こっそり復帰させる卑怯党

皇紀2672年(平成24年)10月17日

 http://sankei.jp.msn.com/politics/news/121016/plc121016……
 ▲産経新聞:土肥氏が民主会派入り 衆院に届け出
 http://sankei.jp.msn.com/politics/news/121016/stt121016……
 ▲産経新聞:“野”に放つのは危険? 鳩山元首相が最高顧問に復帰

 「枯れ木も山の賑わい」……民主主義というのは少数意見の切り捨てですから、多数派を確立して現世個人の利益だけを追求する政治になります。そのためであれば「枯れ木(※)」でも移植しておく、と。

 これが私の主張する國體主義(仮称)ですと、簡単に申しまして、祖先より継承される国家の存続を基軸とするあくまで多数意見の精査とそれに基づく政治の決定ということになりますから、いわゆる「枯れ木」を寄せ集めるだけでは実践できないのです。特に昨今は新自由主義で金融至上主義的ですから、世界各国がこの考えに基づかなければ国民生活を守れません。

 しかし、民主党は韓国で対日破壊活動(対日テロリズム)に参加し続けたことで離党していた土肥隆一衆議院議員(兵庫三区)を、現段階では復党こそさせていないものの院内会派「民主党・無所属クラブ」に復帰させました。

 さらに、党員資格停止処分に及ぶ混乱を創出したはずの鳩山由紀夫元首相(北海道九区)を党最高顧問に復帰させています。驚くべきは常任幹事会で異論が出なかったことでしょう。

 何ら政治的基軸をもたない(だからブレようがない)政党だからこそ、いえ自民党でさえそうですから、一体どの国で議員バッヂをつけている自覚があるのかまったく不明の者が民主党の所属議員であり会派の同志だったりするのです。

 むろん「これ以上離党者を出すわけにはいかない」という輿石東幹事長(参議院山梨選挙区)の面子を守るために「枯れ木」でも寄せ集められているに過ぎませんが、土肥代議士について申せば民主党としてそもそもそれほど嫌な(著しく思想の合わない)政治家ではないでしょう。順を追って復党させるかもしれません。

 これは民主党だけの問題ではなく、現下の政党政治そのものの問題だと私たちが自覚すべきです。さもなければ、どの党に政権交代させても結果はすべて「騙された」で終わります。

 (※=表現上わが国の国会議員として存在価値をほとんど認められない者の比喩であり、決してすべて国会議員を指して揶揄したり人権を蹂躙するものではありません)

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