現場を混乱させただけ?

皇紀2681年(令和3年)12月14日

年内一括給付、無条件で容認 「10万円」で岸田首相一転:時事ドットコム

岸田文雄首相は13日の衆院予算委員会で、18歳以下への10万円相当の給付をめぐり、地方自治体が一括での現金支給を希望した場合に容認する考えを示し、「特定の条件を付け、審査をすることはない」と語った。5万円分はクーポン支給を原則としてきたが、全額現金を求める自治体が相次ぎ、方針転換を迫られた。…

(時事通信社)

 よくいえば「人の話を聞いてくれた」のであり、悪くいえば、というよりそのまま「大した考えもなしに政策決定をするからこの顛末である」としか申しようがありません。

 何年も前からしつこいようですがこの種の経済対策は、配る行政コストを最小限に抑え、できれば配るより「とらない(時限的減税)」のが最善であり、少額の財政出動は何らの効果をもたらさず、いわば国民への投資は大規模且つ大胆に実施するのがよいのです。

 この基本が分かっていれば、そもそも創価学会・公明党のいうことになど惑わされず、まんまと財務省の策略通りに堕ちたりしませんでした。

 苦肉の策となった「自治体の選択に任せる」方針も、最初からそうであればよかったのですが、既に案内通知などを用意してしまった自治体が困惑しています。首相も首相なら、自治体の首長も首長だからです。

 現場の職員は、首長の判断を待たねばならず、中には何をいい出すか分からない類いの者もいますから、どうにも落ち着きません。罵詈雑言の誹謗中傷という「政治活動」で政治家になってしまう大石某のような「それっぽっちの人」もいますから、本音として政治家を信用できないのです。

 ですから、いかに首相の決断というのは重いのかということであり、国民の声を聞いて修正していく柔軟さと、決断できない無知蒙昧の違いくらい岸田文雄首相には理解しておいていただきたい、自民党の高市早苗政務調査会長の意見を聞くことの重要性と共に。

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『現場を混乱させただけ?』に3件のコメント

  1. 藤井:

    岸田総理は自民党の風見鶏、かつてルーピーと呼ばれた鳩山元総理みたいなものでしょう(呆れ)

  2. ゆう:

    政治家たちとひとくくりにするのはよくないと思いますが、当選したら流れに身を任せてばかりで少しでも日本が良くなるように っと動ける人が全然いないと思っています。

  3. きよしこ:

    いつだったか自民党の二階元幹事長が「聞くだけではダメでそれを政策に反映させなければ意味がない」みたいなことを述べていて妙に納得してしまったのですが、今の岸田首相に必要なのは「聞くべき相手」と「聞いてはいけない相手」との的確な選別と、しっかりと「反論する力」でしょう。少なくとも財務省や公明党なんぞ、僅かな意見さえも聞くべき意見など無く、耳を傾ける相手さえ間違えなければこの内閣はまだまだ立て直せます。相も変わらずドヤ顔で「わが国でのコロナの死者は17万人」と発言してしまうバカが野党第一党の顔なのですから、岸田首相はいつまでも真面目ぶるのは止めてさっさと戦闘モードに入るべきです。