今を生きる岸田首相の責任

皇紀2682年(令和4年)12月14日

 岸田文雄首相が防衛費増強を増税と復興特別所得税の転用で対応しようとしていることについて、昨日の自民党役員会で「今を生きる国民が自らの責任としてその重みを背負って対応すべきものだ」などと述べましたが、この原稿をどこの莫迦が書いたのでしょうか。

 台湾の蔡英文総統が十日、自民党の萩生田光一政務調査会長と総統府で会談し、日台の「安全保障協力を深化させたい」と表明していることもあり、亜州全域の平和の安定を脅かす中共への対応が急がれますが、岸田官邸のやり方では、国防に対する国民的議論が深化しません。

 早い話が「おどれらの命、守ったるさかい早よカネ出したらんかい」という話であり、昨日も申しましたが財務省の手口は、指定暴力団以上の暴虐です。全国の暴力団幹部・組員の諸兄に「今まであなた方だけを反社会勢力とか言ってごめんなさい。最凶の反社は霞が関でした」と謝ったほうがよいでしょう。

 むろん私たち国民とて、タダで防衛していただこうとは思っていません。警察、海上保安、消防にせよ、財源である国債の信用を担保する国民経済の働きをもって、応分に負担してきました。これらの予算と人員は、まったく足りていないと思っています。

 しかし、ここで「国民の責任」という暴言を吐くのは、まるで「国民皆兵」に聞こえますから、それこそ反社の対日ヘイトスピーチ(日本憎悪差別扇動)活動家にとって格好の誹謗中傷材料になるでしょう。

 その的にされるのは、間違いなく自衛隊員です。現行憲法(占領憲法)を放置したまま彼らを苦しめ続け、なおも首を絞めようとする立法・行政権力の責任は、一体誰が果たすのですか?

 岸田首相、今を生きる(現職の)あなたですよ!

まもなく日本円は紙くず化する…この半年で5兆円超の資産価値を失った日本銀行が債務超過で潰れる日 次の日銀総裁が「最後の日銀総裁」になる

日本経済はこれからどうなるのか。モルガン銀行(現・JPモルガン・チェース銀行)元日本代表の藤巻健史さんは「政府や日銀に円安を止める方法はない。まもなく日本円は紙くず化する恐れが強い。いまのうちに円をドル資産に替えたほうがいい」という――。…

(PRESIDENT Online|プレジデント社)

 そこで登場するのが、自民党宏池会と同じ国民を殺していく緊縮財政派の「殺戮者」たちと、国際決済通貨である円と日本銀行の破綻を騙る「詐欺師」たちです。

 経済評論家(?)の藤巻健史氏が後者であることは周知の事実ですが、これほど度を越した駄文を掲載するプレジデント社の責任も免れません。この種のものを読んで「まぁ今すぐではないにせよ、こうなるかもなぁ」などと思ってしまう国民がいることを懸念します。

 仮に日銀が数字の上で債務超過になっても、円を発行してしまえば解決です。藤巻氏のような連中は、日銀に円の支払いを求めて「払えません」という回答が返ってくるとでも思っているのでしょうか。

 これは、わが国の中央銀行とそこが発行する国際決済通貨の話ではなく、韓国の話でもしているようにしか見えません。この警告を尹錫悦大統領にしてあげるとよいでしょう。

 もし本気で円が紙屑になるとでも思うのなら、ますます財務省の政策を旧大蔵省時代のものに遡って徹底的断罪しなければなりませんし、あらゆる物を国内で調達できるよう日本人を雇用することが第一です。

 それが言いたくて「円の値打ちが下がり続けたら(一ドル三百六十円?)」を語るのならまだしも、何やら私たち国民に増税マインドを受け入れさせるようなジョージ・ソロス的「日本のカネが欲しいだけで日本人はほとんど死ねばいい」という類いの話を聞く必要は一切ありません。

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『今を生きる岸田首相の責任』に3件のコメント

  1. ノンポリではいられない:

     今の増税は将来にわたり国民の負担になりますが、国債発行は国民資産の増加でもあると思います。
     消費税は廃止しない限り延々と国民に課される消費に対するペナルティみたいなものです。
     来年の秋に導入されるインボイス制度で益税がなくなり実質消費税は増税になるというのに、今度は消費税以外で増税を次々と考える財務省、おっしゃるとおり反社の際限のない取立のようですね。
     そして財務省に怯える宏池会代表岸田総理。逆に可哀想になってきました。

  2. 自由貿易反対:

    藤巻氏の原稿料は当然円以外で支払われているんでしょうね。藤巻氏はさっさと日本からどっかに移住した方が良いですよ。グダグダ言いながら決して日本から出て行かないのはなぜなのでしょう。早く逃げたらどうですか?

  3. 波那:

    聞く力を発揮(笑)

    ∇首相、「国民の責任」発言を修正 防衛増税、自民幹部が紹介
    2022/12/14 共同通信

     自民党は14日、同党のホームページ(HP)で、岸田文雄首相が13日の役員会で防衛費増額に伴う財源の一部を増税で賄う方針を示した際に「今を生きる国民の責任」と発言したと幹部が紹介した内容を「今を生きるわれわれの責任」に修正した。政府関係者によると、事前に用意した発言案には「国民」と記されていたが、首相が上から目線だとして実際には「われわれ」に言い換えたという。

     13日の役員会での実際の首相発言は報道に公開されなかった。終了後、茂木敏充幹事長が記者会見で紹介したが、その際、事前に用意されていた発言案に沿って「国民の責任」と説明したためとみられるという。

    言い訳してる…恥ずかしい人。