朝日問題は南京・靖國にも

皇紀2674年(平成26年)9月20日

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 ▲新潮社:週刊新潮 最新号目次

 ジャーナリストの水間政憲氏は、週刊新潮(新潮社)九月二十五日号(十八日発売)のグラビアに、朝日新聞社の本多勝一元記者がいわゆる「南京大虐殺」に関しても、朝日の誤報、と申しますか虚報、或いは捏造や歪曲があったとの自白が取り上げられた、と伝えています。

 確かに、新潮は「『本多勝一』が誤用を認めた『南京事件』捏造写真」と題し、本多氏がまとめた『中国の日本軍』という著作の中で、南京陥落を「南京大虐殺」と言い張る根拠とした象徴ともいうべき写真について、「確かに『誤用』のようです」と語った、と記事にしました。

 日中間に対立をもたらしてきた端緒のその写真は、アサヒグラフ(朝日新聞社)昭和十二年十一月十日号に掲載された「我が兵士に守られて野良仕事より部落へかえる日の丸部落の女史供の群」であり、決して「婦女子を狩り集めて連れて行く日本兵たち」ではありません。

 故アイリス・チャン女史の『ザ・レイプ・オブ・南京』でも同様のキャプションがつけられていましたが、極東国際軍事裁判(東京裁判)で突然言われ、中華民国から中華人民共和国へ、そして朝日が飛びつき、慰安婦の「従軍」報道とともに誤報が続いています。

 以前にも申しましたが、朝日の誤報は、慰安婦問題の創出のみならず、南京問題の拡大、そして靖國神社参拝を問題化させるに至ってきました。

 これらすべてを訂正させなければ、これまでも訂正を求めてきた議論をすべて「妄言ばかりの日本右翼」「反省なき歴史修正主義者ども」などと叩いて封じ込めてきた「もの言えぬ社会」が放置されたままになります。

 どこの誰も「大東亜戦争においてわが国のやったすべてのことに間違いはなかった」などとは言っていません。日中戦争で南京市は陥落したのであり、当時慰安婦はいました。しかし、やってもいないことを「やった」と言われて今なお土下座させられるのは、大間違いだしできないと申しているのです。

 明日の決起集会では、この朝日問題のほか、「福島第一原発事故報道に関する二つのウソ」を指摘します。お楽しみに。

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『朝日問題は南京・靖國にも』に1件のコメント

  1. きよしこ:

    遠藤先生、読者の皆様、ご機嫌いかがでしょうか。明日の決起集会の盛況と成功、これからの先生と支援者の皆様のご健康とご健勝を心よりお祈りいたします。さて、今回の投稿はただの愚痴です。

    北朝鮮が大方の予想通り「日本人被害者の調査に1年はかかる」などと言い始め、被害家族を失望させました。これまでも繰り返されてきたとおり、一部制裁解除をあっさりと利用されたわけです。外務省と現政権は交渉下手にもほどがあります。安倍内閣はほぼ確信犯的に景気を悪化させる政策をとり続けながらも壊れたラジカセの如く「景気回復を最優先」と繰り返し、拉致被害者の救出は最重要課題「の一つ」とのスタンスを崩さず、今回もいいようにやられました。

    あまりこういうことは申し上げたくないのですが、今回の報道を目にした時、「もう拉致被害者の帰国はないだろうな」と思いました。根拠はありません。ただ私自身も毎日拉致被害者全員の帰国を願い続けてきた中で、日本を覆い尽くす「自虐的被占領精神」のあまりの巨大さにただただ心身が疲弊し、また世界唯一の祭祀王を頂く日本人が戦後、何の躊躇いもなく現在に至るまで民主主義と資本主義を妄信し、「大和心」を蔑ろにしてきた臣民としての「民度」の低さにもはや押し潰されそうです。

    私も決して偉そうには言えませんが、この期に及んで「朝日新聞に騙された」と言って喚く、著しく危機意識の低い平和呆けの臣民こそがこの皇国を破壊してきたのです。詐欺の被害に遭ったお年寄りなどに対しては「騙されるほうも悪い」と批判しながら、いざ自分たちが欺かれれば、自分の不勉強を棚に上げて「金返せ」「謝れ」というのですから、「加害者が被害者面する」点においては臣民も朝日新聞も人としての程度に差はないと、私は言い切ります。

    私がこの世に生を受けた時には既に日本は「吉田清治証言」の下で性奴隷国家のレッテルを貼られ、あらゆる誤解とプロパガンダになすすべもなく、非難されれば土下座してきました。今の学生に至っては生まれた時から河野談話ですよ。政治家はもとより、勤め続けていればもうそこそこいいポストに就いているであろう「護憲・改憲派」はどの口で「近頃の若者は」とのたまうのでしょう。デフレも消費増税も占領憲法も歴史認識も移民(外国人労働者)問題も少子高齢化も朝日新聞も、全てあなたたちが目を背けてきた問題だろうと声を大にして言いたい。いや、私たちはいい。しかし、やってもいないことで土下座するくらいならば、自分たちが妄信してきた占領憲法と朝日新聞のせいで人生を台無しにされた拉致被害者とそのご家族に心から謝罪せよ。そのケジメひとつつけずに、老後は悠々自適の生活を送ろうなどと考えている連中を私は決して、決して許さない。