北関東一円で水害の一因

皇紀2675年(平成27年)9月11日

 まずは今回の北関東から東北の一部にまで及んだ水害で被災されたすべての方がたに、心よりお見舞い申し上げます。そして、懸命の救助活動にあたる警察官、消防士、海上保安官、自衛官の皆さんに感謝します。今回の救助作戦は極めて迅速、且つ困難な状況でも的確な判断により巧みだったの一言に尽きます。

 https://twitter.com/JosoKaneko/status/641688061764472832
 ▲Twitter:金子てるひさ常総市議会議員「若宮戸のソーラー発電開発者によって無堤防地域になっていた……」

 さて、水害はまず自然の猛威が原因です。或る意味人知が及びません。気象庁の警報発令が遅いとか早すぎたとかではなく、私たちが身の回りの状況を見極める能力を持っておかなければならないのです。

 茨城県常総市の金子晃久市議会議員(自民党)の指摘によりますと、決壊の一因が太陽光発電のソーラーパネルを設置するために堤防の一部が削られたことだったかもしれないというのですが、実際に決壊した個所はそこではなかったという情報もあります。

 しかし、昨年五月の同市議会でもこの問題は取り上げられており、私たちがいかに自然を甘く見た態度で暮らしているかを自省する材料としなければなりません。

 民主党政権下、わが国土に無茶な「メガソーラー」計画を推奨するような動きが見られましたが、既にこれはほとんど破綻したと申してよいでしょう。それでも今なお、常総市の例のようなとんでもない(法令で許可を必要としない堤防の一部の掘削によるソーラーパネルの)設置計画があったのです。

 あの約三年間は、本当に大失敗でした。未だ「負の遺産」のように引きずっているのですから、国会の外で都合のよい人たちを前にわめいている暇があるなら罪滅ぼしでもしてみろと言いたくもなるものです。

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『北関東一円で水害の一因』に1件のコメント

  1. ゆか:

    初めまして。いつも興味深く拝見させていただいています。
    今朝のモーニングバードに出演されていた専門家の方が、民主党時代に行われた事業仕訳のせいで災害対策に使われるべき予算が大幅に削られたことがこのような事態を招いた、反省してもらいたい、というようなことをおっしゃっていました。
    すぐさま他の出演者が別の質問を矢継ぎ早にかぶせてこの発言を完全にスルーしていたことに非常に腹が立ちました。
    国会で事業仕訳の件を吊し上げることは難しいのでしょうか?