訪中する舛添、岩屋のバカタレ

皇紀2684年(令和6年)11月28日

 二十六日午後十時四十七分、石川県西方沖を震源とするマグニチュード6.6、最大震度五弱の地震が発生しましたが、そのわずか二分前に大阪府北部を震源とするマグニチュード2.5の地震も発生していました。特に石川県北部にお住いの方がたは、大変驚かれたと同時に「またか」との思いでおられたでしょう。

 私は発生時、大阪市内で初めは「めまいか」と思ったほどゆっくりとした横揺れが長く続いたのを感じ、とっさに「震源が遠くて地震の規模が大きい」ことを察知しましたが、それは、能登半島から伝わってきたものでした。大阪の地震は、最大震度一のごく弱いものだったようです。

 当日は大雨とも重なり、不安な一夜となりました。先日の青森県の地震も含め、各地の皆様、十分にお気をつけください。

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 さて、東京都文京区小石川の六階建て集合住宅で昨日午後七時十分ごろ、火災が発生しましたが、最上階にある自民党の猪口邦子参議院議員の自宅が火元でした。

 猪口議員は無事のようですが、夫で国際政治学者の猪口孝氏(東京大学名誉教授)と連絡が取れておらず、救急搬送された長女が亡くなられたようです(二十八日午前零時現在)。衷心よりお悔やみとお見舞いを申し上げます。

中国元高官の息子、台湾女性と結婚 父は失脚した薄熙来氏

 【台北時事】中国の習近平国家主席のライバルと目され、2012年に失脚した薄熙来・元重慶市共産党委員会書記の息子、薄瓜瓜氏が台湾出身の女性と結婚した。台湾メディアによると、夫婦は23日、北部の新竹市で…

(時事通信社)

 ここで本題に入りますが、中共が絡んだ統合型リゾート(IR)開発汚職事件で東京地方検察庁特別捜査部の任意聴取を受けていた外相の岩屋毅氏は、年内に訪中を計画していますが、北京政府主催の国際会議(広東省広州市)に招かれた東京都元知事の舛添要一氏は来月二日、北京市内で国家主席の習近平氏と面会できてしまうようです。

 八月二十九日記事で申した通りこののちの訪中で自民党の二階俊博元幹事長が会えなかった習氏に、舛添氏が易やすと会えてしまうかもしれません。何をかいわんや、といったところでしょう。

 わが国がもう二度と気を配ってはいけない中共という「図体のでかい(当然中共人民を含む)全人類の敵」に、こちらが「頼むから会ってくれ」と言われることこそあれ、こちらから「会ってください」とは決して言ってはいけません。頼まれても会ってはならない存在でしかないのです。

 それが分からない愚かなわが国の政治家は、大抵余計なことを言ってまたも日中関係をおかしなことにしてしまいます。それは、私たち国民にとって、中共人民にとっても全くよいことではありません。

 かつて東京都の石原慎太郎元知事が中共人記者に対して言われたように、中共・共産党という「巨大な過ち」を叩き潰すことが人民のためではないのか、と。

 習氏の醜い権力欲に打ちのめされた党中央政治局の薄熙来元委員兼重慶市党委員会書記は、失脚の端緒となった英国人殺害事件で逮捕された妻(当初は死刑)と共に無期懲役となりましたが、腐敗撲滅を掲げた習氏の目論見とは裏腹に、起訴された贈収賄事件では、贈賄側が一切の支出を否定しました。

 それでも薄氏が前出の殺害事件で捜査妨害に及び、失脚も当然という顛末を辿ったわけですが、米民主党のジョー・バイデン大統領がウクライナに露国をけしかけさせた次男のハンター・バイデン氏をめぐる捜査の過程で、私生児の娘が(薄氏の弟の養子として育てられて)いたことも分かっています。

 中共産党としては、もはや薄氏の動向など人民に一切知られたくありません。この報道も封殺しているようですが、台湾人女性と結婚するらしい薄瓜瓜氏は、薄氏にしてみれば前出の後妻との息子であり、実は前妻との間にも在米の息子がいます。

 薄瓜瓜氏の英国留学は、妻(と生活秘書)が毒殺したとされる英国人の紹介で実現したものでした。二十三日記事で申したように、北京政府の薛剣駐大阪総領事が言った「特権階層」とは、まさにこの連中のことです。私たち日本人に向かって言うことではありません。

 ことほど左様に「エグい」権力闘争を日常茶飯事とする中共産党の連中とわが国の政治家が何を話し合えるというのでしょう。胡耀邦総書記の失脚を避けようとして幾重にも間違いを犯した中曽根康弘首相(共に当時)の教訓を、絶対に忘れてはならないのです。

 同じ過ちを何度も繰り返すのは、莫迦阿呆の類いであり、そう言われたくなければ中共とは一切関わらないことです。

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