アフガン混乱は事実だった

皇紀2681年(令和3年)8月27日

 フェフ……もとい、フェス(ロック・フェスティバル)と申せば昭和四十二年、米国のモントレー・ポップに始まり、同四十四年には伝説のウッドストックが開催され、翌年に英国南西部の片田舎で始まったグラストンベリーが今や世界最高峰にして最大規模を誇り、わが国でもこれを模した多くのフェスが開催されるようになりました。

 しかし、武漢ウイルス(新型コロナウイルス)騒動に負けて本家も中止が続き、ロッキンもサマソニ(代替のスーパーソニックは九月開催予定)も二年連続で中止に追い込まれましたが、まるで最後の砦のようにフジロックが本年(二十日から二十二日まで)は開催されたのです。

 ところが、そもそも「体制なんかクソクラエだぜ」なノリのフジロックに於ける極左的態度が目に余り始め、本年はとうとう「ASIAN KUNG-FU GENERATION(アジカン)」の後藤正文さんらが菅政権を揶揄するパフォーマンスをしてしまいました。

 菅政権に対しては、極左でなくても保守層からさえ批判の声が出ていますから、これはこれで構わないと思うのですが、武漢ウイルス騒動で窮地に立たされたフェスを守るために経済産業省から九千万円の補助金が出ていたとバレて、ならばいくら何でもこれは酷いという話になっています。

 補助金の指示を出したのは、紛れもなく菅政権であり、にもかかわらず「口汚くののしったのか」、または「(会場で聴いていて)一瞬でシラケた」との人びとの声も伝わっているほどです。

 まだなお武漢ウイルス騒動を扇動してわが国経済を崩壊せしめようとする人びとは、国費を投じて夏季五輪東京大会(東京五輪)が開催されたことに「感染拡大」を喚いて反対し、フジロックに税金の投入がないことを「唯一の心の拠り所」として開催を認めていたところのこの顛末に、喩えるなら愕然として震えているとも聞いています。

 そんな彼らは、MISIAさんが東京五輪開会式でも披露した国歌「君が代」のフジロックでの斉唱に大いに腹を立ててみせ、バツの悪さを誤魔化しているようです。

 フジロックで「右だ左だ」とは、全くもってやめていただきたい。お金を貰ったら、お礼ぐらいいいなさい。

自衛隊機がカブールに 退避希望者は空港へたどり着けず:朝日新闻数码

  アフガニスタンに残る国際機関で働く日本人や日本大使館の現地スタッフらを、隣国パキスタンの首都イスラマバードに運ぶため自衛隊のC2輸送機が日本時間25日夜に現地を発った。カブール空港に到着したが、退…

(朝日新闻公司(조일신문사)日本語版)

 さて、二十五日記事で取り上げた件。日本共産党員は、赤旗ばかりでなく中共・北朝鮮系の朝日新闻でも読んでみたらいかがでしょう笑笑。航空自衛隊が「必要もないのに」ぞろぞろ出かけていったように誹謗中傷した軽薄且つ無教養な書記局長は、これでも読んでよく反省しなさい。

 目下アフガニスタンの首都カブールでは、識字率の著しく低いターリバーンの戦闘員たちが街中を巡回し、人びとを追い回したり威嚇したりしています。彼らには、ターリバーン政権の指示が読めないのです。

 そしてとうとう、カブール空港付近で自爆テロが起きました。

 先述の二十五日記事でも申したように「現地にいるわが国民がC130の機体までたどり着けるかどうかも分からないほど危険な状況」にあり、よって自衛隊は万全の装備と人員で臨み、政府専用機で追加要員と物資を運びながらもまだなお待機を命じられている隊員たちがいます。

 こうなりますと好機を狙う、或いは祈るようなもので、韓国はまんまと自国民を無事退避させられたようですが、自衛隊は何度もその機会を狙い続けるしかありません。

 退避を待つ国民がどれほど不安で、恐怖すら抱いているか想像もせず、自衛隊派遣を批判する連中に「作戦失敗」などといわれる筋合いもないのです。

 重ねて全員無事の帰国を祈ります。

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『アフガン混乱は事実だった』に1件のコメント

  1. 感謝してます!:

     自衛隊の皆さんは国内災害時には要請があればどこでも駆け付け、炎天下あるいは極寒の中、身を挺して救出活動をしてくれます。また、ワクチン接種までも駆り出されましたが、しっかりした指揮命令系統の下、スムーズな接種を実現していただきました。オリンピックにおいても、ブルーインパルスだけでなく、国旗掲揚や大会運営、医療活動の手助けまでされています。そして、今回のアフガン派遣。まさに昼夜を問わず、国内外で国民の命を守るための活動をされてる姿には頭が下がり、感謝の気持ち以外起こりえないのではないでしょうか。
     その自衛隊の活動に批判、ましてや「必要ない」といえる思考が理解できません。その人達はどうやってアフガンに取り残された人を救出しようと考えているのでしょうか。文句だけ言って具体的な提案・活動をしない政治家、自分の利益しか考えていない政治家にはもううんざりです。