熱病に侵され電力足りない
大阪府の吉村洋文知事がついに私もここで申してきたことに気づきました。と申しますか、公に口にする勇気を持たれたのでしょうか。
欧州の遺伝学者たちがPCR検査の根拠となった論文の撤回要求をしているほど出鱈目な検査に、CT値の設定を大幅に誤っているわが国が最も振り回され、感染してもいないほとんどの人びとを「感染者」と伝える厚生労働省のショッカー田村と洗脳部隊である報道権力は、万死に値する連中です。
ところが、既に洗脳されてしまった多くの国民が「何いってんのイソジン吉村」「また何かいい出したぞ」「アホ確定」と頭ごなしに否定する始末で、一切その必要もない緊急事態宣言を要求して自分たちで自分たちの経済をぶち壊しているのと同様に、正しい指摘をまるで受けつけません。
大東亜戦争中、官憲が何もいっていないうちから「ぜいたくは敵だ」「欲しがりません勝つまでは」を謳い、女子はモンペを履き、男子はゲートルを巻かなければ家から一歩も出られないようにしたのが日本国民自身であり、少しでも「この戦争はわが国を滅ぼしかねない」「一刻も早く日米講和を」などとつぶやこうものなら「戦地では兵隊さんたちが頑張っているんだ」と叩きまくられたといいます。
現にわが国の存亡をかけて先人たちが命を賭してくださったのですが、この時の「日本国民の空気」は後世に激しい反省を残しました。それが戦後突然の「国に騙された」「あいつとこいつはA級戦犯」という自己の責任回避です。互いに盲目的なまでに煽り合ったがゆえの思考停止でした。
まさに今、私たちは「モンペ」や「ゲートル」を「マスク」に変え、「戦地」が「病院」に、「兵隊さんたち」を「医療従事者」に変えただけで、あの時の過ちを繰り返しています。そして、間違いなく三年以内に「国に騙された」「医師会や政府分科会の連中は全員A級戦犯」という日がきます。
吉村知事もここまでの認識があるならなぜ緊急事態宣言を政府に要請してしまったのか、或いは医療従事者を疲弊させている原因が指定感染症(二類感染症相当)指定にあるのですからその解除こそ訴えるべきでした。いや、それはこれからなのでしょうか。
兎にも角にも、行政権力も報道権力も毎冬のインフルエンザウイルスとほぼ同じ武漢ウイルス(新型コロナウイルス)の流行にうつつを抜かして電力供給の逼迫という私たち国民への呼びかけが全く足りません。
皆さん本当に恐ろしいのはこれです。今冬は寒さが厳しいにも関わらず、地震や津波が来たわけでも発電所が破壊され尽くしたわけでもないのに電力不足に陥っているわが国は、もう先進国ですらないのかもしれません。
東京電力福島第一原子力発電所事故でいわば「コロナ禍的熱病」に侵されていた私たち国民が太陽光だの風力だのとわめき散らした結果、供給能力を低落させたのです。
私たちは何度でも騙され、何度でも自分で自分の首を絞めています。もうやめましょう。