財務省&自民党の嫌がらせ
私が消費税率の引き下げ、または消費税廃止について論じる際、自民党内で果敢にこれらを訴えてきた安藤裕衆議院議員(京都六区)のことをたびたび取り上げてきました。
中曽根内閣が大型間接税の導入を否定したにもかかわらず次の竹下内閣であっさり消費税を導入して以来、わが国の内需は委縮し続け、国民経済がよくなったことなど一度もありません。消費税の逆進性を指摘する場合、まさに生活必需品に至るまで課税対象である点を追及しなければならないのです。
こうした問題を大いに提言してきた安藤代議士は、一方で現在の配偶者と離婚調停中でした。それは私生活の話であり、仮に別の女性との新たな恋を実らせようとしていたとしてもそれも同じです。
私は、政治家を質で判断します。例えば最近十六日記事と十八日記事で氏名を挙げた山尾志桜里衆議院議員(愛知七区)について、その質を全く評価していなかったころは、倉持麟太郎弁護士との婚外恋愛を揶揄したこともありましたが、離婚後もこの関係を続けようが最近は一言もこれに言及しません。
そもそも婚姻の制度は民法の規定であり、刑法犯に該当しない婚外恋愛や離婚によって、その当人が社会的制裁を受けるべきでないのです。
では安藤代議士は一体なぜ、今秋の衆議院議員総選挙に立候補できなくなったのでしょうか。それは自民党京都府支部連合会(京都府連)が不必要に騒ぎ、彼を責め滅ぼそうとしたからです。
選挙に強いわけではない安藤代議士が女性問題を週刊誌に書かれては勝てなくなったと判断したかもしれませんが、これまで数多そのような境遇に立った政治家でも平然と推してきた彼らには、定めし別の目的があって安藤代議士を引きずりおろそうとしたに違いありません。
それが消費税廃止論者の排除です。
私は菅内閣の発足時、安倍内閣の(これはこれで大いに問題でしたが)経済産業省主導から財務省主導へ堕ちることを指摘しましたが、安倍内閣で起きた「森友問題」は、まさにその財務省主計局と主税局が仕掛けた「二度も増税を延期した安倍晋三首相(当時)への嫌がらせ」でした。
理財局近畿財務局と大阪府が(自民党系の政治家を頻繁に招いていた)学校法人森友学園によって引き起こした隠然たる国有地売却の問題を、全て安倍首相夫妻のせいであるかのように吹聴し、文書改竄に至ってはその実行犯だけが大阪地方検察庁特別捜査部に逮捕される事前情報まで本人に耳打ちして自殺に追い込んだ主計局と主税局の企みは、私たち国民が大いなる怒りをもって徹底的に指弾しなければなりません。
そのようなことを平気でするのが財務省なのです。私たち国民の暮らしと経済を真剣に憂い、国家と財政に知恵を絞ったことなど一度もありません。
安藤代議士の私生活を暴露させたのは一体何者どもでしょうか。自民党はもう、財務省のいいなりにならなければ、安倍前首相はもとより平成二十一年に亡くなった中川昭一元財務相のような目に遭わされると思い出し、このまま沈黙するのでしょうか。
私は、再び安藤代議士がご活躍になることを祈念します。
皇紀2681年(令和3年)6月24日 2:29 PM
安藤さんは最初はただのガス抜き要員としか思っていませんでした。特に最近SNSで盛り上がる減税運動を推進する方々からは評判も悪くボロクソな言われようです。
ただ最近安藤さんは遠藤さんのご指摘にもありましたが、自民党の犠牲者だったと思っております。
今回の件も自民党が良くやる目の上のたんこぶを陥れる際にやる手法でしょうか?しかもコレを選挙近くになると土壇場でやってくるような気が致します。実際自分の町でも特に失点がないのにもかかわらず、同じ醜聞を選挙直前にいきなりやられ、2人現職の首長が落選しました。山尾議員も同様かと思います。
憲法や税制などなんでも既得権にしか考えず、変えることもぜず、それに触れた者を叩き潰す。
立民も要りませんが自民も要りません。
遠藤さんは否定するかもしれませんが、自民党は国民民主と維新で二つに分断しないとダメかもしれません。
皇紀2681年(令和3年)6月24日 8:40 PM
安藤裕さん、保守派の反緊縮財政、反グローバル、反ネオリベの急先鋒として期待していただけに非常に残念です。
私も復活を期待します。
皇紀2681年(令和3年)6月25日 1:02 PM
この件は虚偽だったようです、Twitterで本人が説明しています。
皇紀2681年(令和3年)6月25日 6:31 PM
安藤議員、非常に応援していただけに残念です。このような方が国会議員になれないような制度は腐ってます。再起を期待したいです。自民党を応援する理由がこれで全くなくなりましたのでこれからは反自民で行きたいと思っています。この一件は自民党の議員はクズばかりという証左です。