講和しない露国を許すな!

皇紀2682年(令和4年)2月16日

ロシア艦艇24隻を確認 日本海・オホーツク海

防衛省は15日、今月1日以降、日本海とオホーツク海南部の海域で活動するロシア海軍の「ウダロイ級駆逐艦」など艦艇計24隻を確認したと発表した。岸信夫防衛相は同日…

(産經新聞社)

 駐キエフ米国大使館の全職員に退避勧告が出され、一部で露国のウクライナ侵攻が本日になるのではないかと噂されました。わが国の大使館員も十四日から退避を開始しています。

 冬季五輪北京大会(北京五輪)開催中の中共は、露国を擁護するようにこの事態にも沈黙し、そのことを指摘すると外交部が「好戦的発言はやめよ」などと応じました。では、露国に対して「好戦的態度はやめよ」といったのか、と世界が問うているのです。

 現行憲法(占領憲法)が本当に平和主義民主主義を貫くものであるなら、わが国も露国の軍事侵攻を止めねばなりません。

 しかし、実際には世界平和に何ら貢献せず、国民個人がそれぞれ身勝手な主人に収まっただけの「米軍都合の日本統治基本法」でしかないのです。平和を実現する覚悟など、自分のことしか考えなくなった日本国民にはもうありません。

 米国が始める戦争に反対できないのが占領憲法であり、露国や中共の戦争に対抗できないのが占領憲法の正体です。

 もし、大東亜戦争の完全終結となる日露講和条約の締結を目指した安倍晋三元首相が自らの発言と理解通りに自主憲法の系譜を取り戻し(大日本帝國憲法の改正をし)ていたら、ウラジーミル・プーチン大統領の信用を得て今ごろ日露講和は実現し、北海道択捉・国後・色丹島・歯舞群島(北方領土)は私たちの手に戻ったでしょう。

 そうなれば、この事態に於いてもわが国の「対話力」が外交的価値を持ったかもしれません。

 ところが現実には、プーチン大統領の不信を買って日露関係は硬直化しました。目下、手も出せず口も出せず、文字通りわが国は「役立たず」そのものです。

 ならば「北方領土を返さない露国の軍事侵攻には断固反対する」と表明し、自衛隊に北海道北西部への出動を命じるべきでしょう。「露国情勢の不安に備える」とでも何でも、名目はあります。

 いや、北方領土なら北東部だと思われるかもしれませんが、私がこの機に狙うのは南樺太です。

 露海軍艦隊が日本海とオホーツク海へ(できれば)現れる前に、まずわが国海上自衛隊艦隊を日本海北部へ進めます。北方領土はいいのです。この機に獲りにいかねばならないのは南樺太なのです。

 同時に日本国首相が「露国が侵攻を進めるならわが国は世界平和に懸けて許さない」と明言してみせるだけで、露国はその意外に驚いて慌てるに違いありません。露艦隊が来たからといって、露国がウクライナと樺太の二正面作戦に耐えられるはずなどないのです。

 露国は、必死にわが国を説得にかかるでしょう。北方領土は返ってきます。そこで南樺太も獲れれば御の字ですが、ウクライナ情勢が本当に「利権の茶番劇」なら、欧米がどう出るか見ればよいでしょう。世界が少しはよく分かるはずです。

 それが日本経済起死回生の一手となるかもしれません。わが国ほどの為政者なら、せめてこのくらいのことは考えてほしいものです。

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『講和しない露国を許すな!』に2件のコメント

  1. 波那:

    ロシアのウクライナ侵攻の思惑は、まだどうなるか分かりませんよね。この記事を、お読み下さい。

    ウクライナ南部はまだ泥の海、ロシア待望の厳しい冬の寒さは今月後半に到来
    https://grandfleet.info/european-region/southern-ukraine-is-still-a-sea-of-mud-russias-long-awaited-harsh-winter-cold-arrives-later-this-month/

    英メディアのThe Daily Telegraph紙は11日、まだドンバス地域を覆う黒土は凍結していないがロシア待望の「厳しい冬の寒さ」は今月後半に到来する確立が高いと報じている。

    参考:Why mud could play a big part in Vladimir Putin’s decision to invade Ukraine
    (Daily Telegraphの記事)

  2. ナポレオン・ソロ:

    220216-2
    ソロです。
    >>米国が始める戦争に反対できないのが占領憲法であり、露国や中共の戦争に対抗できないのが占領憲法の正体
    是は遠藤さんの卓見だと思います、全面的に賛同しますので、周知の為に拡散させていただきます、是で、現行憲法が平和憲法では無く日本占領時に日本を縛る為の道具に過ぎない事が明確化するし、米国の日本抑制派が心底日本を恐れている事が分りますね。

    日本は米国が戦後に世界中で始めた世界覇権の為の戦争に出兵を回避する言い訳訪死て、利用しましたが、それは厳密には間違いで、米国の他国の戦争への介入に正面っから反対すべきだったのですが、それも日本が自主憲法なら、自分の国を自力で護る条文を必ずし入れているがそうで無いから憲法違反の自衛隊が現存しているのです。

    独立主権国家として独自外交と独自防衛力、そして独自の憲法を持ってなければ、国家として は不完全なのです。何故なら平和を護るには、自国の国益益優先の外交をしなければならず、国益を脅かす敵に対する抑止力になるレベルの防衛力を持たねばなりませんし、その2つを保障する憲法は必須だからです。

    今回のロシアが反DSの立場でウクライナの狡猾さを糾弾しているのは判りますが「やり過ぎ」ると、現在のシナ・韓国の様に世界中が敵だらけになって、戦前日本の様に世界を相手に戦争をしなくてはならなくなりますが、今の米国には主要な人物だけを暗殺出来る数十種類の兵器がある事を忘れてはいけません。