ドイツが対中政策を修正へ

皇紀2674年(平成26年)3月30日

 http://www.yomiuri.co.jp/world/news/20140329-OYT1T00365……
 ▲讀賣新聞:ドイツ、対中政策修正へ…独紙「友人ではない」

 私が二十六日記事を配信したあと、韓国の朴槿恵大統領は前回の訪欧で実現しなかった独国のアンゲラ・メルケル首相との首脳会談に臨みました。そこでは「反日」を口にしませんでしたが、なぜなら独政府が彼女の発言に事前注文をつけたからです。

 その二日後、メルケル首相は中共の習近平国家主席とも会談しましたが、中共側が嫌う言論・人権問題にわざわざ言及し、独中関係の強化をうたった共同宣言とは実際の様相が異なっていました。

 二年前、私は「欧州各国の政府単位で中共の正体は見破られつつある」と申しましたが、特に独中の経済関係が良好で継続してきた現実を受け、私が発した情報に対する疑問を数名から呈されたことがあります。

 経済関係だけで申せば、むしろ日独こそ相互に仮想敵国のようなものですが、法と自由の価値観を共有している以上、協力関係を構築出来ないわけはありません。日中も独中も、よって実は協調することが極めて難しいのです。

 私が申していた通り、独政府はようやく中共の正体を批判しました。今まで「聞いていたこと」ではあったものの、近頃では「身にしみて思い知ったこと」になっていましたから当然です。

 習主席は窮地に陥った朴大統領に代わるかのように、ベルリンで「反日」講演に及びました。彼はあさってまで白国(ベルギー)にいますが、体制の脆弱化が進んだ中共を相手にする国は、もはや欧州から消えつつあります。

 私たち民間レヴェルの対欧「反中」工作でも奏功しているのですから。

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『ドイツが対中政策を修正へ』に1件のコメント

  1. 神谷:

    安倍首相がG7で中国の脅威について発言したことはタイムリーだったと思います。

    米国を中心とする先進国こそ中国を牽制しなければならないはずなのに、オバマ大統領は中国の何を見ていたのでしょうか?