皇紀2676年(平成28年)1月5日
http://www.sankei.com/world/news/160104/wor160104……
▲産經新聞:サウジ、イランと国交断絶
まずサウジアラビアがイスラム教シーア派のニムル師ら四十七人を処刑したことに端を発し、イランの首都テヘランで二日から三日未明にかけ、抗議する多くのイラン国民がサウジ大使館を襲撃した結果、サウジ側が一方的にイランとの国交断絶を発表するに至りました。
端的には、スンニー派とシーア派の対立に見えますし、その通りでもあるのでしょうが、一貫してサウジ側の苛烈な反応は、決してそれだけのことではないに違いありません。
まだ不確定要素の大きい情報ですが、そもそも私がほぼ一年前に当たる旧年一月二十七日記事で、サウジのアブドゥラ・ビン・アブドゥルアズィーズ国王陛下(当時)が亡くなったことを取り上げ、この事態を特に「現下の中東情勢を悪化させる可能性があり、今後何が起こるか分かりません」と申し述べた通りになり始めました。
さらに、私はサウジとISIL(またはISIS=自称「イスラム国」)の不穏な繋がりを指摘し、幾人かの方に「それは状況分析としておかしいのでは」と言われたのですが、私自身はまだその線を捨てていません。今回のサウジの過剰にすぎる一連の行動も、それと関連しているように思います。
イランは平成二十六年末、公然とISを攻撃しましたが、その時点で米国は沈黙していました。しかし、イランと米国の雪解けもまたさまざまな批判がある中、実現へと向かい、中東におけるイランのプレゼンスは今後一層増すかもしれません。今回の事件は、その矢先だったと申せましょう。
なぜなら、露国のウラジーミル・プーチン大統領が旧年末、イランを訪問して最高指導者ハメネイ師と会談し、ISとの共闘を確認したからです。こちらは欧米のIS掃討組とは別の、いわゆる「アサド政権護持派」であり、これでイランを再び「全世界にとって不都合な悪の国家」に仕立て上げたい国ぐにがどこなのか、おのずと見えてきます。
わが国は、残念ながら交戦権を否定された占領統治期の基本法を放置しているため、国際平和に貢献するフリはできても一切役に立ちませんが、安易にイラン側を批判していると情勢を見誤るでしょう。そのことだけは覚えておいてください。
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皇紀2676年(平成28年)1月4日
http://www.bbc.com/japanese/35188098……
▲BBCニュース(英国):南沙諸島にフィリピン学生ら上陸 領有権で中国に対抗
韓国に不法武装占拠されている島根県隠岐郡隠岐の島町竹島や、中共に狙われ始めた沖縄県石垣市尖閣諸島に、私たち国民が簡単に上陸できません。むしろ海上保安庁から警告を受け、彼らの捜査権限に於いて身柄を拘束されてしまいます。
またぞろ法政大学の山口二郎教授(北海道大学名誉教授、民主党「改革創生会議」議長代行)に倣えば、政府の公式見解は、北海道のいわゆる「北方領土」も竹島も尖閣諸島もわが国の領土ですから、私たちが自由に(私有地でない限り)入れないのはおかしいのです。
ただし、国定の環境保護区域ということであれば自由に入れないのも致し方ないところではありますから、そう考えれば納得できないこともありませんが、フィリピン(比国)政府の旧年中の措置は、立派なものです。
日韓外相会談をもって中韓の異様な「反日」共闘が瓦解し、これから本格的に中共の脅威と日米韓で立ち向かっていかなければなりません。英国紙ガーディアンがそれを「日米の勝利」と大きく報じたのも、何度も申しますが、中共の領土・領海侵略が国際社会の懸念するところになり始めているからです。
一方で、日米韓の連携再構築は、竹島問題の長期化を意味してしまい痛し痒しではありますが、とりあえず沖縄県を守らなければ、ことのほか知事があの有様ですから、安倍晋三首相も安全保障上のプライオリティに従った結果だったでしょう。
私たちは、東南亜各国が中共の暴挙にかくのごとく対抗している現実を見据え、覚悟を決めて政府に提言すべきことを整理しなくてはなりません。本年は特に、日本国憲法(占領憲法)の問題から目を背けることができないでしょう。
私たちが有しているはずの「祖国防衛権」のことです。
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皇紀2676年(平成28年)1月3日
https://www.change.org/p/%E6%9C%9D%E6%97%A5%E6%96%B0%E8%81%9E……
▲Change.org:慰安婦見舞金は朝日新聞が払え(電子署名サイト)
森口朗さんという方が、朝日新聞社を宛先とする興味深い署名を立ち上げられました。目的は以下の通りです。
「日本と韓国がいわゆる慰安婦問題の解決に向けて交渉に入りました。 慰安婦問題は日韓基本条約締結により解決済というのが日本政府の立場であり、これが政治問題になる事も長らくありませんでした。 ところが1980年代に朝日新聞紙上で行われた「慰安婦狩り」という捏造記事により、この問題が日韓の政治問題化し、元慰安婦の方々の忌わしい記憶を呼び起こしてしまいました。韓国文化では親族の為に売春婦になった人でも一生社会から軽蔑され続けます。それゆえ彼女達は朝日新聞の嘘に乗るしかなかった。 この問題を解決する唯一の方法は、朝日新聞が改めて世界に「慰安婦狩り」という捏造記事記事への謝罪をし、日本政府や日本国民に一点の間違いもないと表明し、元慰安婦の古傷をえぐった償いとして基金を設立する事だと思います」(原文まま)
朝日新聞社は、また薄笑いを浮かべて相手にしないかもしれませんが、虚報を認めたのは事実です。そしてお詫びしていません。その代償として、韓国側の財団設立を前提とした基金に拠出するとした十億円の全額を朝日新聞社が寄付すれば、多くの国民が過去の間違いを詫びたものと認めるでしょう。ともすれば購読数が跳ね上がるかも知れません。
少なくともそのような声が国民の中にあることを示すのは、意義があると思います。
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皇紀2676年(平成28年)1月2日
https://www.facebook.com/photo.php?fbid=759513337517149&set……
▲徳永えり参議院議員(民主党 北海道):何だろうこの国旗の波。特別な祝日でもないのに…。
旧年十二月二十六日のフェイスブックに、民主党の徳永えり参議院議員が東京都内の様子を写真に収め、わが国の国旗(日章旗)が並んでいたことに「何だろうこの国旗の波。特別な祝日でもないのに…」とつぶやきました。
法政大学の山口二郎教授(北海道大学名誉教授、民主党「改革創生会議」議長代行)に倣えば、政府の公式見解に反した場合、処分すべき(詳細はこちらを参照)でしょうから「徳永議員のこの言論を弾圧してください」ということになってしまうのでしょう。それはそれでやはり恐ろしいです。
しかし、グレゴリオ暦に於ける年末年始に備え、街のあちこちで国旗が掲揚されるのは、決して異様なことでも何でもありません。例えば「右翼的」なども全く的外れな指摘であり、国内の「反日」しか知らない井の中の蛙に過ぎます。
私が訪れた東南亜各国では、やはり首都の幹線道路に国旗がズラリと並べられており、それを見て「この国は右翼に侵されている」などと漏らす奇天烈な思想の持ち主など、恐れ入りますがわが国に存する「反日」の方がただけではないでしょうか。
各地の商店街にも正月には、巨大な国旗が掲げられています。多くの人びとの間で「初の日の出」を愉しむ習慣がありますが、わが国の国旗はいつ見てもめでたいものです。
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皇紀2676年(平成28年)1月1日
新年のお慶びを申し上げます。
http://www.fujitv.co.jp/takeshi/takeshi/column/koshitsu/……
▲フジテレビジョン:皇室のきょうかしょ(竹田恒泰)vol.88 正月の宮中祭祀
グレゴリオ暦に於ける「新年」に過ぎませんが……と毎年お断りしておりますが、本年のいわゆる「旧正月」は、二月八日です。
旧年中に大分県で、「大安」や「仏滅」などの六曜が掲載されたカレンダーについて、「偏見や差別など人権問題につながる恐れがある」などという一人の抗議で配布の中止と回収の騒ぎが起きましたが、六曜が「非科学的な迷信で人権差別になる」というなら、グレゴリオ暦に従うことこそ最も「非科学的迷信に基づいた特定宗教の押売りであり、人権差別につながる」と叫んでみたいところでしょう。
そのようなことを日本政策協会の法人理事諸氏と話していたのですが、この種の権利闘争が人と人との対立と憎悪を生み出していくのです。本年は、この問題でも誤りを指摘していく活動が多くなりそうです。
本年も何卒宜しくお願い申し上げます。
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