石原知事の辞任と新党結成

皇紀2672年(平成24年)10月26日

 東京都の石原慎太郎知事は二十五日午後三時、緊急記者会見を開き、知事職の辞任と新党の結成および次期衆議院議員総選挙への立候補を表明し、その後都議会議長に辞表を提出しました。

 私はこの時もちろん仕事中でしたが、午前のうちに会見の時刻を聞きましたので、仕事前に携帯電話の電源を切りました。現在は一時の暇もなく、一切対応したくなかったからです。

 案の定仕事が終わった深夜、電源をつけると多数の着信履歴とメールの山です。皆様には大変申し訳ありませんでしたが、私に聞かれても「なぜ今日だったのか」など知る由もありません。新党の結成については私たちがお願いをしてきたことですが、詳細は「何も知らない」と申しておきます。

 昨日記事(二十三日作成)は表題の通り『中韓は「反日」で共倒れ』でしたが、その主題から離れて次期衆院選で誰に投票すべきかにまで言及し、文末に「占領憲法党(護憲・改憲党)か本物の憲法党(無効党)かを問うべきだと心得てください」と申したのは、実はわが国の政治の混迷、弱体の原因たる憲法問題を軸に新党がつくられると近く発表があることを念頭に置いていたからです。

 今さらながら、唐突にして結果散漫な記事内容になったことをお詫びします。

 そしてもう一つだけ申しておきますと、昨日記事の文末で「ほかの政策もこれでおおよそ決まってきます。だから憲法に対する認識をはっきりと問うことは最重要」とつけ加えましたが、その逆もまた然りだということです。

 例えば社会福祉や教育など個別案件で多少の意見の違いがある政治家でも、明確に「日本国憲法は占領憲法であり、すでに無効になっているはずだ」と言い切れる、且つ皇室と臣民について正確な認識を堂々と披露できるなら、わが国本来の姿を取り戻す第一歩として共闘しようではありませんか。

 来月十一日、衆議院への占領憲法無効請願を行なう事前大会(東京・日比谷野外音楽堂)で恐らく皆様にとって意外な政治家をご紹介することになると思います。私たちは決して排他的な原理主義的運動を目指していません。たった一つ、国家の根幹を正す一点において譲らない(個別案件では同意でも政治的基軸の違う者とは共闘できない)と申しているだけです。

 なぜ永住外国人地方参政権は駄目なのか、領土・領海を守らなければならないのはなぜなのか、その主張の基軸がどこにあるのかを現下のわが国政治に問いただす手段を私たちが新党をもって保持しない限り、もう誰も政治に何の期待もしなくなる事態は長く続き、今後さらに拡大されるでしょう。これまでわが国には占領憲法党しかなかったのですから、このままでは日本に未来があるのかも分かりません。

 ところで、昨日最も滑稽だったのは蚊帳の外にいる人たちが何やら石原都知事と新党について会見を開いて答えていたことです。たちあがれ日本は合流しますが、他の人たちはまだ何も決まっていません。報道各社もいたずらが過ぎます。

 ただし、占領典範と占領憲法の無効を確認できるなら、今すぐその泥舟から脱出してください。しなければあとは沈むだけです。お待ちしています。

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