菅前首相、隠した残酷な爪

皇紀2682年(令和4年)8月26日

 岸田文雄首相が次世代型原子力発電所の建設を政府方針として固めました。少しずつではありますが、岸田首相曰くの「聞く力」を発揮し始めています。

 東日本大震災による東京電力福島第一原発事故で、私たち国民は、改めて日米原子力協定以来の米国製軽水炉型原発では「駄目なんだ」と思い知りました。

 現行憲法(占領憲法)にどっぷり浸かり、ぼんやりしていた私たちがいけなかったのです。事故が起きてから目が覚めたのでは、私も含めて情けない限りでした。

 軽水炉型の中身は、いわば「ブラックボックス」状態で、まして災害列島のわが国で一度事故が起きればどうにもならない代物だったのに、まるで気にもかけずにその恩恵を受け続けてきたのです。先進国の最低条件は、電力の安定供給ですから、それなくしてわが国の経済発展はありませんでした。

 だからこそわが国の三菱重工業らが開発してきた次世代型原発は、まずわが国で採用、新設されるべきだと訴えてきたのですが、その間にも諸外国には輸出されています。

 岸田首相が「脱炭素」に絡めて発表したのは気に入りませんし、それをいうなら現行わが国の燃料混合型火力発電所は、既にほぼ二酸化炭素を排出しません。何となくの印象だけで火力発電を「悪者」扱いしてはならず、原発だけが脱炭素目標を達成する発電方法ではないのです。

 日本の技術力を舐めてはいけません。

 そもそも「脱炭素」に目の色を変える必要などどこにもありませんが。

 武漢ウイルス(新型コロナウイルス)対応にしても、二年以上にわたる莫迦騒ぎを鎮めねばならない今、いわゆる「全数把握」をやめると示したにもかかわらず、肝心のところを莫迦揃いの地方自治体首長任せにしたため、早速東京都の小池百合子知事や大阪府の吉村洋文知事が武漢狂乱を続ける意向を発表し、台無しにしてしまいました。

 知力下層の莫迦知事たちを黙らせるような迫力が、まだ岸田首相にはないのです。

菅前首相、選択的夫婦別姓に前向き姿勢

菅義偉前首相は23日、角川ドワンゴ学園が運営する通信制高校の生徒を対象に行った講義で、選択的夫婦別姓制度について「これ以上先送りしないで、政治の責任で議論して…

(産經新聞社)

 それも何もかも菅義偉前首相が武漢狂乱利権を定着させてしまったことに起因します。岸田首相は現職として、この「壮大な汚職」をやめさせる必要があるのです。

 その菅前首相は、安倍晋三元首相を支え続けた内閣官房長官時代以来、封印してきた選択的夫婦別姓(別氏)制度の推進を、どうやら諦めていませんでした。安倍元首相が暗殺されてしまい、止める者がいなくなってしまったせいもあるでしょう。

 この制度は、決して「国民の自由」ではありません。「選択的」だから「個人の勝手」では済まない大問題を抱えた制度であることを、何としても周知していただきたいのです。

 直近では六月十四日記事で扱いましたので、改めてお目通し願います。夫婦別氏が基本的女性差別主義であるのみならず、子供の人権にも大いに影響を及ぼしており、別氏制度を導入した国ぐにの失政が明るみになってきました。

 このようなものを今さら導入しようとするわが国の政治家は、いつも「周回遅れ」なのです。絶対に阻止しましょう。

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『菅前首相、隠した残酷な爪』に3件のコメント

  1. 京都おやじ:

    やはり出自の卑しさが出るようだ
    二階より酷い
    ワクチン毎日打てよ、アンタが買ったんだろ?

  2. アンチレッド:

    コメントを書くにあたって「保守」で過去記事を検索すると、「保守主義者はIQ低い!?」の記事が出てきました。

    これに関して唐突ですが、学問とは分類することだと思っています。
    数学=数・図形の分類学
    科学=物質・自然現象の分類学
    語学=言葉・文法・用法の分類学
    医学=人体機能とそれに影響を及ぼす外的要因の分類学
    などという感じです。
    このように見れば、あらゆる物事は分類することから始まるともいえます。
    そこで、「判断」を思いつくままに分類してみると、
    ・損得判断(=都合判断)
    ・善悪判断
    ・真偽判断(=事実判断)
    になるかと思います。
    IQテストで測られているものは真偽判断能力であり、保守主義がリベラルかという思想の分類には、損得判断や善悪判断も大きく影響することを考慮する必要があります。
    こんなことはIQが高い人間が善人とは限らないことからすぐにわかることです。
    六月十四日記事を参考にして夫婦別姓問題にこの判断分類を当てはめると、
    夫婦別姓支持派の判断は、損得>善悪・真偽であり、
    夫婦別姓反対派の判断は、真偽・善悪>損得になっていると思われます。
    というよりそもそも
    左翼・リベラルが、損得>>>>>善悪>>>>>真偽、であり、
    日本の保守派は、真偽>善悪>損得、でしょう。
    たとえ左翼・リベラルに高い真偽判断能力があったとしても、損得判断で行動すれば、結果的には真偽判断能力が低いことと同じになります。
    統一教会問題や原発再稼働・環境問題、そして武漢ウイルス問題における感染症分類判断(2類か5類か)について、決定権力がある人間が損得で判断すれば、これも真偽判断能力が低いことと同じになります。
    「統一教会のお仲間かどうかの分類」問題は、IQテストの「抽象推理」問題と同じですが、高IQのはずのリベラルメディアが「まさかの大間違い」でしょうか。

    人類文明は「火を起こすこと」から始まりましたが、それは燃える物と燃えない物の分類(物の燃焼性の分類)と「どうやったら燃えるか」という現象の分類(現象の燃焼性の分類)の理解があった結果であると言えます。
    さらに金属と非金属の分類の理解により金属器を作ることができるようになった・・・というように様々な物事の分類により文明が発達してきたはずで、その蓄積が人類の文化・伝統というものでしょう。
    しかし特に現在、リベラル・グローバリストによって文化・伝統の破壊が顕著になってきています。
    その手段の一つがポリコレですが、これは人類が長い年月をかけて築き上げた物事の分類を否定し破壊するものです。
    特に男女の分類、人種の分類が破壊のターゲットになっていますが、これはそのまま文化・伝統の破壊になります。
    なぜ彼らが文化・伝統を破壊するのかと考えれば、損得判断最優先のリベラル・グローバリストの「金儲け」の常套手段が、マッチポンプ(スクラップアンドビルド)による公金横領だからでしょう。
    大きな災難や災害は必然的に大きく確実な需要を生み出しますから。
    逆に言えばこれ以外では大きな需要は発生しにくいともいえます。
    これは左翼・リベラルの攻撃性の高さとも関係していると思います。
    長文失礼しました。

  3. きよしこ:

    菅政権の自滅から始まった総裁就任劇から参院選での安倍氏銃撃事件による与党への追い風など、つくづく運の強い岸田首相は(その本質は左派野党や報道権力のブーメラン案件でしかない)統一教会騒動による政権支持率の急激な低下さえも好機に変えるかもしれません。次世代型原発の新設など、一部のイカレた反原発勢力以外は何となく容認している空気がありますし、さんざん統一教会で騒いだ報道機関は、(いずれ自分たちに帰ってくるとも知らずに)かつてのような原発批判をできずにいます。どうせしばらくこの馬鹿騒ぎは続くのでしょうからスパイ防止法もさっさと作ればいいのです。衆議院を解散しない限り国政選挙もない(沖縄県知事選は危うい情勢ですが)し、どれほど政権支持率が低下しても野党の支持率を見れば政権交代なんぞ絶対に起こりえないわけですから、ほどよく「聞く力」を発揮し、ハト派リベラル宏池会の神髄でも見せてもらいましょう。どうせ引き摺り下ろすことができないのなら、どんな形でも政策提言を粘り強く続けた方が得に決まっています。