ドイツはイヤがっている

皇紀2674年(平成26年)3月26日

 http://sankei.jp.msn.com/world/news/140325/kor140325……
 ▲産經新聞:朴大統領「日本は独に学ぶべきだ」 現地紙と会見

 独フランクフルター・アルゲマイネ・ツァイトゥングといえば、中道右派の高級日刊全国紙ですが、高級紙で最もよく読まれているジュートドイッチェ・ツァイトゥング(南独新聞)は、かつて保守的だったバイエルン(それでも簡単にヴィッテルスバッハ家から王位を剥奪したわけですが)のミュンヘンに本社がありながら「極左新聞」と申して過言ではなく、過去に何度もわが国を誹謗中傷したことがあります。

 それはともかく、独政府の大勢を占めているのは、中韓の「反日」に自国の名を利用されたくないという抵抗であり、かなり前に独政府関係者から「迷惑だと考えている」という言質を取ってここでも申しました。

 国内報道では南独新聞のような姿勢も見られますが、政府は朴槿恵大統領が切望した訪独を一度断っていますし、習近平国家主席が打診したユダヤ人大量虐殺(ホロコースト)記念施設の視察を拒否しています。

 朴大統領自身が歴史を直視するなら、わが国が中韓に対して国交回復時に謝罪した事実と、韓国こそ墺国(オーストリア)を見習う必要があることを知るべきです。理由は以前に申しました。

 蛇足になりますが、独国が嫌がっていると申せば、本当は主要七カ国緊急首脳会談でいわゆる「露国外し」に調子を合わせたのも嫌だったはずです。現下の状勢だからこそ、わが国も「ソチ・サミットには参加しましょう」と提言すべきでしたが、占領憲法(日本国憲法)が「大好き」にも見える安倍晋三首相には、言えるだけの力がありません。

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