ボルトン本で日米中韓が…
河野太郎防衛相は昨日、鹿児島県奄美大島北東の接続水域内に侵入した汚らわしい潜水艦を「中共籍と推定される」と発言しました。国籍を明かすのは極めて異例ですが、このようなはっきりした態度がわが国の外相や防衛相には特に求められています。この人はやはり、あらゆることを自ら決裁し、自ら責任を取る覚悟を決めているのです。
さて、ジョン・ボルトン前大統領補佐官(国家安全保障担当)が出版した回顧録『それが起きた部屋(ウェスト・ウィングの大統領執務室)』を私はまだ読んでいませんし、報道各社記者たちもまだ全て読み終わっていないでしょうから、今後断片的にあれやこれやと話題になるのでしょう。
まず分かったのは、直近ですと九日記事で私が重ねて申した通りドナルド・トランプ大統領は、連邦議会の上下両院議員たちよりもやはり中共に甘かったということでしょう。習近平国家主席に「もっと米国産小麦とか買って私を再選させて」なんぞと頼むとは、流石は(皮肉を込めて)ビジネスマンです。
ですから彼が政治家としての基礎知識に欠けているであろうこと(スウェーデンを露国の一部だと思っていたとか)は、平成二十九年一月二十日の就任前から噂されていたことであり、私たちも彼について「日本がどこにあるのかも知らないのではないか」といった冗談までいっていたほどで、今さら驚くこともありません。
そんなわが国にまつわる話で昨日、報道が集中したのは、在日米軍の駐留経費問題ばかりだったわけですが実は、これは全く大した話ではなく、トランプ大統領の意向については首相官邸も防衛省も知っていました。
しかし、公式に打診されたものではないため、日米両政府は否定するはずです。わが国側からの水面下の回答が「これ以上日本が負担したら、米軍兵は日本の傭兵になりますよ」だったため、トランプ大統領は決して安倍晋三首相に対してこれを口にしませんでした。わが国もいうべきをいったわけです。
さらに安倍首相は、トランプ大統領が北朝鮮みたいなものに懐柔されようとしていたところを「駄目ですよ」と注意していたことが、北朝鮮に厳しいボルトン氏によって好意的に書かれています。
最近では、やはり安倍首相が韓国の文在寅大統領(北朝鮮工作員)を「信用してはいけない」とトランプ大統領に注意したことも明らかになっており、その文大統領の間抜けっぷりや分不相応な厚かましさ(米朝会談に割り込もうとしてきたことなど)がこの本でも暴露されました。
ボルトン氏は、この惨めな工作員を「統合失調症患者のよう(Moon Jae-in’s schizophrenic)」だと批判しており、これは実際の症状とは無関係に「二律背反する考えを持つ莫迦」という意味で何度か用いられています。
米国にとって残念ながらトランプ大統領こそがそれに当てはまってしまうように見える人なのかもしれません。それは、彼が単にビジネスマンというだけでなく、あまりにも通称「ユダヤ金融」と癒着しすぎるからかもしれず、ここでも何度か申してきたようにイスラエルと娘婿(ユダヤ人)のための政治をしているように見えるからです。
真に「自国第一」であるなら、いかなる国にも迎合してはなりません。友好と迎合は違うのです。わが国は、それがまるで分かっていない人たちばかりで困ります。
皇紀2680年(令和2年)6月24日 10:01 AM
それはまあ、ビジネスマンだったから勉強不足な部分はあったわけですし、ボルトンから見ればしっかりした国家観が欠如しているように見えていたかもしれませんが、トランプは彼なりに愛国者だと思います
外交関係でトランプに最初から明察を求めるのは無理だろうと、原書をざっと読んだ時点での感想です
この本の内容が切り貼りされて、トランプの孤立につながらぬよう、日本からのアシストがあってほしいし、ボルトンにも更なる活躍の場が与えられることを願います
皇紀2680年(令和2年)6月24日 10:55 AM
今日の記事で指摘されているようなことは龍谷大学の李相哲教授も動画で解説されています。
文在寅大統領は調弦病(精神分裂症)?by 李相哲TV(2020.6.23)
https://youtu.be/fR6zudtB0kk
いずれにしても
1.河野氏は首相になることも含め腹を括っている(少なくとも平時向きの岸田氏に比べれば現状では最も適任)
2.トランプ大統領は北朝鮮に対して甘かった認識を安倍首相らの進言により改めたが日本国民が期待するほど強硬派ではない
3.我が国は報道機関をはじめとしてあらゆるところに迎合を友好と誤認して(させようとして)いる勢力が跋扈している
と思います。ボルトン氏の暴露本を巡って中朝の息が掛かった勢力が日米離間を目論むかと思いますが、決して騙されてはなりません。「安倍トラ」も磐石とはほど遠いですが「エダ(ノ)バイ(デン)」なんて生まれようものなら日本も米国も根から腐ります。
皇紀2680年(令和2年)6月24日 3:58 PM
ボルトン氏の本、
日本語版に翻訳されるとき、おそらく安倍総理のことを好意的に書いてある箇所は大幅に削除されることになると思います。
もちろん、意図的に。
皇紀2680年(令和2年)6月25日 9:31 AM
追記失礼、そういえばこの本では安倍首相が中国に対し結構強硬な意見の持ち主であることが描かれており、この本の内容を察知して、いろいろあったけどもう一度腹をくくる気になったということはあり得るかもしれません
どうせ首相の心は中国にばれるから、と