脱炭素と世界平和という嘘
二十五日記事で申したように、ウクライナを助ける気などさらさらない北大西洋条約機構(NATO)は、米国がさんざん露国を煽り、欧米各国一致団結で口先だけの非難をしながら、究極的制裁には及び腰です(一部制裁にとどまる見通し)。
そもそも連合国(俗称=国際連合)常任理事国に、露国と第二次世界大戦時には存在しなかった中共がいる限り、連合国として彼ら自身が起こす侵略戦争に非難決議すら出せません。いや、米国の存在も同様です。
私たちの世界は、一体いつまで第二次世界大戦の枠組みで物事を動かそうというのでしょうか。
国際銀行間通信協会(SWIFT)決済網から露国の全金融機関を排除するのに反対した独伊は、東京電力福島第一原子力発電所事故以降の慌てふためいた「脱原発」で、電力資源をほぼ露国に依存しています。ハンガリー(洪国)に至っては、原発を露国製に依存し、建設費用も露国の融資を受けました。
供給網(サプライチェーン)を海外に過剰依存し、経済的結びつきを深めることで「戦争はなくなる」と謳い上げてきた私たちの世界は、その実相として経済的結びつきを深めたせいで戦争を止められないのです。
まるで「憲法九条で世界は平和になる」とわめいてきた或る思想の悪意に似ています。そうと思わせておいて実は人を死に追いやるほどタチの悪いものはありません。
また、私たちの世界は「脱炭素」を叫び始めながら、もう一方の「脱原発」という出鱈目により火力発電の主力燃料である液化天然瓦斯(LNG)の使用を断てずにいます。露国のウラジーミル・プーチン大統領は、欧米の嘘と実態をよく知っているのです。
以前から申していますが脱炭素は、もはや政治ではなく「ビジネス」という名の利権にほかなりません。それを主導したのが欧米です。
しかし、こうした各国政府の方針に、もはや企業は本気になれないでしょう。口先だけの脱炭素にうわべで応え、本当に大きなお金を動かすのは「炭素をバラ撒くもの」なのです。
緩やかな氷河期に突入している地球が温暖化しているのかどうかも、本当は分かりません。氷山の周期的分離を「極地の氷が解け、もともと海抜の低い島国が存続の危機にある」とわめく人びとを、むしろ脱炭素利権が利用しているだけです。
そちらはそちらで小金を稼ぎ、脱炭素に取り組まない企業が槍玉にあげられるのを別の企業がせせら笑いつつ、今もなお炭素社会で儲け、炭素社会で戦争が起きて脱炭素提唱の国ぐにが青ざめています。
私たちの世界は、世界平和や脱炭素というあまりにも多くの嘘を吐き、その嘘で人びとを苦しめておきながら、その嘘のせいで単なる本音が余計に死と苦悩の材料になっているのです。
プーチン大統領は、そのような欧米の嘘を人質に取りました。欧米各国は、嘘を吐いてきた弱みにつけ込まれたのです。
だから私は最初から「この好機に」と申すと不謹慎ですが、露国がこれまでに日露講和条約の締結に応じなかったことを理由に十六日記事の提案をしました。本音には本音でぶつかったほうが話が早いからです。
にもかかわらずわが国もいつまで欧米の嘘につき合うのでしょうか。
例えば、水素利用のハイブリッドを目指していると思われる日本の自動車産業が欧米に対して遅れているのではありません。堕ちたテスラなどもはや世界の眼中にない企業で、脱炭素の裏でリチウムイオン電池の廃棄問題に必ずぶち当たる彼らのEV技術が極めて不効率だから採用できないだけです。
つまらない嘘がまた別のくだらない嘘を生み、いつか世界は破綻します。ウクライナ情勢に本気で抗するなら、せめて脱炭素という嘘をやめることです。
皇紀2682年(令和4年)2月27日 1:28 PM
遠藤さんの卓見にはいつもながら勉強させて頂いています。
>第二次世界大戦の枠組み
細かいことは抜きにして非常に大まかなイメージですが、今回の記事から、
現在のロシア→かつての大日本帝国
現在のウクライナ→かつてのシナ、満州
現在の日本→連合国の傀儡
とイメージしてみました。
つまり、今回のロシアによるウクライナ侵攻といわれるものは、かつての大日本帝国のシナ大陸での行動に類似しているのかもしれません。
そして、その大日本帝国の行動を戦争犯罪と非難する連合国の様子も。
ロシアが極悪非道のように報道される割に、スマホなど情報発信環境が十分にあるなかで、大規模な被害の証拠映像が少なすぎるように思います。
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温室効果ガスによる地球温暖化について、そもそもCO2にそのような効果があるのかよくわかりませんが、仮にあったとして、断熱ガスと呼ぶべきだと思います。
断熱ガスと呼んみると、断熱ガスで地球の熱が外に逃げないことと同時に、断熱ガスで太陽から受け取るエネルギーも遮られて減少してしまうことに簡単に気づくでしょう。
ところが温室効果ガスといわれるとそれに気づきにくい。
こういった偏向情報により騙していることがわかります。
皇紀2682年(令和4年)2月27日 2:05 PM
220227-3
ソロです。
>>嘘だらけの世界の裏側
思うに「地球温暖化防止は、温室効果ガスの削減に拠るべきだ」の嘘は、現在のCO2濃度は恐竜が生きていた時代の1/100に過ぎないので、是が1/50に迄になるのに、一体何年かかるのかを考えるに、地球も生命体なので現状を維持しようとする力が働きます。
手っ取り早いのが、太陽の活動の変化や宇宙のダーク・マターの太陽光線阻害に拠る気候変動であって、地球の生命体の繁栄要素である、0~100℃の狭い温度域でしか流体でない「水」を凍らせたり蒸発させて、地球上から害虫を駆除する様に生命体を除去するのです。
最近の西欧の科学者は、どぅも理性が劣化しているw様で、此の簡単な地球の生命体としての営みは「あり得無い」事にしたい様ですね、何故って、その方が儲かるからでしょ? 結局、象牙の塔の住人に「贅沢な暮らしの味」を教えたのが間違いですね、彼らは一生を掛けて磨いた筈の理性を簡単に忘れますね、丸で日本学術会議のメンバーみたいな浅ましさですねwww
世界平和を願っているに居るのですが、4半期決算の様な目先の評価で簡単に地位を奪われるので国民が耐乏を強いられる長期的な理想目標は立てても現実的ではないのです。 プーチンの22年独裁は奇跡的だが民主政治を経験していない国民はシナと同様独裁政治が常識なんですね。
皆「我慢する」とか「長い目で見る」とか出来なくて、心に余裕が無い様は、マスクすら強制しないとかけない西洋人に顕著な性向ですね、日本人に言わせたら「まるでガキ」ですねww qq理屈が通さない理由が「自分の勝手」なら、そういう人間をスポイルするのも社会の勝手ですよね。こう言う間違えた個人主義の解釈が平和主義も歪めていると私は思いますね。