無能な味方は敵より怖い

皇紀2671年(平成23年)4月8日

 7日午後11時32分ごろ、先月11日の東北地方太平洋沖大地震の余震と見られる宮城県沖を震源とするマグニチュード7.4の地震があり、仙台市宮城野区と宮城県栗原市で最大震度6強を観測しました。引き続き強い余震に警戒して下さい。

 ただちに東北地方の太平洋沿岸に津波警報が発令されましたが、現在のところ大きな被害は出ていません。今回は報道もすぐに「高台に避難して下さい」と呼びかけました。

 現在、青森県と岩手県、宮城県、福島県で停電しており、復旧していた一部の交通機関に運休などの影響が出ています。ご注意下さい。

——————————

 http://sankei.jp.msn.com/politics/news/110404/plc11040421040017-n1.htm
 ▲産經新聞:「無能な味方は敵より恐ろしい」 危機だからこそ首相退陣

 表題についてはよく戦時下に於いて言われることですが、大東亜戦争のウ号作戦(インパール作戦)を指揮して大失敗した陸軍の牟田口廉也中将を指してよく部下たちが言っていた、と言われています。

 とはいえ牟田口中将とは違い、もともと菅直人首相が私たち及びわが国の味方かどうかすら極めて疑わしかったわけですが、混乱の真っ只中に首相を交代させることは、残念ながらあまり現実的でないのも事実です。

 しかし一部で噴出し、メディア報道でも扇動している自民党との大連立はもっとありえません。阿呆に莫迦を足しても、何の解決にもならないからです。民主党はこの震災でもはや終わりました。莫迦はただ「復興までも阿呆に任せますか?」と問うて、衆議院の解散総選挙を主張していればよいのです。

 むろん自民党の中には、国防意識の高い非常事態想定の得意な所属議員もいますが、民主党の中にも片手で数えられるほどとはいえ、いました。ところが、そのような国会議員ほど、これまでを見ても政権の中枢から弾かれています。

 民主党と自民党の大連立でも、さだめし同じ様相を呈するだけに違いありません。なし崩しで民自国連立政権が誕生し、まさか「やっぱり改憲は急務」などとなって、なぜか今はなきGHQの代わりに占領憲法をいじる議論に血税を投入していれば世話もないことです。どこまで進駐軍に忠誠を誓い、わが国を裏切り続ければ気がすむのでしょう。

 http://www.j-cast.com/2011/04/04092152.html
 ▲J-CASTニュース:放射性物質まき散らす日本 海外論調「同情」から「不信」

 昨日記事でも申しましたが、最初から非常事態宣言を出してでも住民退避と炉心制御にあたるべきだった福島第1原子力発電所事故に対する菅政権の対応は、当然世界中に不信をもまき散らしています。

 まさか世界中で「反日」感情など沸き起こっていないにせよ、菅政権の無能・無策が被災された方々への「同情」をかき消し始めたと言えるかもしれません。

 原発を運営してきた東京電力自身が、非常用電源設備への投資を怠り、今や廃水設備がどうなっているのかも分からなくなってしまっている以上、起こってしまったことへの対応は民主党の手に委ね、次の選挙で党から議席を全て奪うほかないのが現実です。

 問題は、被災地を含めたこれからの日本をどうするかであり、これを阿呆莫迦の手に委ねてはなりません。今や「頑張れ日本」であり「たちあがれ日本」ですから、おのずと誰の手に託すべきかはお分かりになることでしょう。

スポンサードリンク

『無能な味方は敵より怖い』に3件のコメント

  1. 保守派:

    Edmund Burkeは極めて知的、良質な保守論者です。
    だからこそ、北鮮系カルト集団ともかかわったSMと一緒に「行動」をしたブログ主殿の、真意がまったくわかりません。
    まさか、反日偽装保守のMoonistなどではないことを、心から願うのみです。

  2. 遠藤 健太郎:

     北朝鮮系カルト集団というのは、恐らく統一協会、或いはその下部組織である国際勝共連合のことでしょう。これがわが国の保守派を駄目にしました。私が最初から創価学会とともに特に断罪してきた集団です。

     それでも彼らは「保守っほい」匂いを嗅ぎつけては寄ってきます。どの個人を特定されているのか分かりませんが、私と同じようにやられた人はいます。彼らによる闇の政治工作こそ、わが国で保守主義がまともに議論すらされない諸悪の根源であり、いわゆる保守派の大同団結を阻んでいるのです。

     手早く言えば、真正護憲論(占領憲法新無効論)を知らない、または理解出来ないのではなく特段に嫌悪し、親米保守を恥ずかしげもなく掲げて実は親韓保守(日米韓安保絶対論者)であり、皇室祭祀に習って自立再生を決して語ろうともしない「自称保守派」は、統一協会・勝共の徒だと疑ってほぼ間違いありません。ただし、それが「保守」と思い込まされているだけの方もおられますから、私は「そうではないのだ」と今後も広く訴えてまいりたいと思っています。

  3. チンドン屋バスター:

    遠藤氏が「行動する」界隈の輩ではないのは明らか。前にも書いたが日頃愛国だ護国だと騒いでるだけの界隈が自分らで義援金すら出さない。救援物資も送らない。都合のいい時しかほとんど皇室を語らない。知らない。遠藤氏とは対極だ。
    北鮮系カルト集団はただの金儲け運動家ども。保守理論とかバークとかなにも知らないネウヨの典型。ブロランキングもここが上位にならないよう輩どもに工作されてるよ。
    やられても立ち上がった遠藤氏がんばれ!!