かつても震源は動いた…

皇紀2676年(平成28年)4月17日

 昨日開かれた「救国の提言講演会・大阪」にご参集いただきました皆様に、この場を借りてお礼申し上げます。ありがとうございました。皆様からお預かりした政策提言は、こちらで責任をもって取りまとめ、いずれご報告できればと思っております。
 また、メッセージを賜りました西村眞悟前衆議院議員、三宅博前衆議院議員に感謝申し上げます。

 http://www.sankei.com/life/news/160416/lif160416……
 ▲産經新聞:【熊本地震】震源、北東へ動く 異例の広域連鎖、誘発を警戒 「近代観測史上、聞いたことがない」

 私たち日本人の「団結力」や「協和・共助の精神」というのは、つまるところ生まれ育った日本列島の性質に寄るところが大きく、災害列島ではお互いに助け合わない限り死んでしまうわけです。

 その精神性は、緊急事態になればなるほど大いに発露し、もちろん戦争に於いてもいかんなく発揮されます。戦争は本来、祭祀に反する不幸な出来事ですが、日露戦争で露国軍が、そして大東亜戦争で連合国軍が最も恐れ、不気味がったのは、まさにこの日本民族の精神性そのものだったのであり、これを破壊しなければならないと考えたのが占領統治期に行われた皇室典範、教育勅語、大日本帝國憲法など一切の殲滅です。

 http://www.sankei.com/west/news/140621/wst140621……
 ▲産經新聞:【北村理が紐解く災害列島】(14)官兵衛に「俺が死んだと聴いて喜んだろ」と言ったとも…そこまで秀吉を震え上がらせた「1596年慶長伏見地震」の破壊力

 ところで、グレゴリオ暦1596年(文禄五年)九月一日(閏七月九日亥の刻)に現在の愛媛県周辺で慶長伊予地震が、四日(十二日申の刻)に大分県周辺で慶長豊後地震、五日(十三日子の刻)に京都府周辺で慶長伏見地震が発生したという記録があります。

 地震の規模を示す正確なものまでは残っていませんが、いずれもマグニチュード七クラスの巨大地震だったと考えられており、今回のように震源が断層帯に沿って動いていきました。

 私たちに「関係ない」自然災害などないのかもしれません。

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『かつても震源は動いた…』に2件のコメント

  1. 心配性:

    韓国では「慰安婦の祟り」だとか、日本でも「神々の怒りだ」といった声が散見されますが、近年環太平洋地域のプレートに沿った場所で大規模地震が頻発していますので、今回の地震もたぶんその一環であり、日本列島がまさに地震が起きやすい時期に入っただけの事だと思いますね。

    「祟り」や「怒り」はともかくとして、本当の意味で国土の強靭化、公共施設やインフラの耐震化等を怠って来たツケは払わなければならないかも知れません。
    場合によっては、日本が破綻しかねない程の大ダメージを受けるやも知れません。
    しかしそれは人災であって、神々の怒りや、ましてや韓国人の祟りなどではありません。

    今後首都直下も連動して地震が起こるかも知れませんし、南海トラフも心配せねばなりません。
    そうなれば「東京五輪」は吹っ飛ぶでしょう。
    しかし、千年に一度だの、何百年ぶりだの、あまりにも多いですね。
    人事を尽くした後に、神仏や先祖にそっと祈ろうと思います。(苦笑)

  2. 心配性:

    なお、私は、日本人に残された時間は少ないと考えています。
    今後九州の地震と連動する形で西日本や首都圏で直下型地震が起り、南海トラフも起るようだと、一時的に「日本が終わる」事も覚悟しなければならないと思っています。
    最悪原発で事故が発生した場合は、「避難民」となって一時的に国を離れる事も考えねばなりません。
    もうあまり時間は無いのですが、それでもヤケクソで国土の強靭化を進めないと、本当に東京オリンピックも中止になるでしょう。

    環太平洋地域で一定の法則性を持って大地震が頻発していますので、本気で安心して住める強靭な国土を目指すのであれば、何年も、何十年も前から徐々に対策を進めてしかるべきだったのですが、現状上手く行っていないと感じます。

    中国の国家主席が胡錦濤だったら、安倍総理も戦略的互恵関係だの、ウィンウィンだのと言って、「日中友好」を謳いながら、もう少し内向きになって国土の強靭化や国民生活の底上げを図れたのかも知れませんが、習近平なのでそうもいかず、肝心の「強靭化」を疎かにしてこれに対抗し、世界中を巡ってお金をばら撒き、安保の事ばかり考えて前のめりに前進する事になってしまったのでは?と感じます。