トルコクーデター序の口?

皇紀2676年(平成28年)7月17日

 先日来報道されている今上陛下の御意向に関連し、そもそも外部に漏らしたのは、宮内庁の「外務省閥」ではないかとのことです。まさか河相周夫侍従長(元外務事務次官)自らではないと思いますが、以前にも申したように小和田家の皇室への介入がもしまたあったならば、それこそ徳仁親王妃雅子殿下の御体調を悪化させてしまいます。

 正田家や川嶋家と違い、勘違い甚だしい民間人の誤った「名誉欲」が国を亡ぼすかもしれず、皇室と小和田家の板挟みに遭われ苦しまれてきた雅子殿下の昨今著しい御快復も、台無しにされかねません。

 しかしながら一部で噂されている「雅子殿下を一刻も早く皇后にしたい小和田家の圧力に天皇陛下が屈された」というのは、全くの出鱈目と断じてよいでしょう。数年来私が誰にも言えずにいた今上陛下の御考えの伝聞に、そのようなものははじめから全くありません。インターネット上に流された噂は、皇室の破壊を目論む「東宮批判」の工作こちらを参照)です。騙されないでください

 http://www.sankei.com/world/news/160716/wor160716……
 ▲産經新聞:【緊迫トルコ】クーデター失敗 首都など戦闘、死者は265人か 反乱部隊2800人以上を拘束

 さて、トルコ(土国)軍の一部が十五日夜、クーデターを企てましたが、ほぼ鎮圧された模様です。実は、連合国(俗称=国際連合)教育科学文化機関(ユネスコ)の世界遺産新規登録に関する審議がイスタンブルで開かれており、わが国からも関係者を数人出していましたが、全員の無事が確認されています。

 直近では五月二十五日記事で、レジェップ・タイイップ・エルドアン大統領の政治が孕む危険性(自身の権力拡大)に言及し、日土関係に与える影響について述べましたが、今回のクーデターは起こるべくして起きたと申してよいでしょう。

 その背景には、過激とされるクルディスタン労働者党(PKK)に対するエルドアン大統領のいわば「弾圧」があり、それでいて穏健な国民民主党(HDP)のセラハッティン・デミルタシュ党首がクルド系の支持を集めているというエルドアン大統領の誤算もあり、司法機関を統制して権力拡大を目論む彼の前に未だ隠然と司法や検察、国軍に影響力を有するフェトフッラー・ギュレン氏(米国亡命)の活動があると申してほぼ間違いありません。

 今回のクーデターは、国軍内のギュレン一派が主導していると思われ、そうであればこれで終わらないでしょう。警察官や裁判官らエルドアン大統領に弾圧された人びとの行動は、むしろ始まったばかりだと考えるべきです。

 日土関係は、歴史的友好関係にありますが、残念ながら今後渡航を控えてください。和歌山県内で進むエルトゥールル号の関連調査も、人の往来が寸断されて進まなくなるかもしれません。本当に残念ですが、土国の混乱が激化する以上、仕方がないのです。

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『トルコクーデター序の口?』に3件のコメント

  1. 心配性:

    >先日来報道されている今上陛下の御意向に関連し、そもそも外部に漏らしたのは、宮内庁の「外務省閥」ではないかとのことです。

    詳しい事は全く分かりませんので陰謀論は語りませんが、「事実」として、先日国連の女子差別撤廃員会で「日本の皇室典範は女性差別だから、女系天皇を認める内容に改める様に」という勧告が出されかけましたが、その際、外務省が派遣した林陽子弁護士や中国政府に近い婦女連合会の関係者が関係していたというメディアの報道もありましたね。

    そして、あまり関係ないし、深い考えは全くないのかも知れませんが、またしても中国共産党の喉舌の様な某S氏が、陛下の生前退位のお話について「良い決断」だと呟いておりますね。(苦笑)

    いずれにせよ、国論を二分・三分し、場合によっては陛下や皇族方が悩み苦しみかねない洋な報道の仕方は避けるべきですね。

  2. Mulata:

    あなたのスタンスがイマイチ分かりませんが…

    父親の小和田恒が悪人で娘の雅子妃は親の被害者で気の毒な病人で。ということなのでしょうか?

    皇太子殿下を静養の度に車内で下座に押しやり、神社新報に潔斎しないでお伊勢様にお参りしたと曝露される女が、親の被害者で気の毒な病人ですか?頭の病気なら分かりますけどね。

    今回のこのリークだって昭和→平成、のように東宮が東宮として機能していたら生前退位(という言葉も不敬極まりなくて普通譲位ですし、陛下のご意志での譲位はそもそも認められていませんから、この話が出ること自体がおかしい)なんてことはしないで、普通に東宮に仕事量を移していけば良いだけです。つまり東宮は機能してないけれど、さっさと位だけ寄越しやがれ。という、小和田や皇室解体をもくろむ中共・朝鮮・層化・共産連合の心の叫びの発露です。

    プラス、ハーグ裁判所での中国敗訴の報を目立たなくしたい、鳥越のしょぼさを隠したい、憲法改正ではなく女系も含めた皇室規範改正のほうへ注意を向けたい、などの複数の意図があるだろうとは思われますが。

    妻の精神病(ではなくて詐病ないし人格障害ないし血筋(背乗り)からの問題を疑いますが)と不規則登校で自閉症を疑われるも強く否定してろくに療養させずに来た長女にかかりきりな東宮は、こどもの日の公務を両陛下から譲られてもドタ出したのはこどもの日をとっくに過ぎてからのことでした。こんな東宮に真面目な陛下は仕事を任せられないでしょう。

    おまけに現皇太子殿下はご自分のご身分の重み、責任などをご存じない。
    雅子妃とくっついてからではなく、ご結婚前からも「ティファニーで買い物しまくる女は自分の妻には向かない」と具体的固有名詞を出すことへの弊害にまで思慮が至らず、後に皇后陛下がティファニーを訪れて買い物をされて皇太子発言のフォローをなさっておられる。
     しかし、雅子妃も愛子様も国内ブランドではなく、海外高級有名ブランドをよく身につけておられる。殿下の発言はことごとく矛盾している。

    ブラジルでは殿下は層化幹部と写真に納まり、中国共産党幹部妻の招きに応じられもした。
    他の宮家と違い、神社への寄進もなさっておられない。

    少し調べれば現東宮、ご夫妻両方に問題があってまさにタイ王室と似たような状況なのは分かる筈なのに、それを「皇室の破壊を目論む「東宮批判」の工作(こちらを参照)です。騙されないでください。」とあなたの無知から読者を誤誘導するのは大問題です。

    現東宮が即位したら日本の破滅です。かつてない、「反日勢力の傀儡天皇」の誕生になります。
    日本が「中華人民共和国日本省」になっても良いのでしたらそのまま目を背け続ければ良い。

    皇室は日本の「象徴」です。皇室へ赤、青、黄色の三色旗(学会旗)で入内を応援される層化の息のかかった、三代以上前が遡れない出自の妻が入り込んだ。

    言霊とは恐ろしいものです。
    雅子妃の皇室入り後の日本は、日本社会が反日カルトや朝鮮人に跋扈されやり放題やられてきた軌跡そのものです。異物を皇室から掃除しないと、日本を本当に日本国民に取り戻すのは不可能です。もう少し勉強して下さい。

  3. 遠藤 健太郎:

    皆様、いつも貴重なご意見を賜り、ありがとうございます。

    Mulata様
     頂戴しましたご意見に対し、このようにお答えするのは大変申し訳ないのですが、貴殿がお書きになっている「言霊とは恐ろしいものです」というお言葉を、もう一度ご自身に向けてお考えいただければと存じます。

     貴殿ご指摘の「東宮批判」の数かずは、少しインターネット上で調べれば出てくるものばかりで、しかももう何年も前から垂れ流されたままになっています。よってよく存じておりますが、皇族と民間人の違いも分からなくなってしまった方から出る「不敬」とは、一体何を指すのでしょうか。もう少し勉強していただければ、と思えてなりません。

     また、今上陛下が皇太子殿下であらせられたころ、周囲にどのように評されていたかなど、申し上げるにはためらわれることもあり、このようなご意見に対してこれ以上お話することは避けたいと思います。既に徳仁親王殿下に対してことほど左様な話になってしまう、いえ、されてしまう(過去には「廃太子」騒動も)ところに、旧涅王室や泰王室にかけられたのと同種の罠があるのですが、貴殿のようにわが国を強く想われる方(※貴殿に対する私の印象です)にこそ東宮批判がしっくりきてしまうという巧妙な反日工作の跡が見られるのです(結局保守派と反日派が一緒になって次代の天皇陛下の御代に皇室を占領憲法第一条に基づいてつぶしてしまいます)。

     貴殿のお気持ちが分からないわけではありません。言い負かしてやろうという意図など私にはありません。しかしながらもう少しお考えいただければ、このような書き込みにはならなかったのではないか、と残念なだけです。せっかくお書きいただいたのに何やら反論してしまい、大変申し訳ありません。