運の悪い一国民」としては、財務省の解体と歳入庁の設置を実現して堂々と最後の花道を歩いてほしいと強く願います。