握手の仕方ぐらい教われ!

皇紀2677年(平成29年)8月10日

 財務省について、昨日記事徴税権力と申しましたが、佐川宣寿国税庁長官が就任会見を行えないようなことで大丈夫なのでしょうか。

 先月九日記事でも申しましたように、辻元公園問題と称すべき「豊中市にはなんだかんだで約二千万円で国有地を売却しておきながら、隣接地を森友学園に約一億三千万円でぼったくった問題」に対し、しどろもどろの国会答弁をした省内評判のよくない佐川長官を攻めても仕方がありません。

 経緯を知っているはずなのは、迫田英典元理財局長・前国税庁長官(先月五日付で退官)です。そんな迫田前長官が逃げ去り、佐川長官も会見の場から逃げました。それが財務省です。

中国紙、王毅外相に頭下げた河野太郎氏の写真掲載 国内向けに宣伝

8日付の中国共産党の機関紙、人民日報系の環球時報は1面で、王毅外相が7日にフィリピンで河野太郎外相と会談した際、河野氏が頭を下げて握手した瞬間の写真を掲載した。…

(産経ニュース)

 さて、表題の件。河野太郎外相が米国のレックス・ティラーソン国務長官と初めて会談した時の動画で、頭を下げながら握手をしているさまを見て、もうそれだけで「外相失格だ」と思っていましたが、初の日中外相級会談で中共共産党にこのような写真を撮られ、政治的に利用されたのであれば、ますます河野外相の責任と申さざるをえません。

 何度でも申しますが、王毅外交部長なんぞ共産党内序列の低い北京政府内でも全く信用されていない人物です。これが虚勢を張るのは、産經新聞社記事の分析通り党幹部へのアピール以外の何ものでもありません。

 それに対し、河野外相が「大国らしい振る舞いを」と返し、ヴェト・ナム(越国)のファム・ビン・ミン副首相兼外相から「(南支那海問題を)よくいってくれた」と褒められたようですが、とりあえず外交デビューで及第点を取れたとも申せるものの、外交の場での握手の仕方ぐらい事前に教わってから現地へ行けと申したい。

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『握手の仕方ぐらい教われ!』に2件のコメント

  1. ななし:

    団塊世代で、世界の常識に疎い人間ですが、握手の時は頭を下げない(お辞儀)らしいが、河野さんは祖父が河野一郎?で、三代目ですよね。こんな作法も知らないとは思えませんが? 外相でもある! 中国の王さんに頭を下げながらの握手を見ましたが、あれは計算ずくでは? 米国にもですか? 安倍さんも支持率低下で河野さん、野田さんを起用したらしいが、今後の安倍政権はどうなるのでしょうか?心配です。

  2. 心配性:

    戦後今日までの財務省の政策、バブル崩壊から今日までの政策が日本人に豊かな暮らしをもたらし得たのか、正しかったのか、間違いは無かったか、一度真面目に見直した方がよいでしょう。

    (音声は当時とは無関係のものらしいですが)100年前の東京の映像をご覧いただければお分かりになるでしょうが、子どもや若者で街中が溢れ返っています。

    約100年前の東京の鮮明な動画
    https://9post.tv/39864

    これだけ多くの若い人材が国中に溢れていれば、明治の近代化も乗り越えられたでしょうし、戦後の復興も進んだでしょうし、高度経済成長も実現できたでしょうが、今や、都市も農村も老人と空き家とシャッター街だらけですから、いかなる「改革」もなかなか前には進まないはずです。
    なぜこうなったのか、誰に一番の責任があるのか、という事を考えなければいけません。

    「歴史問題」一つとっても、実は「お金」が絡む問題であり、日本の経済に深刻なダメージを与えかねないものだと自覚すべきです。

    民主党野田政権の時に中国で反日暴動が発生しましたが、その際も、欧米企業や関連会社が「我が社は領土問題では中国を支持する、日本車から我が社の車に乗り換えるなら今がチャンス」だと、「反日」を煽っていた事が大いに伝えられました。

    ドイツの自動車メーカーなどは、中国人の反日感情を巧みに利用しながら自国の車を売りさばいていたとも言われていますが、その一方でかの国のメディアは、暇さえあれば(ナチスの慰安婦問題はそっちのけで)「慰安婦問題」で日本を批判し、「日本は歴史に対し、被害者に対し、謙虚であるべきだ。我が国の謙虚さを見習え。」と嘯いてきました。
    世界は腹黒いのです。