「殺せとはいわれてない」

皇紀2681年(令和3年)12月11日

嵐・櫻井翔、『news zero』で戦争経験者に「殺してしまった感覚は」と質問……ネットでさまざまな意見

 12月6日に放送された報道番組『news zero』(日本テレビ系)で、月曜キャスターを務める嵐・櫻井翔が80年前の真珠湾攻撃に参加した男性に取材。その中の“ある発言”をめぐり、ネット上ではさまざまな意見が飛び交っている。…

(サイゾーウーマン)

 日本テレビ系の報道番組『news zero』は、月曜日に総務省の桜井俊元事務次官(現在電通副社長)の長男でタレントの櫻井翔氏が、火曜日には起きているのか寝ているのか分からず何を話しているのかもよく聞き取れない筑波大学の落合陽一准教授が出演しているので、私は見ていないのですが、放送をご覧になった方はさぞ呆れたことでしょう。

 戦争の本質とは、いわば「重要なポイントを取る」ことであり、その過程で人が亡くなります。ですから上官は下士官に対し、おおよそ「人を殺してこい」ではなく「〇〇山の頂を取れ」とか「航空母艦を沈めろ」といった指示を出していたはずです。

 もちろん人が亡くなり、こちらも殺される覚悟を決めねばならないもので、よってこれほど凄惨な戦争が二度と起きないよう今日に於いて私たち国民は、中共や露国、北朝鮮といった国と地域、或いは破壊活動(テロリズム)組織に「好戦的態度を今すぐやめろ」と強く激しく厳しく牽制しなければなりません。

 もし何度でも戦争をしたいのなら、彼らをいくらでも甘やかせばよろしいでしょう。しかし、何としてもそうはいきません。

 先人たちの命を賭した戦いのご経験に対し、このような尋ね方しかできない私たち現代日本人は、もう戦争の本当の恐ろしさを知らないのです。知らずに「戦争反対」を叫ぶから頓珍漢なことを平気でいってしまいます。

 恐らく桜井氏のこの無知蒙昧な質問は、桜井氏本人ではなく番組構成の金杉文夫、都築浩、森一盛、ユカダイ、川原慶太郎、吉橋広宣各氏のうちどなたかが書いた台本でしょう。報道番組の構成作家として失格です。

太平洋戦争「アジアを栄えさせるため」 大学学長、県立高校で講演 元自民議員・西川京子氏:朝日新聞デジタル

 元自民党衆院議員で文部科学副大臣などを務め、現在は九州国際大学(北九州市)学長の西川京子氏(76)が、10月に熊本県立高校であった講演会で太平洋戦争について「アジア全体を栄えさせ、独立させるための戦…

(朝日新聞社)

 そして、この朝日新聞社記事のみっともない書き方もまた、現代日本人の不勉強を露わにしています。九州国際大学の西川京子学長(元衆議院議員)が高校生たちに語った大東亜戦争の目的は、近代以来欧米の亜州に対する不平等と闘い続けてきた唯一の黄色人種たる日本人の、わが祖国と同胞を守る大東亜共栄の闘いにありました。

 熊本県下の共産党員が騒ぎ、朝日が焚きつけ、熊本県教育委員会にしつこく問いただした挙げ句のこの記事には、まるで正史を語ることが罪であるかの誹謗中傷が溢れており、かねてよりの西川学長ご自身の歴史認識を危険視したい特定政治工作以外の何ものでもありません。

 満洲國が五族協和を掲げていたことも、さぞ朝日あたりはなかったことにしたいはずです。そのくせ当時の大日本帝國朝鮮や清、中華民國でなかったことをあったと「(これこそがまさに)歴史修正」する対日ヘイトスピーチ(日本憎悪差別)を煽るのなら、報道権力として二度と人権を口にしてはなりません。

 西川学長、元副厚生労働相や副文部科学相のころから応援しています。この不当な闘いに負けないでください。

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『「殺せとはいわれてない」』に3件のコメント

  1. ナポレオン・ソロ:

    ソロで
    >>台本に疑問を抱け無い時点で蒙昧です。
    桜井君はただの金持ちのボンボンでしかない事が、よ~く解りましたね。この他にも例えば汰、石原伸晃なんてのも「終わった人」で、ええ歳をこいて政治資金の扱いでみそをつけるなんて、派閥の領袖にでもなろうかと云う立場をにあって、薄らみっともない話ですが、終わりのダメ押しですね。

    まぁ、法曹界やマスコミ界が汚鮮されているのは既に周知の事実ですが、之を「リベラルが世界の新たなトレンドだ」と思い込んでいる軽薄なマスコミ関係者が多いのではないかと、疑っているが、大方は非科学的な思考しかできない朝鮮族が発信源になっていると思われる

    然も櫻井君に父君は電通の副社長に収まって居るとか、そりゃあ無敵だわww NTVでお預かりしている宝物なんでしょうね。普通の感覚で103歳のお年寄りに「人殺し」も感想を訊くなんて、相手が本当の犯罪者であっても憚られる事だが、謂わば生きた英霊の方に云う事ではない、そんな日本社会の常識も持ち合わせていないのでは、一般の社会人としても通用しないでしょ。

    「台本に書いていたから」という言い訳が立つものと立たないものがある事くらい、30代後半にもなれば、弁えていなければ恥ずかしい了見だろう。

    政治家もタレントも、支持者あっての立場の筈、それを台無しにするのは、自分の不用意な発言だから、当に自業自得、離れてしまった支持者は不可逆だから引退しか待っていないのだが、お分かりかな?

  2. みどりこ:

    この方の父親は元官僚で、今は電通に天下りしているはず、と思います。
    そのことも関係あるのかもしれません。

  3. 遠藤 健太郎:

    貴重なご意見をありがとうございます。

     記事中で申しましたように櫻井翔氏のお父様は、総務省の桜井俊元事務次官(現在電通副社長)です。よく聞くのは、自民党が彼をのちのち参議院議員にしたい(当選二回以降、参院枠で総務相?)と思っているという話ですが、今回の件でどうなるでしょう。

     ご指摘の通り、或いは記事中で「私たち現代日本人は、もう戦争の本当の恐ろしさを知らない」と申した通り、このような質問が構成台本に書かれていたとして、何ら疑問を抱かなかった彼にも当然報道番組のキャスターとしての責任があります。

     私自身も戦争を知りませんから、他人の振り見て何とやらで、大変ぞっとした次第です。