中共が日本船舶差し押さえ

皇紀2674年(平成26年)4月22日

 http://sankei.jp.msn.com/politics/news/140421/plc140421……
 ▲産經新聞:【商船三井船舶差し押さえ】 「やり過ぎだ」 政府、国際司法裁判所提訴を検討 

 戦後補償をめぐる訴訟で中共の上海海事法院は十九日、日中が国交回復の条件を確認した昭和四十七年の日中共同声明を無視し、浙江省の港に停泊している商船三井の鉄鉱石運搬船「BAOSTEEL EMOTION(バオスティール・エモーション)」を差し押さえました。

 これは、昭和十一年に旧大同海運(現・商船三井)が上海の陳順通氏経営の海運会社から貨物船二隻を賃貸したものの、契約満期前に日中戦争が開戦、そのまま日本軍に徴用されたことが発端ですが、日中共同声明以降、このような古い民事の案件も含め、日中間に請求権問題は存在していません。

 しかし、皆様もご存知の通り、中共共産党は三権分立を否定しているため、司法も共産党の思うままであり、法院(裁判所)は政治的判断の影響下にあります。よって、今回の事態は「中共が日本企業の財産を不当に奪った」と申してよいのです。

 原告である陳氏の孫らが本来提訴すべきは、声明に調印した共産党でしょう。賃貸契約をめぐる古い民事争いに決着がつかなかったことを不服とするなら、北京政府に補償してもらうべきです。いえ、日中戦争の当事者は中華民国国民党ですから、台北にいる馬英九総統にも話を聞きにいかれてはいかがでしょうか。

 ところで、この「バオスティール」という名称は、新日本製鐵(現・新日鉄住金)や川崎製鉄(現・JFEスティール)から技術援助を受けて設立された上海市の宝鋼(バオスティール)集団有限公司と無関係なのでしょうか。仮にも宝鋼のために鉄鉱石を運搬していた船を差し押さえて、一体何がしたいのでしょう。

 政府は、中共の所業を世界に正しく伝え、わが国企業の受難を訴えてください。

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『中共が日本船舶差し押さえ』に4件のコメント

  1. いしゐのぞむ:

    今晩は。憂國のブログに敬服します。
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    —————-
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    【講師】いしゐのぞむ(長崎純心大學准教授)
    【聞き手】仲新城誠(八重山日報編輯長)
    日時 平成26年5月11日(日)午後1時半~3時
    場所 石垣市登野城1357-1 石垣市健康福祉センター2階視聽覺室
    主催 集廣舍 www.shukousha.com
    後援 八重山日報社 www.yaeyama-nippo.com
    聯絡先 090-5084-7291(いしゐ) 
    http://senkaku.blog.jp/archives/5628390.html

  2. :

    中国も韓国も、昨今の日本叩きは凄まじいですね。秩序とか理性というものはどこに消えたのか・・・。
    巻き込まれる日本は本当にいい迷惑です。
    しかも、戦後から今日まで官民共に散々援助したり尽くしたりしてきたのに、この有り様ですよ(怒)

    「貧すれば鈍する」という言葉がありますが、中韓に限っては「恨すれば鈍する」ですね。

  3. *:

    狙い撃ちにされ続ける日本企業

    2014年4月22日 17:11 青木直人 | Permalink | trackback(0)

    ●三井商船が戦時中のトラブルを理由に船舶を差し押さえられました。日本政府は官邸を中心にこうした事態に終始狼狽していますが、習政権の本質的性格を考えれば、この程度の対日脅迫は当然と考えるべきでした。

    ●1か月前、ある専門月刊誌上で日系企業の受難について言及、最後に「脅すわけではないが、まだまだこんなものでは済まない」と結論したばかりでした。
    「識者」たちも政府も習政権の対日観をわかっていないのです。NLCは政権発足から一貫してこのことを言い続けてきました。

    ●何の見識もなく、必要不可欠な情報収集も怠ったまま膨大な対中投資を続けてきた企業首脳は今一度ビジネス全般の総括を行うべきでしょう。
    29日の講演会ではこうした諸問題についてもお話しします。繰り返します。これは始まりにすぎない。
    いずれ「義和団」が日系企業など外資を「中華愛国主義」の標的にする日がくるのです。

    http://aoki.trycomp.com/2014/04/post-591.html

    ★日本企業は、シナから撤退するべき!!

  4. ゆき:

    テロで人質に身代金を易々と支払う日本は賞賛されたか。一企業として行動し、このような弱腰では次々と賠償請求されるではないか。三○重工に勤めていた親類がいたが、原発関連の日本語の通訳に日本出入り禁止の中国女性が雇われ、その後その男性は
    入籍して病死した。結婚詐欺、偽装婚と入管から奥歯にものの挟まった言い方で女の素性を聞いたが、日本の役所のやる気のなさで追及できずにいる。この中国への気の使い方は何だろう。この役所にしてこれらの企業ありだと思う。たぶん
    三井などの老舗の安全対策は非常にいい加減であろうと思われる。前述の企業が自分の海外支店に犯罪がらみの中国人を調べもせずに入れることを思うと。平和ぼけした日本人はすってんてんにやられないと隣国の狡猾さが身に沁みないようだ。マニュアル頼みで、自分で考えない日本人が増えている。嘆かわしい。