止めろ!自民党に再び危機
いわゆる「女性候補」に対する期待票の攪乱を目的に、自民党二階派が推薦人を野田聖子元総務相に分け与える形で次期総裁選挙に立候補させるようです。そうでもしなければ毎回二十人の推薦人を集められない野田氏に、私たち国民は何を期待するというのでしょうか。
その意味では、とうとう石破茂元内閣府特命(地方創生)担当相もそれを集められなくなったのですが、いかに高市早苗前総務相(元政務調査会長)に対する私たち国民の期待の高まりを危惧する自民党内左派(売国派)が多いかということです。
このままでは、十月の衆議院議員総選挙はまたも分からなくなりました。自民党現職の落選は、都市部でほぼ確定し、地方でも多発するでしょう。それでもいいのですか?
河野太郎ワクチン担当相の化けの皮は、どうも杉村太蔵元衆議院議員が或る情報番組の中で剥がしたらしいのですが、彼は前回の総裁選で石破氏の正体を私たち国民に見せつけた功績があります。
それは、石破氏のいやらしいまでの選民意識(「あなたは閣僚になったことがないから分からんのだろうが」というような発言)を丸裸にしたものでしたが、今回は河野氏のあまりの政策のなさ、弱い立場の者を恫喝する悪癖、それらを指摘されるとワクチン接種が進んでいることへ論点をずらす汚い作戦、そしてそれを論破されてしまう(ワクチン輸入は菅義偉首相のはたらきであり、頑張ったのは現場の人びと)という惨めなまでの中身のなさを露呈させたものでした。
これを見た、或いはこれからインターネット動画などで見る国民の一体誰が、河野氏を次期首相にしたいと考えるでしょうか? 河野氏に対する「報道権力が作り出した国民人気」は、既に報道権力の意図に反比例して衰退の一途を辿っています。
序盤こそ河野氏を讃える声で溢れかえっていたSNS上の意見は、目下彼を批判する文言で埋め尽くされ始めているのです。これを自民党所属議員や党員・党友は、あまり甘く見ないほうがよいでしょう。
現にわが国で対日ヘイトスピーチ(日本憎悪差別)が蔓延し、報道権力を恫喝し監視する立憲民主党や日本共産党がまるで国民的支持を得られていないにも拘らず、重要選挙区でなぜかとんでもない議員が当選してしまう(無能な議員が減らない)原動力は、毎日のように「ツイデモ」と称してヘイトをばらまく一部のSNS上の人びとにもあるのです。
そのような人びとが当初から高市氏を誹謗中傷し、いってもいない発言まで捏造して揶揄したり、現在の発言をわざと曲解して極端な罵倒を繰り返しています。
ところが、そのような声が湧けば湧くほど「ということは高市さんがいいということか」などと理解する人びとも現われ、もともと高市氏の考えに共感してきた人びとの声と共に大きな支持になりつつあるのです。
こうした声を無視して自民党が動けば、やはり私が延延と警告してきた通り秋にはわが国がどうなっているか分からなくなります。党内で姑息な動きをすれば、国民はすぐにそれを察知し、世論の多くは自民党批判に取って代わるのです。
報道権力がそれを逃すと思いますか? 今でこそ視聴率のために総裁選を連日のように取り上げていますが、終われば地獄のような自民党議員落選運動が始まり、これに(一部の熱烈な支持者を除いて)国民の誰もが反対しなくなるのですよ。
自民党は、直ちに汚い手を使うのをやめなさい。地盤の保守層票を失って浮動票は全て野党へ注がれ、自民党が驚くほど朽ちていく転換期になるかもしれないのです。