厚労省も文科省も解体せよ

皇紀2682年(令和4年)7月22日

塩野義飲み薬、緊急制度適用見送り 継続審議に 有効性推定できず

厚生労働省の薬事分科会と専門部会の合同会議が20日開かれ、塩野義製薬の新型コロナウイルス感染症の飲み薬「ゾコーバ」について、緊急承認制度の適用を見送り、継続審…

(産經新聞社)

 早い話が塩野義製薬(大阪市中央区)は、厚生労働省の事務次官以下幹部職員への「ポッケにナイナイ」こと袖の下が足りない、ということでしょうか。

 霞が関にいる国民最大の敵は、財務省であることに違いないのですが、文部科学省の元科学技術・学術政策局長の佐野太被告によって氷山の一角が明るみになった私立大学支援事業を巡る接待汚職事件といい厚労省の利権といい、もはや国家公務員の名にふさわしくない私利・私欲まみれです。

 自分たちの都合だけで行政を動かす悪質な権力にほかなりません。

 さんざん騒がれた安倍晋三元首相への「忖度」など「なかった」と断じることができるのは、海外への提供でかき集めた統計を基にアビガン(ファビピラビル)の特例承認を提案した安倍首相(当時)に対し、富士フイルム富山化学(東京都中央区)が厚労官僚の天下りを一切受けつけていなかったため、これを平然と無視した一例でも明らかです。

 財務省理財局と大阪府の「大ポカ」を主計局と主税局が消費税率の引き上げ圧力に利用した「森友問題」と、旧文部省系と旧科学技術庁系の省内対立著しい文科省の勝手な岩盤規制に自らしがみついて鳩山政権以降の地方再生・教育的判断に恨みを抱いた「加計問題」は、彼ら悪質極まりない行政権力による犯行でした。

 そこへ、武漢ウイルス(新型コロナウイルス)の感染発覚から、厚労省による医療・製薬利権が再び火を噴き始めたようなもので、彼らとその(出鱈目な検査の背後にいる創価学会と隔離措置による宿泊・食配関係を含む)周辺だけが儲かり、その他多くの国民が疲弊して貧困化する「工程」が始まりました。

 私は、千葉県の熊谷俊人知事を全く評価していませんが、いわゆる「濃厚接触者」の追跡を「意味がない」と断じてやめる決断をしたことは、高く評価します。

 一方、またも沖縄県の玉城康裕(芸名=玉城デニー)知事は、もうこれで何度目でしょうか、またまた一人で莫迦騒ぎを始めました。無能を極めた阿呆を知事に選んでしまった県民だけが、こうして何度でも行動制限を強いられるのでしょう。

 沖縄県の「医療崩壊」がまたも始まったのは、全て岸田文雄首相が指定感染症(二類感染症相当)指定を見直さないからです。前出の濃厚接触者まで入院させようとしていますから、当然(騒ぐくせに病床確保はしない阿呆県政のせいもあって)病床は不足します。

 いつまで騒ぐのですか、と何度問えばやめるのでしょうか。沖縄県が政府に怒るべきは、指定感染症問題でしょう。

 政治家も公務員も、もう誰も私たち国民のほうを向いていません。こんな国がありますか?

 数少ない私たちのほうを向いている政治家と公務員にはたらきかけていくしかありません。厚労省の一部職員は、もうとっくに気づいています。政府が一括で買い上げた米ファイザー製薬らのワクチンに何らの効果もないことを。

 それでも「走り出した行政措置は止められない」のです。だから一般に売り出せてしまう塩野義の飲み薬なんぞ、現段階で緊急承認するわけにはいきません。それだけです。

 間違いを正す(自浄)能力がまるでないのがわが国の行政権力なのです。

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『厚労省も文科省も解体せよ』に2件のコメント

  1. ノンポリではいられない:

     行政も悪いが、岸田政権の担当大臣にも責任はある。勉強家で志の高い政治家なら変えようとするはず。現岸田政権で信頼できるのは防衛大臣ぐらい。

  2. 日本が危ない!:

    そんな裏事情があったとは知らず・・・
    官僚の利権の為に国民の健康を害し、日本のお家芸であった化学系の薬品会社を粛清の方向に持って行くような、売国官僚は無意識的に日本衰退に加担しているという事を知らされては、この国の官僚は中共の役人と何も変わりません。
    何故日本人はこのように精神が劣化してしまったのでしょうか?