失業回避と再開に向けて…

皇紀2680年(令和2年)4月26日

 女優の岡江久美子さんといえば、僕にとっては東京放送(TBS)系連続ドラマ「天までとどけ!」の明るいお母さん役が印象的で、むろん同系朝の情報番組「はなまるマーケット」での気さくな笑顔は未だ忘れえません。亡くなられただなんて信じられませんが、衷心よりお悔やみを申し上げます。

【閑話休題】
 これは是非、下記配信記事の画像をご覧ください。

架空映画の看板? 大阪・新世界で、休業する映画館の遊び心

新世界にある映画館「新世界国際劇場」(大阪市浪速区)がSNSで大きな話題を集めている。その理由は、新型コロナウイルスの状況をモチーフにした架空映画の絵看板が掲出されたから…

(KEIHANSHIN Lmagazine)

 大阪市浪速区の通天閣にほど近い「新世界国際劇場」は、昭和五年竣工の「南陽演舞場」が前身で、増田清氏設計のアール・デコ調の堅牢な建物は、そのまま昭和二十五年から映画館として愛されてきました。

 この界隈「新世界」の映画館では、未だ手書きの映画看板が掲げられ、その味わい深さから新世界名物の一つといわれています。隣接する西成区にある「八條工房」こそがその聖地であり、八条祥治さんは数少ない映画絵師のお一人です。

 私は大阪芸術大学映像学科在籍時代、これと似たようなことをしていたのを思い出しました。課題として「架空の映画を発想し、その映画ポスターをデザインせよ」というもので、迫力あるワンシーンを描き出してレタリングまで仕上げたものです。

 それにしても、この看板に掲げられた架空の映画タイトルが面白いではありませんか。

 映画『フェイクニュース 暴力報道2020』は、ひょっとして架空の「アカヒ新聞社」極悪記者が主人公にやり込められ、クライマックスで築地のビルから転落死するというストーリーでしょうか。

 映画『決断 戒厳の長き夜』は、吉田喜重監督の『戒厳令』や岡本喜八監督の『日本のいちばん長い日』を彷彿とさせるタイトルですが、二枚のマスクに国旗があしらわれながらも、なぜか牛の絵が描かれているところに、謎のストーリー展開が待ち受けていそうです。

 そして映画『コロナマン』は、さしずめ米マーヴェル・コミック系の視覚効果を多用した痛快活劇大作といったところでしょうか。主演の最凶ダークヒーローは、もちろん中共人俳優が演じるに違いありません。

 絵師の失業回避や劇場再開に向けた取り組みとして、こういうお遊びは応援したいものです。

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『失業回避と再開に向けて…』に3件のコメント

  1. N.H:

    忙しい所申し訳ありません。
    コロナウィルスについて一つ疑問があるのですが、夏になると蚊を媒体としてさらに感染拡大などにならないでしょうか?
    ただの市井の人間が、僭上な発言ではありますが、どうか心にお止めおきください。

  2. きよしこ:

    いいですねえ。2枚目の写真にある「要請で あえなく休館 悲しいぜ!!再会するまで しばし待て!!」は、無念さを滲ませながらも「転んでもタダでは起きへんでぇ」という気合いみたいなものを感じさせます。架空の映画タイトルも、風刺とはかくあるべしというバランス感覚と、本当の権力は報道機関にあるという真理を巧みに突いていて「ある意味痛快」です。コロナ騒動以降、普段は「権力なんぞクソ喰らえ」みたいな芸能関係者がここぞとばかりに「何卒補償を!」と喧しいですが、悔しければ、この手書き看板のような「職人技」の一つでも見せてみろよというものです。

  3. 心配性@我は蛮夷なり:

    岡江さんのご冥福をお祈りします。
    岡江さんと「死」は全く結びつかず、今回ばかりは、今でも信じられない気分です。

    それにしても、ソウルや上海はすごい人出ですね。
    マスクもしない人々が群れをなして歩き、行列をつくり、夜の街に繰り出しています。

    「コロナ撲滅」あるいは「コロナに大勝利」をアピールしたいのかも知れませんが、ちょっと「やり過ぎ」な印象を受けます。
    そもそも、インフルエンザだって撲滅できたためしはないのですから。

    韓国ついに新型コロナ感染者1ケタで街に人の波 感染者の動向を追跡・公開
    https://www.fnn.jp/articles/-/34814

    武漢、陽性患者も全員退院? 「感染力ない」に不安の声
    https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20200426-00000058-asahi-int