パソナ絡みでカネ回す?

皇紀2675年(平成27年)4月6日

 http://www.sankei.com/politics/news/150330/plt150330……
 ▲産經新聞:クールジャパン機構、KADOKAWAの海外クリエイター育成事業に4・5億円を出資へ

 これはやはりパソナグループ絡みでしょう。なぜなら平成二十五年に設立された「株式会社海外需要開拓支援機構(クール・ジャパン機構)」にパソナも出資しているからです。

 設立当初、機構には政府が三百億円を出し、民間から七十五億円を募ったわけですが、本来の目的は民間だけで事業化ができない分野への支援だったはずであり、機構そのものに出資できたパソナらが出資するような事業に政府のカネを回す必要がありますか?

 これだから「クール・ジャパン戦略」は駄目だと申してきたのです。個人が地方で守る農産品種の海外展開を支援するための知的財産権をクリアにするとか、例えばもっと「日本農業はカネになる」と、次世代が「ご飯を食べていける産業だ」と思えるような政府支援にしなければまるで意味がありません。

 http://www.sankei.com/world/news/150405/wor150405……
 ▲産經新聞:マレーシアでヘリ墜落、首相側近ら6人死亡

 マレーシア(馬国)はナジブ・ラザク首相になっていよいよロクなことがありません。彼はマハティール・モハマド元首相の「ルック・イースト(日本に倣え)政策」を時代遅れのものとし、中共との関係を密接にしてきましたが、その毒が回り始めたのか自身が代表を務める政府系ファンドで公金の浪費が発覚しています。

 昨年は二度にわたって馬航空機が乗員・乗客の全員を死なせ、今度はヘリコプターの墜落で首相秘書官と元駐米大使らを死なせてしまいました。

 そもそも先述の政府系ファンド「1MDB(1馬ディベロップメント)」は、トレンガヌ州南支那海沿岸の石油ロイヤルティ投資を目的に設立されたもので、約四百二十億リンギット(約一兆三千七百億円)もの負債がどこへ消えたのか、なぜか馬航空機が二度狙われたことと併せ、一刻も早く片づけてもらいたいものです。

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