虎の尾をもう踏んだ中共

皇紀2676年(平成28年)8月11日

 http://www.sankei.com/world/news/160810/wor160810……
 ▲産經新聞:国連安保理、中国の反対で非難声明を見送り THAADの配備念頭に

 昨日記事に引き続き中共の他国侵略ですが、まず四日記事で取り上げた北朝鮮の中距離弾道弾発射について、皆さんに「今回ばかりは(今までの発射と)違う」と申しました。

 それは、北朝鮮が明確にわが国の排他的経済水域(EEZ)を狙い、秋田県の鼻先に(落下する地点で落ちたのではなく)撃ち込んだからです。

 それを非難する連合国(俗称=国際連合)安全保障理事会の声明は、中共一国の強い反対で廃案になり、それが予想されたことであれ、安保理の非難声明に大した効力がないと分かっていることであれ、北朝鮮をかばう目的など毛頭ない中共の反対が日米に向けられたものであることを思い知ります。いえ、中共共産党の強い対日米好戦の意志と受け止めねばなりません。

 九日には、沖縄県石垣市尖閣諸島の久場島沖のEEZ内で、中共海警局の海警船五隻が乗組員を中共漁船に乗り込ませるという「漁業に関する管轄権の行使」風味の行為に及び、明確にわが国私たちを挑発しました。

 政府指示により海上保安庁が尖閣諸島近海にわが国漁船を日常近づけないようにしていますが、海保の警備つきで漁船の活動を許してはいかがでしょうか。そもそもわが国の領海内の特定海域でのみ漁ができないのはおかしなことです。

 中共に対し、もはや口頭の警告や抗議は、意味を成しません。それほど日中関係が中共によって一方的に変更されてしまっています。

 南支那海侵略の目に遭っているヴェト・ナム(越国)は、既に移動式の弾道弾発射装置を設置したようですが、越国のこの措置もまた、外交解決をさんざん試みた上でのことです。

 まさに報道各社があまり国民に知らせないよう伝え方を弱めている中、北朝鮮のやったことも中共のやったことも、とうに異常を超えています。私たちが政府に望むべくは、結果的に彼らの暴走を促すようないい加減な「決着」だけは絶対にしないことです。

 しかしながら現行憲法(占領憲法)の範囲を超えない政府は、いい加減な決着しかできません。そのことが私たちの暮らしの安全や経済活動を阻害していると、一刻も早く知らねばならないのです。

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