夫婦別姓は男女差別が起源
表題の「夫婦別姓は男女差別が起源」という真実を何度申せば分かるのでしょうか。十七日の東京放送(TBS)系報道番組が選択的夫婦別姓(別氏)推進派の主張ばかりを取り上げ、「選択的夫婦別姓・全国陳情アクション」なる怪しげな組織の代表をえんえんと映し続けました。
近年の傾向として「〇〇アクション」といえば、たいてい極左暴力集団の下部組織です。活動の背後をたどると革マル派や中核派が出てくるので、安易に手を出すと公安の監視対象になります。前出の組織がそうだとは断言できませんが、念のため気をつけてください。
さて、繰り返しますが推進派が韓国や中共の例を出すものの、儒教文化圏のかの国ぐにで結婚した妻に夫の氏を名乗らせないのは、女性を「子を産む畑」としか捉えず、男系の氏を名乗る「資格もない」と考えてきたからです。
ですからかの国の「進歩派」は、せいぜい子供に女系の氏を選択する権利を与えたり、男系氏と女系氏の合成氏を許可する程度であり、その好例が香港特別行政区で「共産党の代弁者」をしている林鄭月娥行政長官でしょう。夫側の「林」と自身の「鄭」を合わせた結果、聴くも恐ろしい「りんていげつが」などという氏名ができあがったのです。
別氏が選択できないなら「結婚も出産もしない」といっている女性は、妙な思想の洗脳に遭って拘泥してしまい、自分の人生を台無しにしています。それこそ自由な選択を自らないことにしてしまっているのです。
自民党内で立ち上がる議員連盟が極めてよいのは、発起人の高市早苗前総務相も山谷えり子元国家公安委員長も旧姓の通称使用で仕事をしてきた政治家であることで、私はこれを推進してきました。
働く女性のキャリアが断絶しないよう政治家や芸能人だけでなく広く一般に職務上の旧姓使用を公式に認めればよく、男女差別の温床にして家族を個に引き裂いてしまう夫婦別氏など絶対に制度化してはなりません。
仏国などでは「戸籍」がないため、国家は国民を個人単位で管理していますが、このような個の責任が明確な個人主義は結構ながらも、いわゆる「個人の勝手」が国家規模でまかり通ると「シャルリー・エブド事件」のようなことが平然と起きるのです。
つまり、個の自由が最大であれば回教徒を著しく侮辱する言論も自由になり、怒れる回教徒には誰も寄り添わず、ひたすら国民的熱狂をもって「侮辱を崇める」ような行動も平気になってしまいます。私たち日本人から見ていかがでしたでしょう? 私はあの仏国人たちを汚らわしく思いました。
わが国にはわが国のやり方があります。日本人の民族性・国民性にあったやり方でなければ、人と人とがうまくいかなくなるのです。日本人に「他者の信仰を誹謗中傷しておいて、襲撃されたからといってお祭り騒ぎ」をするのは馴染みません。
男女差別と個人の勝手主義……これは、人権上恥ずべき考えなのです。
皇紀2680年(令和2年)11月19日 7:42 PM
遠藤健太郎 様
毎度 有難う御座います。
正にこの正論がどうして皆さんに伝わりコンセンサスとならないのですか?
違うのかな---- 今正にこのコンセンサスを切り崩しに掛かってる奴らが活発に動いているという事でしょうか?
皇紀2680年(令和2年)11月19日 9:47 PM
なるほど、頷けます。
皇紀2680年(令和2年)11月20日 2:28 PM
夫婦別姓の件は全く以て同感ですが、失礼ながら例の件でフランス国民を侮蔑できるのは、我々が現時点でイスラム原理主義の脅威を肌で感じずに済んでいるからだと思います。
恐らくフランスは今まさに、イスラム原理主義者によるテロに怯え、国民がイスラム法に従わされる社会へ転落していく瀬戸際に置かれているのでしょう。
テロリズムに訴えるイスラム教徒の怒りに寄り添うべきとお考えなら、フランス人の思いにも寄り添うのが公平な姿勢ではありませんか。
移民社会の入口に立たされている我々としては、慎重に考えるべき問題と愚考いたします。